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モットー

私には大切にしている言葉があります。

夢に賢さを。嘘に理解者を。

これはわたしがとてもとても、大切にしている曲の一節。

夢に賢さを。

これは私が実体験として感じたことは無いため、作詞者の表現を借ります。

「大人や社会は、子供や若者に夢を持つ事の大切さや、必要性をよく語ります。でも誰も、夢の叶え方を教えてくれない。夢は叶わないものだという神話すらある。でも、もし、夢に賢さを与えられていたら、夢を持つ事の尊さに気付けるかもしれない。夢を叶える方法、道筋を教えられていたら、夢は叶うものになるかもしれない。」

要は、アイドルにはなりたいけど、ダンサーは目指さない。小説家にはなりたいけど、校閲にはなりたくない。みたいな感じ。。。伝わるかな。。

次に、”嘘に理解者を”

私はこの言葉に本当に救われたし、この先の私の人生においても間違いなく明るく導いてくれるもの。
簡単にいうと、嘘を”ダメなもの”として決めるのではなく、その人が嘘をつく理由に耳を傾けよう。ということです。
自分ではそうしないかもしれないけど、理解してあげようっていう話。

私は幼い時、本当に嘘つきでした。

何時間勉強した。テレビは見ていない。携帯は使っていない。寝ないで勉強した。テストで何点だった。先生に褒められた。朝は誰よりも早く起きた。洗濯物は全部やった。好き嫌いせずに全部食べた。まっすぐ家に帰ってきた。友達と遊んでいない。

これは全て、父に怒られないための嘘。彼の逆鱗に触れないため。そしていつか認めてもらうため。父に愛されたいから、全力で彼の理想になるために、当時の私ができた精一杯の努力。それが、嘘をつく事。

しかしそれと同時に嘘をついてる自分が酷く醜く、罪悪感に苛まれていました。そんな思いをして育った、いわゆるアダルトチルドレンの人は意外と多くいるんじゃないかな。

大人になって、嘘をつかずとも生きていけるようになった今でも、酷い自分という過去を拭えずに苦しくなります。

そんな時、嘘に理解者を。
ああ、私の嘘も悪ではないんだ。

過去を少し思い出すと、やはり酷く気持ち悪くなるので、この辺で考えるのはやめときましょう。

ただ、今後も嘘をつく人、嘘をつかなければならなかった人に、優しく生きていきたいです。

自分の周りの誰かを、自分とは違う誰かを、いけ好かない自分や、嫌いな自分も丸ごと愛せるように。



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