短歌を振り返る 2019年7月
7月に作った短歌の中から、いくつか紹介します。
7/19
元気ならいいそれだけをいいに来た六時に食べるアボガドサラダ
友人が作ったサラダのアボガドが、人生で初めて食べたアボガドでした。サラダは普通に美味しかったです。
7/21
昼の2時ポカリスエットダンボール何もしないをしようとする日
引っ越しのときに訪れた部屋には持ってきたポカリとダンボールしかありませんでした。うちわの重要性にも気づいた日。
靴下の穴空いたままだとペタンペタ 東大の研究チーム
履く靴下ぜんぶに穴が空いていて、音を出して歩いたので、自分はそういう生物なのではと思い、作りました。
7/25
「友達がいないんです」と8000の画面に喋るネット放送
その発言のあとに「最近飲んだ人は○○さんと~さんと…」と続いて、いいなあと思ったり。
誰一人立ち入り禁止の湖に浮かぶボールのような寂しさ
ずいぶんすっきりした短歌になってしまった。どこかで見たような風景。
7/29
今度からいいねしないで「いい」とだけ一言電話いれてください
「いいねしました」という通知をみて「いいね」を「する」ってどこかよそよそしさがあり、素直にいいっていってくれてもいいよ、という気持ちに。
これまでの短歌はすべてここに。
短歌、エッセイをまとめています。よろしくおねがいします。