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今、自分の感情に呑み込まれ、溺れかけているあなた(私)へ

突然ですが、今悩みや不安はありますか?
その悩みや不安は、未来から来ていますか?それとも過去?

私の場合、悩みや不安は未来、もしくは過去からくるものが大半です。
なんで過去こうしてこなかったんだろう、と悔やんだり(悩むとは違うか…)、将来のことを考えて案じたり。

私のここ直近の不安と悩みは、

いつまでこの生活をして良いんだろう?いつまでこの生活をするんだろう?
このまま身にならないような経験ばかり積み重ねて、何にもならないだろうな。将来、私はどうやって生きていけばいいんだろう?私はいったい、何をしたいんだろう?

という感じです。
そう、我が身の将来を案じているのです。

ここ4ヶ月ほどは、自分の直感で"面白そう"、"楽しそう"、"経験してみたい"と感じたことを、転々と移動しながら体験してきました。
そう、私がしているのは、物事の習得ではなく、あくまでも体験レベル。

それもあってか、最近はふと我にかえり、あれ、私は本当はどうしたいんだっけ、なんでこんなことをしているんだっけ、これらを経験した先に、私は何がしたいんだっけ…
という疑問が頭の中をぐーるぐる。

今の私には出せない答えを求めて、ふとした瞬間に不安な気持ちに襲われるのです。


でもこうして将来に不安を覚える瞬間ってどこで何しててもあった気がします。


そんな中で私は、つい1週間ほど前まで、将来のことなんて全く考える余裕がなくなるほど、自分の目の前の感情でいっぱいいっぱいになっていました。

今年の6月から7月までのひと月は、私にとって嵐のような日々で。
日々やっていたこととしては、家の壁に絵を描いたり、マグロの解体ショーに参加したり、棚田に手作業で田植えしたり、農作業したり、ウクレレ弾いたり…という感じ。
傍から見たらのんびり田舎暮らしを楽しんでいるだけのように見えたことでしょう。 

でも、私の心の中は嵐のように荒れ狂っていました。私一人では到底舵取りできないくらいには。

私一人では抱えきれない思いを、話を聞くことで受け取ってくれた友人、知人には感謝しかないです…。


私の想いが届かない、伝わらない。いや、相手に受け取ってもらえない。受け取りたいとすら思ってもらえない。

むこうはあんなにも飄々としているのに、私の心のど真ん中を占領して、いなくなってくれない。
その中で私は自分と他人を比較して、自分の魅力のなさに落ち込んだり、あの人にはかなわないと自己卑下してしまったり。

コミュニケーションがうまく取れない。
もう元の関係には戻れない。
そして、相手の心の中に私はもういない。
その事実が何よりも辛くて、苦しくて。

もう大丈夫だと思って会いに行った私がバカだった。全然大丈夫じゃなかった。
私は、自分の弱さにもっと自覚的にならないといけない。

夜は眠れないし、一対一になったとき、相手の前では食事ものどを通らなかった。
(普段食べることが大好きな私。メンタルが落ち込んでご飯が食べられないなんてことが起きたのは、DV元カレといろいろあったとき以来だから、相当なものです)

そのときは本当に苦しくて、こんなに苦しい思いをするくらいなら、もういっそ死んでしまいたい、と思ったくらいでした。
目の前に荒れた海があって、その中に身を沈めてしまおうか、という衝動に襲われました。

本当に、自分でもびっくりするくらい、ひとりの人に対して執着して、自分の思い通りにならないことに苦しんでいたんです。


ですが今、また将来への不安が頭をもたげてきたことで、感情で支配されていた状態から、冷静さを取り戻した自分になったんだな、と気がついたんです。

もうあのときのように、今目の前の感情や置かれている状況にいっぱいいっぱいということはなくなって、将来について考える隙間ができたということでしょう。

あのときは本当に辛くて苦しくて、他になにも考えられなかった。
こんな気持ちになるのは、二度とごめんだ、と思った。

でも、冷静さを少し取り戻した今、あのときのことを振り返ると、
"今、そのとき"
の感情に呑み込まれたり、いっぱいいっぱいになることって、人生でたぶんそんなにない。
だから、むしろ貴重な時間だったのかもしれない。有り難い時間だったのかもしれない。 
そんなふうに思えた自分が今、いるのです。

つい1週間くらい前まではまだ頭の中を支配されていたのに、こんなふうに振り返ることができるまでになっているのが驚きです。
(まだ考えたり、落ち込んだり、感情的になったりするときもありますが。)

あの苦しみは永遠のように思えたけど、全然そんなことはなかった。
頭の中をそのときの感情だけで支配されるのも、人生ではほんのいっとき。その時だけの貴重な経験であり、感覚なんだと思います。

私たちはついつい将来や過去について考えてしまいがち。それって本当に必要なこと?
もしかしたらそういったノイズなしに、今の感情に身を委ねられている今は、とっても貴重な期間なのかもしれません。

今溺れかけている人はそんなふうに思えないと思うけれど(過去の私がそうだったように)、いつかそのときを振り返って、ああ、感情に溺れることも悪くなかったな、と思えるときが来ますように。

今の感情に苦しみ、呑み込まれ、溺れかけている、すべての人たちへ。


2023.07.26
はる

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