全然堂歳時記 冬【おでん２】
葉書俳句：
テキスト：
駅を出て徒歩一分のおでんの灯 ハードエッジ
この橋のたもとの柳おでんの灯 ハードエッジ
街灯の他はおでんの灯が一つ ハードエッジ
県庁に残業の灯やおでん酒 ハードエッジ
じやんけんで負けておでんの買ひ出しに ハードエッジ
おでん屋に雪を払ひつ入りけり ハードエッジ
おでん屋の湯気やきとり屋の煙 ハードエッジ
品書は墨書赤丸おでん店 ハードエッジ
おでん屋の俳句の下手を肴かな ハードエッジ
おでん屋の出戻りの娘に通ふなり ハードエッジ
口の実と書いて口実おでん酒 ハードエッジ
残業の人も来りておでんの輪 ハードエッジ
蒟蒻の効能を説くおでん酒 ハードエッジ
主役にはなれぬ白滝おでん酒 ハードエッジ
息災やおでんの中のゆで卵 ハードエッジ
おでんの具一巡りしてさてそこで ハードエッジ
おでん酒おでんを食へば捗りぬ ハードエッジ
おでん屋の辛子の箆も見慣れたる ハードエッジ
おでんの香乗せて回送電車なり ハードエッジ
今年あと余すところのおでんの灯 ハードエッジ
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