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漆喰のメリットを考える

今まで建ててきた家の内装は
クロス貼り
珪藻土
の二種類だったのだけれど、今回の家は漆喰にしようと考えています。
今回はその理由とまとめです。

クロスのデメリットとは?
 クロス貼りは安くて柄が多く施工が早いけれど、
 ①接着剤で貼り付けるため経年劣化で剥がれることがある
 ②一部が傷つくと全体を張り替えなければならない
 ③ビニール製の物が多く、下の材が呼吸できないので高気密住宅の場合内壁に湿気が溜まって断熱材がカビる可能性がある。 
 ④ビニール製の壁紙は火事になった際有毒ガスが出る危険性がある。
 ④ビニール製壁紙だと静電気が発生し埃がくっついて自然に外に排出されにくい
  →調湿効果のある、ビニール素材でない壁紙はあり。

珪藻土のデメリットとは?
 珪藻土は自然素材でもあり、二度使ってみて良い雰囲気だと思った。実際に消臭効果や除湿効果もあるらしいけれど今回はやめることにした。その理由は、
 ①珪藻土は表面が荒くざらざらしていて、体が当たると擦り傷になった
 ②珪藻土を自分たちで壁塗りしたけれど、その時に壁に塗るために珪藻土に粘り気のある溶剤を混ぜこむ作業があった。後で調べたらそれは壁に珪藻土をくっつけるための接着剤とわかった。揮発する接着剤はシックハウスの原因になる可能性もあるのでなるべく避けたい。
 ③珪藻土の粉塵が体に良くない可能性。これは、今現在、安全という結論が出ているけれど、可能性がある以上気持ちとして避けたい。

漆喰の魅力とは
 ①強さ 漆喰は年を経るごとに硬くなる性質があるので耐久性が強い
 ②埃がつかない・調湿効果・耐火性が強い これは珪藻土と一緒。 
 ③抗菌効果 石灰石から出来ており強アルカリ性のため抗菌、高ウイルス。
 ④遮音性 密度が高く多孔質のため遮音、吸音性に優れている。

漆喰のデメリットは、よく聞くのは手間、技術がいる、施工期間が長い、金額が高い。
これに足して個人的に気になっているのは、擦れると服に粉がつくこと。チョーキングといって、水拭きすれば落ち着くらしい。季節や温度や施工がうまくいけば起きないこともあるらしいんだけど、今回はDIY予定なのでうまくいかない可能性もありそう……
あとは、塗り壁なので固定資産税が上がる。
角が欠けやすい、ヒビ、汚れが入りやすいなどもありますが補修できるのでそれは問題ない……かな?

今回の家に使う漆喰はビアロという名前の商品。
海底に沈積した珊瑚と漆喰を混ぜたもので、普通の漆喰より施工がしやすくローラーで塗れます。パルプで出来た下地シートをのりで貼り、その上から塗るのでムラやヒビが起きにくいらしい。
ただ、経年劣化でシートがはげることもある
せっかくの漆喰なので、下地シートの接着剤や漆喰の中に混ぜ物はあるのかなど、
もう少し調べてみようと思います。

また、漆喰の層は薄い表面。その調湿性能を生かすにはもちろん壁の中の素材も透湿&調湿できるものでないと意味がない。
ということで、「呼吸する壁」についても、もう少し調べてみるつもりです。


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