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「DIALOGUE+学概論」愛知公演 備忘録

先日5/12より、5th anniversary tour「DIALOGUE+学概論」が始まった。
DIALOGUE+のツアーでは基本的にセットリストがどの公演でも原則として同じなので、内容に関する感想等は千秋楽の東京公演が行われる6/23までお預けとなる。
今回のライブは、個人的にはDIALOGUE+史上最高をまた更新したと思っていて、非常に素晴らしいライブで、執筆時点ではまだその余韻の中にあるのだが、1か月以上も経てば初見の記憶というのはどんどん薄れていってしまったり、上書きされていってしまうと思ったので、今のうちに備忘録的に残しておくこととした。

この先、ツアーのネタバレを含むので、まだツアーに参加していない人(ツアーに参加する予定が今のところない人も含めて)は見ないでください。
ツアーに参加された方はこのまま画面を下へスクロール、まだツアーのチケットを持っていない方はこちらに進んでください:

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450380

今回のツアーはなんかもう言葉に表せないくらい”すごい”ので、見た方が良いです。














ーーーーここからツアーのネタバレありーーーー


(1ブロック目)
かいかいせんげん!
はじめてのかくめい!2023
20xxMUEの光

「開会を宣言します!」で「お!まじか!」になる。
なるほど、"5周年ツアー"だな。という始まり方だと思った。(これは頑張れば予想できたな…)
はじかくの2023で追加された間奏パートは、今回は1人ずつ何か言うって感じじゃなくて、(記憶が正しければ)内山さんが1人で喋っていたので、そこのダンスがマイナーチェンジされていたような気がして、他の7人がしっかりと踊っている感じになったのが印象に残っている。
MUEは全然やってなかったのでやるとは思っていたが、こんな序盤に来るとは予想外で不意を突かれて、やはりテンションが上がる。いい感じに盛り上がってさあ楽しい楽しいDIALOGUE+のライブが始まったぞという気分になる。

そしてMCで「今回は5周年ツアーなので過去最大曲数やります!」と宣言。DIALOGUE+のMCでトップレベルに好きです。当然テンション爆上がり。
ちなみに、これまでのD+の最大曲数は(本編18+EN3 = 21)なので、まあ言うても本編19曲で+1更新とかかな。とかこの時は思ってたのだが、なんと実際は大幅に更新する本編21曲で、終演後に友人とセットリストを復元して数えた時に仰天した。


(2ブロック目)
シュガーロケット
チャンバワンバfancy!!
パンケーキいいな
人生イージー?2023
僕らが愚かだなんて誰が言った
誰かじゃないから

シュガロケやっぱいい曲だな〜
間奏の、飯塚さんが目立つようにめっちゃ腰を低くして踊る宮原さん本当に好き。
この曲はバンドがやっぱり映える曲で、この辺で(今日も音いいな〜)って思ったりしてた。このブロックは個人的に特に音に集中して楽しんでいたブロックだなと思っている。やっぱりバンドライブ最高!!

続いてチャンバワンバ。まあ新曲4曲やるなら、これは序盤でやらないとだもんね。(私はこの曲をやるというネタバレは食らっていたので、これは読めてた。ユートピアと誰かはまあやるだろうって感じだからいいんだけど、チャンバワンバについてはやるか分からないラインだったから言わないで欲しかったな。)
振りコピってより自由に踊ってた。赴くままに踊ってたらサビはめっちゃ腕を回してた。

そしてやかんの最後のセリフからパンケーキに繋がる。輝いていたね。2ブロック目前半の山場になってた。この曲はヤバい音に合わせて頭を振るのが本当に気持ちいい。
(ちなみに、これを以て復帰後全曲8人でやったことになるはずである)

