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グルメリポート~cafe&bar naradewa/おかやまや全国の”ならでは”の食材にこだわった隠れ家的カフェ~

2021/3/16(火)くもり。

みなさん、こんにちは!今回のハレエンパシーは、これまで紹介してきたお店のなかでも、地元おかやまや、全国の新鮮で体にやさしい食材へのこだわりが半端ない素敵なお店をご紹介します。

訪問個所: 「cafe&bar naradewa(カフェ&バル ナラデワ)
 住所:   岡山県岡山市北区表町3-12-3
 TEL/FAX:   050-3591-3123
 営業時間: 水~月 11:30~22:00
       金~土 11:30~23:00
       定休日:毎週(火)、第二・第四(水)
 席数:   1F: テーブル3つ
       2F: テーブル2つ、カウンター席+屋上ガーデン
 駐車場:   なし

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まずは個性的なお店の名前に込められた意味について、店長の林さんにお伺いしてみました。このお店は、オーナーである松田さんが岡山県内や他地域から厳選した、”誰かの、どこかの、何かの「~ならでは」”という食材を提供して、”食べる”ことを通して、人どうしが楽しくつながることのできる場所を目指して名付けられたそうです。

松田さんは福岡出身で2014年に岡山県新見市に地域おこし協力隊として移住してこられ、かつて盛んでありながらも、すでに廃業して途絶えてしまっていた同地のアマゴ(ヤマメと姿が似ているサケ科の川魚。西日本に生息し、クセのない上品な味で塩焼きが絶品!)養殖業をなんと自ら復活されたそうです。すごい熱意ですね!現在もお店で提供されるアマゴは松田さんの会社が丹精込めて養殖されたものが使われているそうです。はるばる福岡からおかやまの地域おこしのために移住してこられて、地域や全国のこだわりの特産品を拡めようとしておられるって、本当にすばらしい取り組みだと思いました!

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お店は、ランチ、カフェ、バル、夜カフェなど、これもあなた”ならでは”の使い方ができるフレキシビリティを持っているうえ、今回のようにコース料理については、店長の林さんによる、お客様それぞれの要望に合わせたオリジナルメニューを提供することができるそうです。このあたりもお客様”ならでは”(お客様それぞれ)のコース料理を楽しんでもらいたい、というお店の一貫したコンセプトがうかがえます。また、アルコールもビール、ワイン、日本酒、カクテルと豊富に揃っていて、昼飲みもできるそうですよ。
今回はあえて夜にお伺いして、アルコールも目当てにお邪魔しました^^。

そして、なんと今回は「おかやまを支援しているハレエンパシーにぴったりなオリジナルのディナーコース」をご用意していただきました!うれしすぎる!!

おかやまや他地域の”ならでは”の食材を使用して、新鮮でおいしいアマゴを店内でじっくりと焼き上げた塩焼きと、豚肉のスペアリブのダブルメインのコースで、店長の林さんが一品一品、料理や食材についてじっくりと説明してくださいました。食材やその料理の背景を聞きながら楽しく食せば、おいしさもさらに増すというものです^^

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まずは手始めにめずらしいクラフトビールを^^。岡山県笠岡市にある小さな離島、六島(むしま)にある六島浜醸造所のクラフトビール「麦のはじまり」。酵母由来のフルーティで複雑味を帯びた香りが特徴の女性でも飲みやすいセゾンビール。ビールとは思えないさわやかでフルーティあふれる味。

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「チコリとニンニクのサラダ」。”チコリ”は日本ではあまりメジャーではありませんが、ヨーロッパでは昔から薬草としてもよく使われていた野菜です。シャキシャキの食感にニンニクの香ばしさが食欲をそそります!

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そして手間のかかった「前菜5種盛り」。左から自家製ピクルス、バイ貝の白ワイン蒸し、手羽元のシェリー煮、キッシュ、岡山県産野菜のカポナータ。

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思わずワインが進んでしまう「エビと脇芽ブロッコリーのアヒージョ」。岡山県久米南町の農家支援団体「くめなんファーム」より仕入れた新鮮なブロッコリーの脇芽とプリプリのエビとの相性が抜群です。残ったソースも余すところなくバケットですくっていただきます!

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そしてやってきました、本日のメイン第一弾!「アマゴの塩焼き」。頭から尾まですべて食べられます。かぶりつきがマスト^^。アマゴはこれまた塩焼きが有名なヤマメとよく混同されますが、脇腹に赤い斑点があるのが違いです。まさかこんな街中で地元のおいしい川魚を食べられるなんて。。じっくりいぶされたせいか、身が締まっていて非常に美味!

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メイン第二弾。「豚肉のスペアリブ」。牛も有名な兵庫県三田地方で飼育されている三田ポークを使用。ジューシーでやわらかい身はナイフできりわけるよりもできればかぶりつきたいほど!

シンプルな塩コショウで素材が引き立つお肉には、つけあわせで何やらかわいい箱に入った見慣れない調味料が。。これはなんともめずらしい真っ赤な柚子胡椒でした!聞けば、古来より紅の染料である”ベンガラ”で有名な高梁市吹屋に移住した元地域おこし協力隊の佐藤さんがすべて手作業で作られたという「佐藤紅商店」の紅だるまという名前の柚子胡椒(こんなところにも元地域おこし協力隊のオーナーの松田さんの人脈が活きています)。製造者の佐藤さんは、保存料、添加物を一切使用せず、”真っ赤なベンガラ発祥の街”吹屋にふさわしい特産物として作り上げたそうです。お肉だけでなく、魚料理や麺類、温野菜などなんにでも合いそうです。

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そしてシメはアマゴ甘露煮のお茶漬け!やさしい出汁にコンブとアマゴの旨味も加わって、飲んだ後でもサラサラ流し込めるおいしさでした。

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アルコールメニューも豊富です。地元おかやまの日本酒のほかにも、地域おこし協力隊で神奈川からやってこられた野波さんが運営する「岡山ワインバレー」の白ワイン「HAKUBI」をいただきました。アマゴもう一本イケそうなくらいグラスが進みます^^。

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オーナーの松田さんが以前、地域おこし協力隊で活躍しておられたため、今回のオリジナルメニューは、まさにその人間関係を活かした”ならでは”なメニューで、こだわりの美味しさをおいしいお酒とともに堪能することができました!こういった特別メニューの他にも、写真にあるように、ここでしか食べられないさまざまなナラデワメニューがあるそうですので、ぜひみなさん一度足を運んでみてください^^
(お店は店長の林さんがお一人で切り盛りされているので、できれば事前の予約をオススメします)

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