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不妊治療のはなし#1~32

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自分の経験した不妊治療について、体外受精をメインに気持ちせきららに書いています。32歳、2021年頃から不妊治療クリニック卒業までのものを思い出しながら書いています。※治療内容な…
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2024年5月の記事一覧

#29 不妊治療 移植6回目で妊娠6w 再び出血からの心拍確認へ

胎嚢確認から次の診察を来週に控えた週末。6wの夜、なにかが足の間を垂れていくような感覚を感じた。多分大丈夫だろうけど気になる。トイレに行っておくかと席を立つ。 ん、赤い・・・ えっ、またこのタイミングで出血? 前回のうまくいかなかったことを思い出し不安で頭がいっぱいに。サーっと出ていく血、前回ほどは出ていなさそうな気がする。とりあえずナプキンをして出血の状況を見るしかない。 生理1日目くらいのような、血も鮮血ではなくやや暗い赤色だった。その後、トイレに行っても垂れること

#28 不妊治療 移植6回目で妊娠5w 胎嚢確認

陽性の判定から1週間後、胎嚢確認の日がきた。 2人で病院へ。 エコーに呼ばれる。 いつものように淡々と向かったが、これで妊娠が成立するか改めて決まると思うと 診察台に乗ってから祈るような気持でエコー画面を見つめた。 ある? え、ない? あ、ある!! 見えた。 先生が子宮のだけでなく、卵巣の方もぐりぐりとエコーを行う。 先生に話しかけられて、 「ここに胎嚢が見えています」と伝えてくれた。 「卵黄嚢も見えてますよ」と教えてくれた。 6回目の胚盤胞移植では2つ移植したけ

#27 不妊治療 保険適用最後 移植6回目の判定日

体外受精、保険適用最後の6回目の移植が終わり、判定日を迎えた。 2つ移植した胚はどうなったのだろうか。 判定日当日。 採血をして待つ。相変わらず血管が見えにくい。左手は刺し過ぎたのか血管が見えにくくなってしまい、右手ばかり。多い時は月に3~4回採血している。血管ありがとう。刺してばかりでごめん。 今日の病院は人が少ない。空いている。 ああ、怖い。本当に受験結果の結果待ちのドキドキと同じ。心拍数があがっていく。2人で待つ。 2個移植したし期待している自分もいる。 でもわか

#26 不妊治療に思うこと。保険適用最後、6回目の移植

不妊治療も2年以上経ち、2024年の初めの冬。 体外受精6回目の移植周期が始まった。保険適用も最後となった。私たちは今までの結果(妊娠→出産)に至らなかった事実と、先生からのアドバイスをもとに、多少のリスクをとっても2個移植をしようと決めた。自分の中でも体外受精を始めた時に決めていた。夫にも前から相談していた。先生も勧めてくれた。全員一致。私の場合、先生から見ても、二つの胚とも育つか一つだけになるか、どちらも育たないか、それはやってみないとわからないようだった。 初めて2個

#25 稽留流産後、5回目の移植の判定日

5回目の移植後の判定日。 ・ ・ ・ 結果hcg0 着床もせず。 なんとなくダメな気がしていたけど、ああやっぱりと がっかりしすぎて診察室でへらへら笑ってしまった。 保険適用の移植が次で最後になってしまった。 凍結胚はあと6個ある。 まだ6回目の移植が残っているのに、7回目以降の自費移植費用も聞いてしまった。1周期15万円ほどくらいだった。 6回目の移植がうまくいかないかもって思ってるわけじゃないけど、思いたくないけど、心構えはしておきたい。 だって、もう体外受精

不妊治療中に業務委託で在宅の仕事を始めた

正社員の仕事を辞めてから半年ほどが経ったころのはなし。 このころは3回目の採卵で凍結できた胚で3回目移植で陰性、4回目の移植で陽性をもらったものの稽留流産をしたころだった。まだ先は見えていなかった。 仕事を辞めたら妊娠すると言われることもあるけれど、私はまだ不妊治療クリニックを卒業していなかった。 仕事を辞めた話↓ 半年たって仕事を始めようと思った話↓ 条件を色々と整理した後で、私は業務委託の在宅ワークに応募した。 前回の転職の際に買ったパソコンと履歴書や職務経歴書を