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手間を愉しむソックブランク②~期せずして、あら嬉しや夜のカフェ~

ソックヤーン(手編みのくつ下を編むための毛糸)を染める練習をしています。

先般、もともと金茶色の お残り毛糸(というか姉の使い残しの数玉、お下がり)を染めました。その様子は、また後で整理しますー。


今日は嬉しいことがあったので書き残しておく!
下地を編んで、それを染めたものが無事に乾きました。染まった下地(ゆるく編んだメリヤス編み)を解(ほど)きながら靴下を編む…のが一般的なソックブランクの手順だとか。

うーん私はソックニッティング初心者です。やっと、マジックループという編み方に慣れてきたところ。「ながら」の多い作業(染めた素地をほどきなぎら・編みながら・また解く)は、ソックニッティング初心者のわたしには重荷だと思われます……

そこでだ。 

染色した、輪編みした素地を解いて手巻きしよう。

素地の引き揃えた二本をほどくとが拠(よ)れる・それを逆回転にしてヨリを戻しながら・また玉にする…
素地をほどく・2本がよじれて縄のようになる・またまた、玉に巻き直しする……
とてもとても地味な作業ですが、ちいさな淑女(毛糸)がたくさん、わたしの周りにワイワイ言いながら「おばさま、きれいでしょう、クルクル-…こっちにもクルクルー…」といった様相になり賑やかな作業でした。

は た し て

左右同時編みの準備、少しずつととのってきましたよー、ふた玉を並べると…何かに似ている。
あら嬉しやプラスチックの段数マーカーを入れている小さな缶、「ゴッホのCafe de nuit.(よるのかふぇ)」、その大好きな缶と、染めた糸の色合いがそっくりだ。
うわひゃあ!

明るいオレンジが欲しくて混合した食紅の赤と黄、
みやこ染めの濃い紫、
もともと金茶色の毛糸にたらした、食用色素・黄。
これらを自由にぼたぼたとたらしたり、ボーダーになるかしらとわくわくしながら引いて色付けした糸が、こちら。

マーカー入れのミニ缶と並べる…。

ソッククスになったらどんな模様が浮き出てくるか全く未知数だけれど「個性的」な子になる予感は十分。

ソックブランクの毛糸染めの練習、深まる秋の日差しを受けて 愉しく進んでいます。

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