俳壇賞2022 落選作 プランA 30句
葉書俳句:
テキスト:
明るくて雲も浮んでみたき春 ハードエッジ
きらきらと古き埃も御開帳 ハードエッジ
麗かやトントン叩く赤子の背 ハードエッジ
五線紙のお玉杓子が歌ふ春 ハードエッジ
初夏を行く白髪頭の婆二人 ハードエッジ
ふるさとの小さき展望台の夏 ハードエッジ
天守閣よりひとひらの揚羽蝶 ハードエッジ
誂へて裏地は黒に銀日傘 ハードエッジ
子の髪を水泳帽の中に詰む ハードエッジ
涼しさに住んでもみたき土星の輪 ハードエッジ
夏痩の自画像を描く鏡かな ハードエッジ