カップリングが3曲続いたので、次はシングル2曲が続く。
結構意外な場所のイージーだが、輝いていた。
イージー2023には結構複雑な感情を抱いているオタクなのだが、2023になってから初めて、雑念なく聴けて、感動して泣きそうになったのが今回だった。「がんばって!がんばって!」で跳びながら感動に浸ってた。やっぱりイージーっていい曲だね…本当に
イージーのラストかきまわしの前のところで腕を上げると、あれ?ステージ上の8人は上げてない?一瞬「え?」となったと同時に僕愚が始まる。僕愚が出た頃、最初のフォーメーションがカッチリしてるから繋ぐのが難しい曲だろうと思ってたのだが、繋ぎ方いくらでも出てくるやん。すごい。
そしてバンドの僕愚が気持ち良すぎる。(powブロック…)

そして飯塚さんと緒方さんの見せ場!2人ともソロダンスカッコ良すぎる…
飯塚さんは力強く、そして緒方さんは芸術的で、ソロから全員のダンスに移っても緒方さんから目が離せなくなるくらい圧倒された。

その感動のまま、誰かじゃないからが始まり、イントロのシンセでもう泣いていた。
はんなり系の曲だと思っていたら、フォーメーションダンスがしっかりついていてびっくりした。とても見入っていた。
歌もダンスも仕上がっていて、初披露なのに前半最大の山場にできていたと思う。


(3ブロック目)
めっちゃオンリーユー
恋は世界定理と共に
やばきゅん♡シューベルト
ダイアローグ+インビテーション!
ユートピア学概論

3ブロックまでで14曲で、ここまで長い休憩なしにぶっ続けでやっていたのは本当にすごい。ユートピア終わりのMCで「ここまで14曲やってきました」という事を言っていて、「もうそんなやったの!?」とここでもまたびっくりしたことを覚えている。

このブロックの前半3曲はほとんどDIALOGUE+2の並びだ!と思って聴いていた。(恋せかとオンリーユーが入れ替わっている)
オンリーユーも恋せかも本当にいい曲で聴き入っていた。
恋せかDメロの2人1組のダンスが美しくて印象に残っている。宮原さんの「こんな私だけどあなたのそばにいさせて」も良すぎた。
恋せかはしばらくぶりで「待ってました!」という感じで、イントロ流れた瞬間にガッツポーズした。(みんな待ってたみたいで、会場もちょっと沸いてたよね。)
恋せかのあとの空気感から、これは「かすか」とかに繋がるのかな?と思っていたら、まさかの「接近してどうしようか」に意表をつかれる。
やばきゅんはここ3回盛り上げ曲として使われていたと思うのだが、ここでまた違う使われ方をして、この曲のポテンシャルの高さも感じた。

やばきゅんで一段階盛り上げ、そしてアウトロが加速していって、「何だ何だ!?」と思ったらインビテに繋がって、最高の繋ぎとインビテの力でさらにもう一段階盛り上げ、盛り上がりに盛り上がったところでユートピア学概論!楽しすぎる!!
これもまた初披露でここまで生き生きと機能していたのがすごいと思った。
「ララララララララ」って歌いながら難しい事何も考えないでバンザイするの楽しすぎ!!


(4ブロック目)
ロングMC
夕空航路
フレンドファンファーレ

DIALOGUE+のライブの本編に入るMCとしては過去最長クラスのMCであったが、これだけぶっ通しでこの曲数やってるんだからいいよね。の気分で見れた。うなさぴペア好きなので、そこのイチャイチャも見れたのうれしかった。
いつもならMCがちょっとでも長いと(MC長いな〜〜)と感じるのだが、今回はあまりそういう気分にはならなかった。
(*全くそういう気分にならなかったわけではないが、いつもは1, 2分くらいでそう感じるのが、今回はかなり喋った後に「まだ話したいことある人いる〜?」という発言があるまでは耐えてた。まあスリッパのエピソード面白かったから許してる。)

8人の仲良しエピソードでほのぼのしてから、大切な仲間との何気ない日常を描いた夕空航路。この流れもあって今回のロングMCは成立していたなと思う。
(ここまで言及してなかったが、今回もモニターがなくて、夕空の演出を照明でやっていたのだが、これ最近「黄昏インザスパイ」でも見たやつだ!とか思ってた。2-3000くらいのキャパでモニター入れなくなったの、音楽とフォーメーションダンスで勝負するんだ!っていうのを感じられて好きです。)

夕空後のフォーメーションを見てガッツポーズ。フレンドファンファーレほんといい曲だね。昨年10月、12月のこの曲に焦点を当てて主役にしていたライブとは違って、ただいい曲として機能していたのがまた良かった。


(5ブロック目)
バンドセッション
大冒険をよろしく
D+ has come
これは訓練ではない
イージー?ハード?しかして進めっ!

