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歩くことがスキ
どんなデートがしたい?と聞かれたら、真っ先に、とにかく歩くデート、町中を歩き回るデートがしたい!と答える。
コーヒーを片手にぐるぐるまちの中を歩き続けるのが好き。
次の分かれ道を右に曲がる?それとも、左に曲がる?曲がった先に何があるだろう。行き止まりかもしれない。激坂かもしれない。でも、もしかしたら、素敵なカフェがあるかもしれない。カフェの看板メニューはなんだろう。ステンレスのアイスカップに乗った昔ながらの硬めプリンかもしれない。上にはホイップクリームとさくらんぼ、優しい甘さのプリン。
この坂を登ったら何が見えるだろう。海が見えるかな。福岡タワーが見えるかも。それとも、不思議なお屋敷に出会うかもしれない。そこにはきっと出会ったことのない古本があって、鉱物の標本なんかも飾ってある。図鑑でしか見たことない恐竜の骨も飾ってあるかも。
大通りから脇道にそれて、路地裏を歩いてみる。この花壇に生えてるお花の名前はなんだろう。路地裏の居酒屋、ここは常連さんが集う憩いの場なのか。外からでもぼんやりとお店の様子が見える。談笑するおっちゃんたち、昼飲み最高じゃないですか。
猫が歩いている。私もそれに着いて行ってみる。着いた先は、フランスのアンティーク雑貨が取り揃えられてるかも。入った瞬間明るい店主の女性が向かい入れてくれる。なぜかいるだけで心が安らぐ不思議な空間。お店を出る時は「またきてくださいね」と声をかけてくれる。
1日中歩き回った日には、帰りの電車に揺られながら、今日歩いたまちをゆっくり思いだしてみる。そしたら不思議なことに、まちが私の中に入ってくる感覚がする。人々が生み出す喧騒も賑わいも、くねくねした道も、道に面した可愛らしいお店も、優しい店主も。まちを通る道のように、流れるようにして記憶に定着する気がする。
まちをわたしたちの目線で歩いて巡ること。自分の好奇心に従って歩みを進めること。その醍醐味が伝わればと思って書いてみました。ちょっぴり恥ずかしいけど、こうやって書く機会を与えてくれたれいじに感謝を込めて。
エッセイの中に出てきた場所は実際にある場所です。
プリンが美味しいとこ
くらすこと 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾1丁目11−21
鉱物の標本のとこ
LUUMO BOOKS 〒810-0031 福岡県福岡市中央区谷2丁目2−13 馬屋谷テラス 101
おっちゃんが昼飲みしてたとこ
昼飲酒場 岩瀬串店SUWARI 〒810-0044 福岡県福岡市中央区六本松2丁目5−9
フランスのアンティーク雑貨のとこ
MeliaNOCE 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾2丁目17−15
ことかすぎる なぎさ
めちゃ良すぎるだろ 街歩きを誰かと無計画にぶらぶらするのも絶対楽しいね れいじ
猫に着いていくこっちゃんが好き 今度、いっしょにあるいて ももこ
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