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ネット決済先進国の中国の事情…。日本でキャッシュレスが普及しないのは必然か?

キャッシュレス決済、今でこそペイペイとかメルペイとかLINE Payとか色々ありますよね。どれ使うとかどれも使わないとか個人の自由なので良いのですが、お隣中国はこのキャッシュレス決済事情はどうなのか?ちょっと気になるニュースがあったのでシェアの意味も込めて、個人的なニュースピックをお伝えします。

実は7年ほど前に中国に駐在していたことがあります。中国の広州、順徳区というところである日本企業の製造ライン敷設工事に出向していました。この順徳区は驚くほど日本人が多く、広州空港から2時間ほど車で揺られたところにある小さな町なのですが、車メーカーが世界中から工場をここに建ててるほど工業が発達しつつある町でした。

日本人駐在員も数多く、日本語で生活ができる便利さも人気の一つだったのだと思います。今はどうなってしまったのかは知りませんが。当時、今ほどキャッシュレス決済の技術も普及もされていませんでした。すべて現金で決済して、人民元のやり取り。町中だとたいして困らないのですが、銀行口座を作れないため、出張ベースの日本人は大量の現金(100元札が最上位)を持ち歩く上、そのお札すら偽物の疑いがあるというなんとも不思議な国だった覚えがあります。

紹介したニュース記事の中に”1元玉、五角”といった表記があると思います。中国ではこの硬貨が本当に厄介。とくに5角なんて使いみちも無ければ、受け取っても貰えないばかりか、コンビニではその額を値引きされる始末。でも電車に乗ったりする時はきっちりとお釣りとして貰えたり、きっちりとしたお店では貰えちゃったりするもんだから、使いみちなくて貯めてたっけ。あ、自販機でジュース購入すると5角玉が高確率で入手できた。

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と、まぁ、探してみたらやっぱりあった(笑)
この他にインド・ルピーやらもある。(インドルピーって国外持ち出し禁止だったらしい)270ルピー、日本円で409円らしい。たしか空港で使い切らなきゃって探したけど、500ルピーからのアイテムが多くて使いきれなかったんだっけ。

キャッシュレス決済の前の中国を知ってるだけにこのニュースの話、すごくよく分かる。貯まるのよ、小銭。中国に居た頃はこの5角とか1元とかで屋台のメシ食べてたっけ。今にして思うと物凄く危ないんだけどね。デラ安なんだよ!中国の屋台飯。しかも日本人とわかるとおまけしてくれたり、仲良くなったりすると火鍋ごちそうになったり、報道で言われるほど中国人は冷たくないし、結構人情あふれる人もいるのさね。

あ、日本でキャッスレス決済が普及するのか?って話でしたね。これはLINEとYahooが経営統合したあとの話でしょうね。メルペイが何処と手を組むのか?これが普及のきっかけになるんじゃないかと踏んでいます。老若男女に普及して、中国並みにキャッシュレス決済が普及することはまず無いと思う。だって現金が好きな民族だし、日本人って。

キャッシュレス決済よりも銀行口座と直結してるデビットカードの方が普及するだろうね。クレカみたいに使いすぎることも無ければ、現金を持たなくても決済できる点は便利この上ない。意外なことにVisaが使えるデビットカードを選べばクレジット決済を取り扱うお店ならどこでも決済できますから。ICチップ付きのカードなら新幹線のチケットも買えちゃうんだから、便利ですよほんとに。

と、いうわけでどんどん脱線してますが、小銭で車が買えちゃったりは中国の今の事情からなんだと思います。日本じゃ、拒否されますからね…。


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