やらないより、やった方がいい。

 「やらないより、やった方がいい」って言葉は一見すると、この仕事は結構大事なことだし、少しは皆のためになるものだから、これはやった方がいいよって話になる訳で正論の様な納得させる雰囲気のある言葉だが、実は思考停止ワードである。

実はこのやり方でなくても、他の方法も検討の余地があるが、それを考えるのをやめてしまった事に他ならない。もちろん収拾がつかなくなり、思考停止ワードを言わなければ、収まらないという場合もあるが、win-winになることがない考え方なのである。

さらに考察すると、「やらないより、やった方がいい」という魔法の言葉は、俗にいうサービス残業の権化であると考える。それ言われて、業務を行った部下は上司に言われたからという思考停止の連鎖が生まれる。そして本来やらなければ、いけない利益を生む仕事を、やならくてもいい仕事に侵食され、失敗する。そして次はお決まりの何でできなかったのか、という討論に入り、負の連鎖に繋がる。

「やらないより、やった方がいい」

これは、生産性を良くするチャンスを破壊する魔法の言葉。

もし言われてしまった場合は一度一歩引いて、じっくり考えてほしい。

思考やめなければ、お互いの違う目線での考え方や意見が生まれて、生産性を上げることもできれば、余計な仕事が生まれてしまうリスクもある。だが戦うということはそういう事なのである。協調性を重んじる日本では、なかなか自分の意見を言えずにすぐにwin-looseの関係になってしまうので、難しいが管理人も気を付けていきたい。

入社したての、2~5年目の若い社員にはすっぱくいいうが、目上の人の意見や凄くいい関係の友人でも間違っている意見があることを心の隅に置いてほしい。そして疑って自分で思考しよう。今の時代はネットや本に沢山の優秀な人がいてそれを視聴するか読書するかして視野を広げてほしい。

若い社会人よ、一緒に頑張っていこう。

この記事は7つの習慣、エッセンシャル思考、チーズはどこへ消えた?のエッセンスが含まれてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?