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【ネタバレのみ】シンエヴァンゲリオンを見てきた。【アバン1~Aパート編】

ネタバレしかありませんので、少しスペースを空けて文章を書きます。ネタバレが嫌な方はブラウザバックしてください。










シンエヴァンゲリオン見てきました

世間の話題をそれなりにかっさらったシンエヴァンゲリオン。自分自身エヴァンゲリオンを見始めたのは昨年の4月。旧劇場版、アスカの凄惨なシーンを見てなにこのアニメという感じで興味を持ちました。シンエヴァンゲリオン、ようは最終作が公開されるとということで全部見ようかなと思い、新劇場版→TV版→旧劇場版の順番で見てみまして、見事にドはまり。今では人生で1番好きなアニメですね。
最初は考察の観点からハマったんですが、少しずつこの作品のテーマというかその深い部分にも興味を持ち始めて、エヴァンゲリオンの面白さを知っていった感じです。

ということでここからはアバン1~2、A~Dパートの順を追って感想や思ったことを述べていこうかなと思います。こっからは本当にネタバレしかないよ。

アバン1「パリ旧市街でのコア化解除とvsZEELENERV」

ここはヤシマ作戦のオマージュですかね。そしてバチカン条約を完全に無視したエヴァンゲリオン44A、44B、4444C。相変わらず無理やり作った量産品は弱い。笑
そんでマリの活躍ぶりが目立つので、今作の中心なんだなと思わされるパートでもありますね。あとはマヤがまた若い男への嫌悪感を見せているのはあいかわらずだなと。Qでも言ってましたし、たぶん空白の14年間で何かがあったんだろうということは分かるけど。あとは使徒封印呪詛柱がそうやって使えるんだっていうのもね。それとユーロNERVにあったパーツがJA-02と書いてあって、最初に気づいたときはその伏線というか、TV版7話のことまでちょっと触れるあたり、マジで終わらせようとしているというのを改めて実感した部分でした。
このパートはあんまり深くは突っ込むことはないけど、相変わらずエヴァンゲリオンらしく入りは戦闘なんだなという感じはしたな笑

アバン2「シンジ、アスカ、綾波レイ(仮称)がケンスケに会うまで」

赤くコア化した大地を歩き続ける3人。Qの最後から繋がるシーンですが、変わり果てた世界をシンジに見せつけるようで、ある意味辛いシーンではありますかね。あとはこの後出てくるけど、わざわざ連れて行ってくれている優しさは刺さっていそう。まあアスカからすれば死なれるのが許せないから連れていくんだけど。
ここはそんなにいうことはないけどケンスケの声が聞こえたときは正直ビビりましたね。他の人も生きているのかなと期待を抱いた瞬間でしたな。

