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P-MODELインストアイベント(タワレコ札幌PIVOT店)


1999年10月13日・タワーレコード札幌PIVOT店

札幌でPがインストアイベントをやるらしい。
それを聞いたのはアルバム発売前の9月の初旬のこと。
私は思いっきり疑った。そりゃそうだろう。いままで来てくれなかったのに開発者になったとたん来るものだろうか。
答えは簡単。周辺すきま産業に属してた頃は札幌でイベントをしたくてもできなかっただけのことなのだ。
だから今回のことに関しては両手を挙げて喜んだ。そりゃあもう喜んだ。
喜びすぎて肝心の日程に休みが取れるかを考えてなかったぐらいだからなのね。

10月13日午後、駅で同行者Kと待ち合わせ。
私はというと、仕事が詰まってて家に帰ってきたのが午後1時15分ほど。(汗)
駅に着いたときKに「あと少し遅かったら携帯に電話するところだった」と言われる。
(そのときのゴタゴタでデジカメの電池チェックをするのをすっかり忘れたことに気づくにはあともう少しかかるだろう)

札幌駅に到着した頃には夕方5時近くだったので大きい荷物は札幌駅のロッカーに預けて地下鉄南北線で大通駅まで。
駅から少し歩いて地下街ポールタウンから表へ出るとそこはもう会場のPIVOT(ピヴォ)である。
タワーレコードは(1999年当時)7階と8階なので急ぎ足でエスカレーターに。

7階に到着するといきなり今回のイベントのポップが出ててびっくり。
「成人するテクノ」・・・意味深な言葉だ。(笑)
ここで旭川からはるばるやってきた方と合流する。
とりあえず整理券を取得するために(1999年当時)8階のJ-POPコーナーへ。
私はここで人から頼まれていた「音楽産業廃棄物」をゲット。
整理券番号は50番代だった。

7階の会場にはもう人が集まってて意外だった。(果たしてどういう意味なのか)
後ろにはモニターがあっていすが3つ並んでいる。
どういう順番に座るのかが気になるところ。
係の人から「階段のところで並んでください」との声がかかり、裏の階段で整理番号順に並ぶことになった。
ここでは50番代は不利に近い。
前情報で質問コーナーがあるというのを聞いていた私は少なくとも2つは質問を考えていた。
ちなみにここで書かなかった方の質問はこうだ。
「ネット犯罪に対しての報道に不平・不満はありますか?」
書かなくてよかったな私。(笑)
この時に書いた質問はまたのちほど。

会場に入ったときにはすげぇ人で特に先頭の何人かがめっちゃ身長高いんで何にも見えないからと横にずれた。おかげで少しましになった。
私の後ろに名古屋からやってきた方々が来ていた。ご苦労さまです。
この日は撮影OKということで、参加者がみんなカメラをセッティングしてるので私もデジカメ(父親からの借り物)を出したが・・・
電池が切れた。(実話)
最悪です。
イベントに来て写真が撮れないだなんて最悪です、なので今回は写真が1枚もありません。

悔しい!!!

テスラ姉さんこと平野さん(今もスタッフされてるひらのんさん)の司会でイベントスタート。
ひらのんさんの前説の後、メンバーの登場。
カメラのフラッシュがよく光る。
3人の並び順は左から小西・平沢・福間の順。

「20年続けてこられた訳ですけど、感想は?」というお姉さんの質問に対しての平沢さんのお言葉。
「何もせず黙っていれば20年は経つのです」
スバラシイ。
平沢さんじゃないとこういうせりふは出てきません、きっと。
この言葉を聞けただけで本当に来れてよかった。

次は今回のイベント恒例のデビュー当時の写真鑑賞&説明会。
札幌ではモニター出力がビデオだったようで一時停止にするとかなり画像がゆれます。
ますます視力を悪化させるような状態。(笑)
しかし平沢さんはそれを応用し(?)、どの写真に対しても「揺れてて幸いです」と言っていたような。

とある写真に「54年」と書かれてまして、そこでの出来事。
ひらのんさん「この頃小西さんは何をされてましたか?」
小西さん「えーと、これは何年でしたっけ?」
ひらのんさん「1954年ですね」

(場内大爆笑)

小西さん「ああー・・・、その頃は生まれてませんが」

ひっ、ひらのんさーーーーーん!!!
それだったらPは今年で結成45周年じゃないですカー!(笑)
その時の平沢さん、かなり笑ってました。(たぶん人生の不覚の1つになるでしょう)

その後も写真を説明するたびに「揺れててよかったです」とか「(モニターとモニターの)間に顔が入ってるのでよかったです」とか。
そんなに見せるのが嫌なら私たちに見せないでくださいよ。(笑)

その後はおまちかねの「論理空軍」のPV上映。
前の人たちが座ったのでかなり見やすかったです。
お客さんはみんな真剣にPVを見ています。誰一人として笑う人はいません。(マジ)

ここでお待ちかねのファンからの質問に答えちゃうぞコーナー。(勝手に名づけないように)
ここでも採用された人にはポスターがもらえます。
札幌では3名の質問が採用されました。
しかし、最初の質問は思いっきり忘れました。(爆)
ひらのんさんが2枚目の質問用紙を読み上げる。
「それでは次の質問は・・・はるこさん(仮名)からの質問です。『もし音楽家になってなかったら、何になっていると思いますか』」

びっくりしたよ!!!
周りの知り合いの人たちが「よかったねー」と言ってくれました。めっちゃ幸せ!!!ありがとうございます!!!


肝心の答えはというと、
「ホームレス」(小西さん)
「音楽でしか自分を表現できないので普通の仕事は絶対できないと思うからホームレス」だって。
そうか、表現うんぬんでホームレスか。こんな人初めてだよ。
「タイでオカマ。しかもランクの低い」(平沢さん)
「これは私の中では一貫している」だそうです。
ええい、まだ言うかこの人は(笑)
この人に小西さんの爪の垢を煎じて飲ませたいと、この時心から思いました。(爆笑)
「思い切って言います。プロバイダ」(福間さん)
・・・・・やはりネット関係でまとめるか福間さんは。

いやー、ほんと素人くさい質問に答えてくださってアリガトウゴザイマス。

次の質問はなんと、名古屋から来た方の質問が採用されました。
「赤い腕章を平沢さんと小西さんは右腕に、福間さんは左腕につけている理由」という質問。
これの答えは・・・
「40を過ぎたら右腕、若い人は左腕」(平沢さん)
・・・・・だそうです。
ということで、右腕に腕章をつけている人は即座に左腕に変えた方が身のためですよ。(笑)
しかし、これって根拠があるのかな?

それからは次の日のライブの告知などを経て今回のインストアイベントは無事終了しました。
整理券とポストカードを引き換えてからひらのんさんにポスターをいただきました。
会場に貼られているポスターと同じ「音産廃」の宣伝のポスターです、今(2020年現在)も部屋に貼られてますよ、だいぶ赤色があせてきてますが大事にしてます。この記事と翌日のライブレポのサムネ画像はこのポスターの一部。

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3番目の質問採用者もポスターをゲットし、知り合い関係がポスターの3分の2をいただいた計算です。
お互い「すごい確率だったね」と笑ってしまいました。

さあ、次の日はライブだぞ。

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