ぼくらは素敵だ

盛り上げて盛り上げてからの「イージー?ハード?しかして進めっ!」、そして最後は5周年ツアーらしく「ぼくらは素敵だ」。

今回のバンドセッション、DIALOGUE+ライブの中では過去最高レベルに楽しかった。ライブにおいては基本的には曲がメインだとは思っているので、いつもは曲中ほどははしゃがないのだが、今回はバンドセッション中に結構激しく踊ったりぴょんぴょんしたりしていた。体が自然とそう動いていた。

大冒険、Dhcは最高潮の盛り上がりを作れ、まだ未音源歌曲の「これは訓練ではない」も群馬の初披露の時より明確に強くなっていて、イジハに向けてフロアを盛り上げる曲として十分に機能していた。

「イージー?ハード?しかして進めっ!」はパシ横での初披露、ログ×ギグでの披露のときより明確に仕上がっていて、やはり感動した。好きポイントはたくさんあるのだが、2Bのまゆソロがあってそこから2Cに入っていくところがこの日は一番涙腺にきた。(この曲は泣き曲です。)

イジハが終わって長い拍手。そしてメンバーが給水に行くとバンドが何か演奏し始める。(なんかこれ聞いたことあるな…なんだっけ…あ!「ぼくらは素敵だ」だ!)
確信するとほとんど同時に横1列のフォーメーションが見え、この瞬間思わず崩れ落ちそうになる。実際、僕の斜め前にいた人は曲始まった瞬間に本当に膝から崩れ落ちていてすごく良かった。
頭サビを歌って、イントロが流れ始めると、今までついてなかったダンスがついていることに気付く。この瞬間から涙が溢れ出てきて曲中ずっと止まらなかった。このとき顔はもうぐちゃぐちゃになっていて、今まで何かを見てこんな泣いたことがないくらい泣き崩れていた。そうやってただ棒立ちでステージの8人を見ていた。
踊りがついたことによって、8人のメッセージを届けるんだという気持ちをより強く感じて、歌詞の1つ1つをより噛み締めていた。
「ずっとこの絆が 続いて欲しいというなら」「僕らは信じた、負けるもんか!」「一人でも欠けちゃったら嫌だから 心を繋げ」「きっとこの絆は宝物になるから」「僕らはちゃんと素敵だ!」
最近はさっぴの学業についての発表もあったし、2年前にはメンバーの休養もあったし、この8人で続けることに対して、(我々が知らないところも含めて)いくつも困難にぶつかってきたのだろう。色々なことを乗り越えて5年間がんばってきたんだな…5年間続けてくれて今もこの8人でいてくれてありがとう…そのおかげで今こんなに楽しいことを経験できているんだな…
改めてその気持ちを強く感じさせられた「ぼくらは素敵だ」だった。DIALOGUE+ありがとう。


(アンコール)
ロングMC
おもいでしりとり
ユートピア学概論

アンコール出てくるの早すぎてUNISON SQUARE GARDENかと思ったよね。すぐ電気ついて、なんかミスかと思ったくらい。
ステージ上に出てきてからロングMCをやって休憩。すぐ出てくるの面白いし、メンバーの話も聞けるし、今後毎回これがいいな。

おもいでしりとりはいつも通り。5周年ツアーだし、本編に入れられなくてもやった方がいいもんね。今回初めてD+来る人もいるだろうし、そういう人は聴きたいだろうしね。

そしてユートピア学概論のおかわり。本当に楽しい!
やっぱりこの曲って締めの適性が高いよなって思った。(3rdALでは終盤に置かれると予想しています。)

