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#5【塩害を受ける恐れがある電気設備】



主な記載事項

  • 電気設備の塩害工事について

  • 主に注意事項のため別途協議判断が必要である

器材の選定及び施設

  • 塩害の恐れのある地域では、器材の選定や施設について十分な注意が必要です。

  • 特に、高圧屋外電気設備や低圧屋外電気設備については、耐塩性の高い材料や構造を用いる必要があります。

  • 建造物の位置や構造によっては、屋内電気設備であっても塩害の影響を受けることがありますので、注意が必要です。

塩害を受けるおそれのある地域

一般的には、海岸線から1km程度、または潮風の影響を受ける場所が塩害を受けるおそれのある地域と考えられています。
ただし、気象条件によって、より内陸部でも塩害による事故が発生することがありますので、注意が必要です。

耐塩工事

耐塩工事とは、電気設備に塩害の影響を受けにくくするための工事であり具体的な方法は、器材の種類や施設の状況によって異なりますが、以下のようなものがあります。

  • 耐塩性の高い材料を用いる

  • 被覆を施す

  • 換気を行う

  • 排水対策を行う

協議

耐塩工事を行うかどうかについては、その電気設備の施設者と一般送配電事業者との協議によって決定することが望ましいです。
協議においては、以下の点について十分に検討する必要があります。

  • 塩害の影響の程度

  • 耐塩工事の効果

  • 耐塩工事のコスト


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