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とある鍼灸師のウラ話

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わたしは、2012年にはり・きゅう師の資格をとりました。 思うところがあったので、はり・きゅう治療に関しての内容をわたしの経験を含めていろいろ書いていきます。 【注意】 このマ…
はり・きゅう治療に興味があったり、自分の健康に興味があったり、今後、はり・きゅう治療を受ける予定が…
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2020年10月の記事一覧

ツボの誤解

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボは、カラダのいたるところにあります。 疲れたときに自分で押すと、何となく疲れがとれたりします。 場所によってゴリゴリとした反応があると思います。 このゴリゴリというのが、ツボといわれるものと思いがちですが、実は厳密にいうと違います。 まずは、ツボの定義をお話ししましょう。 1.ツボの定義

気功と鍼灸

こんにちは。とある鍼灸師です。 東洋医学には、『気』という考え方があります。 気は、カラダを常にまんべんなくめぐっている 目に見えないエネルギーのことを言います。 気のめぐりが滞ったり、不足したりすることで、 病気になったり、症状がでてきたりします。 つまり、気をめぐらせることができれば、 症状や病気は緩和されます。 気をめぐらせる治療としては、 鍼灸や気功による治療があります。 鍼灸では、ツボに鍼や灸で刺激をすることで、 気のめぐがよくなります。

はっきりいって失敗したこと

こんにちは。とある鍼灸師です。 鍼灸治療は、鍼や灸をつかって症状を緩和させる治療です。 人のカラダを扱うため、治療の失敗は許されません。 しかし、学校も卒業したてで現場の経験もない人が、そうそううまく治療できるとも思えません。 失敗する機会が多いと思います。 何事にも共通するかもしれませんが、医療もまた失敗の経験を繰り返して、上達して症状を緩和できる治療家になっていきます。 今回は、わたしが過去に経験した失敗をお話しします。

コリがもどる理由

肩がつらい・腰が痛いなど慢性的な症状は、筋肉中にできるコリが原因である場合が多いです。 コリは、血液の流れが悪くなることで起きます。 血液の流れが悪くなることで、筋肉へ栄養がいきわたらなくなります。 すると、筋肉は硬くなり、血管をつぶして余計に血液の流れを悪くさせます。 また、コリからは痛みを感じる物質がでてくるため、血管や神経を介して脳へ行くことで『痛み』として感じるようになります。 痛みを感じてきたら、早く何とかしたいと考えます。 痛みをとるために ・病院