大団円でライブが終わって、今回もまた「DIALOGUE+最高!!!」であった。



最後に、今回のセットリストについて語りたい部分についてつらつらと。

まず今回のセットリストについて引っかかっている点について述べる(予め言っておくと、その点に不満があるということではないです)。今回のツアーは「イージー?ハード?しかして進めっ!が最も輝くセットリスト」であると聞いていたのだが、今回のメインディッシュであるこの曲が新曲からの繋ぎで来たことは、本編中も一瞬引っかかったし、終わった後もちょっとだけ引っかかっていた。
本編中においてイジハが輝いていたことは間違いないのだが、それは流れで輝いていたというよりも、たんに曲単体の強さで輝いていたという印象の方が強い。
もちろん、前の3曲でフロアが盛り上がっていたところに来たから、よりカタルシスがあるわけだが、それなら盛り上げ曲であれば何でも良いことになり、流れの必然性を感じなかったのだ。(もっと言えば、訓練がこのセットリストのここにあることの必然性が私には感じられなかったのだ。)
この感覚の説明は難しいが、例えば、私はイジハが輝くセットリストと聞いて、ツアー「kaleido proud fiesta」のkaleido proud fiestaのような使い方を期待したので、ちょっと梯子を外されたような気分になったと言えばよいだろうか。
ちょっと長々と書いたが、イジハが輝くセットリストと言っていたのは、ある放送の一幕で、公式にそういうツアーである!と明言されていたわけでもないし、別にこの最終ブロックの流れが悪かったとまでは思わないので、不満があるわけでもない。すごいセットリストだと思っている。

そもそも、今回のツアーのセットリストは「5周年ツアーである」ということと、「新曲4曲(イジハ、誰かじゃないから、ユートピア、チャンバワンバ)を輝かせる」という2点を両立させようと試みていると思っていて、それを実現させるために例えば曲を増やしたり、構成を今までのDIALOGUE+ライブとは大きく変えたりだとかをして、上記の2点を良いバランスで成立させていて、それは本当にすごいと思っている。

(ここまでの議論は、ライブ後深夜24時過ぎに私を含むセットリスト過激派勢数人で通話をして、5ブロックの流れについてを中心に議論していて、何となくこういう結論になるか…となったもので、私だけの考えでなく、他の人からもらった意見も踏まえて考えた内容となっています。)

この点に関連してもう1つ賞賛すべき点があり、曲数を増やすことによって必然的に長くなるのは中盤であるのだが、その中盤で、意外な位置でのイージー、僕愚(繋ぎもすごい!)。オンリーユーの入り。ずっと寝かせてた恋せか。やばきゅん、インビテへのびっくりするような繋ぎ。などなど様々なびっくりポイントを設けたことと、14曲目のユートピア学概論までほとんど流れを途切れさせずに駆け抜けたことによって、中盤が長いのにダレずに集中力の切れないライブ作りになっていたのがすごいと思った。

これらの理由により、今回のセットリストはどの曲もかなり、その位置にその曲があることの必然性を感じるものとなっている印象である。
但し、上で述べたように5ブロック目はまだ解釈できていないのと、あと3ブロック目のインビテも他に比べると必然性は小さいと感じている。役割は明確でやばきゅんで一段階盛り上がったところから、ユートピアの最大の盛り上がりに繋げるためのステップの中段に当たるわけだが、正直これだけの役割を持てる曲はDIALOGUE+はいくつかあると思うため、その曲たちの中でこれが選ばれた必然性があまり分かっていない。(他の必然性が濃いため、それゆえ浮いているように感じるのかもしれない。)

今回のツアー、名古屋と尼崎のキャパシティ的に、遠征が推奨されていて「みんなで一緒に回ろう!」という雰囲気を感じるため、そういう人たち向けにセトリのマイナーチェンジもありそうだなとこのセットリストを見るまでは思っていたのだが、ここまで必然性の強い並びになっていると、結構変えるのも難しいなと思っている。(強いていうなら、M3, M4, EN1あたりが変えられる…?)

まだツアー初日であるから、これから2公演観るうちに今回ちょっとだけ引っかかった点について解決するかもしれないしそれに期待したいと思う。

ただ、初日から本当にすごいものを見せられたので、これがあと2回もブラッシュアップされるの!?というワクワクの方が強く、それが本当に楽しみである。


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