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中国で「となりのトトロ」を観てきました

こんにちは、上海に住む20代OLです。

先日、「龙猫(邦題:となりのトトロ)」が初上映されました。
中国での映画タイトルは龙猫、日本の漢字で竜猫です。

中国では海外映画の放映数に制限があるようで、
今回ジブリ作品としては中国史上初の映画上映になるそうです。
とはいっても、ネットやDVDで観たことがある中国人はたくさんいますが。

今日あまりにも暇だったので、映画でも行くかという軽いノリでトトロのチケットを予約したわけですが、なんとトトロで号泣してしまいました。

中国語字幕で、音声は20年前に観たトトロと同じものでした。

サツキとメイってこんなにずっと笑ってたっけ、お父さんってこんなにイケメンだったっけ、トトロってこんなにおっさんみたいな鳴き声だっけ。

幹太のばあちゃんちのきゅうりやトマトを川の水で冷やしてそのまま食べるシーンや、手押しポンプの水道で洗濯物をするシーンなど、少し昔の日本のみずみずしさに心打たれ涙。

そしていつもしっかり者のサツキがお母さんを想って号泣する健気さに涙。

いい大人がひとりで泣いていましたが、周りからも少しすすり泣く声が聞こえました。やはりサツキの涙のシーンですね。

そもそも中国の映画館は、日本と比べるとにぎやかなのですが、
周りの中国人たちはよく笑っていました。特にメイやトトロの驚いた顔や泣きべそをかく顔など、表情の豊かさに反応していた印象です。トトロが初めて出てきたシーンでは「可愛〜(カワイー)」と声が上がっていました。

上海には映画館がたくさんあるのですが、私が予約時に何店舗が見た限りでは、8割はすでに席が埋まっていましたし、実際に見に行った映画館は満員でした。子供は少なく、カップルが多かったです。

トトロは家族や近隣の人とのつながりが大きなテーマになので、中国の人にも共感を得やすかったのかなと思います。

となりのトトロ、改めてストーリーと映像の完成度に驚きました。
トトロくらい観たことあるわい、という方でも、大人になってから観てみると違う発見があると思います。

都会に揉まれて気持ちが疲れている方へ、おすすめです!



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