Aパート「第3村での生活と各々の変化」

Let's ジブリということで、ここは過去のエヴァンゲリオンにはなかった超のんびりほっこりパート。ケンスケ、トウジ、委員長らの生存確認と現在は何をやっているのかに触れられてました。なんでしょうね、トウジのYシャツ登場で誰もが死んだと考えていたであろう同級生、いやあの第3東京市の住民、いやWILLEとZEELENERVの人間以外死んだのではないかという中でまさかの生存者の出現。まあそうでもしないと2時間30分以上も上映できないやろ感はあるんですけどね笑
ここで考えられるのは、ニアサードインパクトはめちゃくちゃな災害が起こった感じではありましたが、コア化したわけでもなく、爆心地から離れれば無事な場所もあったということでしょうね。コア化してないのはエヴァンゲリオンQの予告にあった「廃棄される要塞都市」という言葉とともに出ている風景がおそらくコア化されていないのでというくらいの根拠しかありませんが笑
最低でも一部区域がコア化していなかったということではあると思いますが。あとゲンドウのセリフにもあったように「サードインパクトによる大地の浄化」ということを踏まえると、サードインパクトまでは完全に大地がコア化されていたわけではないぞということの証明でもあると。
このパートでは基本的に「生命」と「当たり前」にフォーカスしていたのかな。まあ「当たり前」の中に「生命」は内包されているかもしれませんが。言葉や所作の意味をレイが問うていく流れ。そして自然との触れ合いに、人々との交流。ある意味なにも外界を知らない赤子が成長する感じでしょうかね。おそらくつばめちゃんが懐いたのもそういうことでしょう。何も知らないという意味では姿は違えど赤子のようなものですし。「さようなら」の意味を訊ねる際、委員長が「また会うためのおまじないよ」と言ったのは印象的だったかも。それは今回のエヴァンゲリオンが「さよならすべてのエヴァンゲリオン」だったから。そう考えると、この新劇場版がガンダムのように派生していってほしい意味合いから作られたわけですし、さようならの意味もしっくりくるなという感じがしました。
綾波レイ推しの僕からしてみればここまでフォーカスされるとめちゃくちゃ嬉しかったですね。まあQのセリフからも2人目、オリジナルとの差の葛藤を感じていたので、そこをどう埋めるのかという話は出てくるだろうと思っていましたが。
しかしシンジはフォースインパクトの責任から逃げたくなり黙ったまま。ここまでは相変わらずの展開ですが、黒波からシンジがみんなから好かれているから優しくしているという事実を伝えられ立ち直り始めるわけですが、これは反抗期あるあるでもあるのかも?構うな放っとけみたいなね。成長してから気づくものではありますが、まあそれを黒波に教えてもらったと。まあその間にはアスカにめためたにされたりもするわけですが。
他でいうとアスカとケンスケはかなり親密な関係になっていて、第三村は相補性L結界浄化無効装置の存在で守られていること、ニアサードインパクトで生まれたインフィニティが動いていること、KREDITというWILLEが立ち上げたインフラや生活面特化の団体があることなどなどここは新たに出てくる要素が多かったなと。
先ほど書いた「相補性L結界浄化無効装置」は呪詛文様の技術を用いてるわけですけど、この後出てくるアスカが使徒封印呪詛柱を目から抜くシーンを見るにエヴァンゲリオン破の時点でその技術があることを考えると、第三村が相補性L結界浄化無効装置で守られ始めたのはニアサードインパクトからサードインパクトの間だろうなと。まあとりあえずこの話はそんなところで。
そしてシンジは精神的に持ち直し、ケンスケとWILLEの研究施設に向かうとそこには「R.KAJI」のネームプレートが。そうあのスパイの加持リョウジと同姓同名の少年。なんと加持とミサトの息子。14歳ということでこれもまたニアサードインパクトとサードインパクトの間に生まれていると。空白の14年間にしてくれちゃった罪がでかすぎるだろこれ()
その帰りの車の中で、ミサトさんの心情が明かされます。Qでシンジに強く接したり、何もするなといった理由が明らかに。情のままに動きすべての責任をシンジに押し付けた形になったことを後悔していたと。まあそれでも説明しなかったのは良くないけどね()
あとついでにサードインパクトを止めるために加持が犠牲になったことも明かされ、少しだけですがサードインパクトの描写もありました。起き上がったりリリスとリリスの頭を持っていたMark.6と。多分そんな感じだった。
第3村に戻りまして、綾波レイ(仮称)の身体の限界が見え始めます。彼女はそもそもNERVでしか生きられない生命体なので、仕方ない。アスカもちゃんと動いているか確認していましたしね。綾波レイ推しの僕は黒波がしっかり生活し始めたあたりから「これは死ぬ」と察していたので、ついに限界が来たかと感じましたが。
あとこの辺でケンスケの父親のお墓に。父はニアサードインパクトでなくなっているらしく、ケンスケは父親と話さなかったり関わりを減らしたことを後悔していて、シンジにゲンドウとは話しておいたほうが良いと薦めるわけですね。ケンスケはこの第3村パートで大人というか、なんでしょうね、正しい気の使い方ができるというか。人間としてはできてるなと思いましたね。
その後、名前を決めてもらう約束をしていたシンジのもとへ。結局シンジは黒波は綾波レイではないと思いながらも、やはり綾波レイ以外とは捉えられず同じ名前を付けましたね。2人目を失っているシンジにとってはある意味代わりというか相変わらず必要な存在、黒波にとっては2人目、オリジナルとの差の葛藤を見事に克服した瞬間のシーンでした。めっちゃ嬉しいシーンだったなあ。ここで黒波は限界を迎えてLCLに還元されてしまいます。黒いプラグスーツが白くなり死んだのは死に装束という意味合いだろうと思いますが。アスカがBパートで少し言及してますけど、まあ本当かはわからん。これで綾波レイという存在はまたもやいなくなりましたが、結局はあの2人目の綾波レイだけが綾波レイなんだという演出でもあるようには感じましたが。またシンジはこれを機に今までの自身の行動の責任を取るために行動することを決心します。この大事な人を失うことの反動で何をするかっていうのは最後に父親・碇ゲンドウとの対比みたいな感じにはなりましたね。そしてシンジが再びAAAヴンダーに搭乗したところでAパートは終了します。

ということで前編のブログはここまで。まあ見たものを完璧には覚えていないので、間違っているところがあるかもしれませんが、まあいいでしょう。また加筆するかもですが、とりあえずはここまでで投稿しとく。ではまた後編で。ここまで読んだ人がいるかもわかりやしませんが笑


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