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格オタPの僕がバトンタッチを聴いて頑張れ!に向き合えた話

頑張れ
読み方:がんばれ 
困難にもくじけず、物事を成し遂げるように、相手を激励するための、呼びかけ。「頑張る」の命令形で、支援・応援の掛け声として最も一般的な表現。

実用日本語表現辞典より

頑張れという言葉がネガティブに思えるようになったのはいつからだっただろうか

「頑張っている人に頑張れと言ってはいけない」「お前に言われんでもわかっとるわ」

そんなネットの毒に侵されたか頑張れと言えなくなった自分がいた。

自分語りだけど僕はプロデューサー歴より格オタ歴のほうが長い。

格闘技という競技は過酷であり残酷な競技だ。顔面を殴り合うことにより脳を揺らしダメージを与え合う。昨日試合をした選手が次の日には引退に追い込まれてもおかしくない世界。そして最悪の場合は生命を落とす世界だ。それは試合だけではない、練習中の怪我で引退勧告され引退する選手もいる。引退理由は怪我だけではない、家族の不安、経済的な不安などで区切りをつける選手もいる。

終わりは突然訪れる。僕が応援していた選手も約2年前に応援していた選手が練習中の怪我で引退した。ラストマッチはチケットを取りながらもコロナで観戦自粛した大会だった。また観戦できると簡単に思っていた。なぜ行かなかったのかと今も後悔している。

長らく格闘技を観ていると、綺麗事だけでは済まない現実を実感する。推しの選手が活躍する姿は当然観たい、でもそれを要望はできないと悟るようになってきた。そして色々なものを犠牲に頑張っている選手に対して「応援する」とは言えても「頑張れ」とは益々言えなくなっていた。応援は自分が勝手にやっていること、頑張れだと押し付けているような気がする。そんな考えをしてしまうようになっていた。

2023年10月 ミリアニ第三幕の先行上映、最終話の12話でその曲は流れてきた

「頑張れ!」ってきっと愛してるって言葉

そのフレーズを聴いた瞬間から涙が止まらなかった。「頑張れ」は悪い言葉ではないんだとココロが軽くなった

頑張れ!とは頑張ることを押し付ける言葉じゃなくて、想いをつなぎ人から人へ伝えていく言葉、それは愛しているから、想っているから出てくる言葉

正直、まだ「頑張れ!」とは素直に言えない自分がいる。でも「頑張れ!」と伝えれるようになりたいと思った


愛してるは照れくさい


でも頑張れ!なら言えると思うから

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