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#3【電圧降下】

主な内容

低圧配線中の電圧降下は、幹線及び分岐回路において、それぞれ標準電圧の2%以下とすること。ただし、電気使用場所内の変圧器により供給される場合の幹線の電圧降下は、3%以下とすることができる。(勧告)

電気使用場所内の変圧器とは

  1. 受変電設備を設置する場合

  2. 集合住宅などで構内に変圧器を設置する場合など


供給変圧器の二次側端子から最遠端の負荷に至る電線のこう長が60mを超える場合の電圧降下は、1項にかかわらず、負荷電流により計算し1310-1表によることができる。


電圧降下とは

電圧降下とは、送電点(電気設備の供給点)から負荷点(電気設備で電力を消費する機器)までの電気抵抗による電圧の変化のことを指します。

電圧降下による影響

電圧降下が大きすぎると、以下の影響が発生する可能性があります。

  1. モーターなどの機械機器の性能低下

  2. 照明器具の明るさの低下

  3. 電子機器の誤動作

電圧降下を抑制するための対策

電圧降下を抑制するためには、以下の対策が有効です。

  1. 太い導線の使用

  2. 短い配線の使用

  3. 変圧器の設置

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