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【公式3on3準優勝】メンバー結成から当日までの備忘録

はらやまです。先日行われたワンピースカード公式3on3大会にて準優勝できました。エース握って個人7-3。自分の思い出として、メンバー結成から大会当日までの様子を備忘録として残します。投げ銭方式ですので全文無料です。お時間に余裕あれば読んでください。

第一章 メンバー結成  

2022.12.23
愛知CS予選の前日に、急遽うぃんださんからDMが届きました。

神の一声


出張の仕事終わって新幹線で名古屋に向かっている最中だったので、
「明日から本選かけて戦うねん!2月の大会のことなんか知るか!」という
ファイティングはらやまと、
「明日負けてもあの二人と組んだら3on3優勝やん!」という堕天使はらやまが心の中で共存していました。

普段一緒に調整しているメンバーと3on3に出場する未来もあったので(通称バズーカ海賊弾)、一旦冷静になってうぃんださんに返信をして、愛知CSへ臨むことに。

結果ベスト32でLニューゲートに負けてしまい、悔しさもありましたが、せっかく強い人にお声がけいただいたし、3on3勝ちに行くか!
ということで、晴れて最強メンバーの仲間入りです。

メンバー決定!


当時はらやまから見たメンバー二人の印象
・うぃんださん
関東の有名自主大会(お宝争奪戦)に1弾環境最後辺りから彗星のごとく現れた赤ゾロマスター。出場すればベスト4以上の戦績は残すモンスター。twitterのアイコンが女の子。お宝争奪戦の3on3で一度組んだことがあり、気さくに話しかけてくださる結構フレンドリーなお方。

「自分カイドウには負けないっす、余裕です。」
って1mmの迷いもなく、本当に自信満々に言いながら、お宝3on3の予選で2度カイドウに負けてくるぐらいには愉快な方です笑

・猫まるさん
1弾終わりか、2弾環境辺りから関東自主大会で結果を残されたお方。赤ルフィから始まり、ゾロ、カイドウ、キッドなど色んなデッキで結果を残すカードゲーム上手い系。自主大会ではキッチンタイマーにて試合時間を管理する主婦。見た目ちょっと怖い。(自分から見た独断と偏見です笑)

猫まるさんとは話したことや、大会で試合したことも無かったのでかなり緊張しました。そもそも、猫まるさんは自分のことなんか知らんだろうなと想像していたので。うぃんだ、猫まるという関東ワンピースカードプレイヤーなら一度は耳にしたことがある二人の隣に、「はらやま」という愛嬌しか取り柄がない人間が座っていいのか不安でしたが、

まぁ、誘ってきたの向こうからやし!

という軽い気持ちで公式3on3に向かって歩み始めます。

第二章 チーム始動 

2月の公式大会に向けて、1月のお宝争奪3on3(2弾環境)と、2月のカートン争奪戦(3弾環境)にこのメンバーで出場することに。

2弾環境時では自分が錦えもん担当。環境トップデッキを握る役割としてチームに貢献せねば!と息巻いて出場するも、結果はまさかの個人1-4、チーム3-2の明らかな大戦犯。大やらかし。怖くてメンバー二人の顔見れませんでした。チーム戦においてtier1デッキを握る役割の怖さも痛感しました。

自分の負けがチームの負けに直結する

強者同士の3on3において、お互いの組み合わせ的に自分が勝たなければいけない試合は必ずある。チーム戦ならではのプレッシャーをひしひしと感じる1日でした。本番は3弾環境だ、切り替えようと自分に言い聞かせて、この日の1-4は忘れることに。


2月のカートン争奪戦は、うぃんださんがフラッグシップに当選されたので、代わりにお宝争奪優勝者のmatsuさんと3人で出場。(代わりに入ってくる人が強すぎる笑)


2月の1週目、カードリスト出揃った段階から色々デッキを回して、環境デッキ候補の選定に。

圧倒的最強のニューゲート、ニューゲートに対して強く出れるルッチ、速度で圧倒するゾロ、対応力抜群のエース、思ったよりも勝てるナミ。

調整メンバーが触っていたこともあって、自分はルッチを担当。発売日当日に行われた初陣戦でも個人5-1して意気揚々とカートン争奪へ。
チーム戦の嫌な思い出を払拭すべく健闘しましたが、チームはベスト8で敗退。個人5-3と何とも言えない成績。

初陣戦、カートン争奪で使ったルッチ


2日間ルッチ使った個人的な感想
・何か知らんけどめっちゃ頭使うデッキ
・攻めと守りのバランス難しすぎ
・自分が下手すぎて、終盤常に手札カツカツ。リーダー効果うまく使えず
・ゾロには勝たん!無理!
・有利だと思っていたエースにも2敗!7エースとバギー強すぎ!
・エアドアからスパンダムして号泣
・先攻後攻での出力差がありすぎる

ニューゲート以外の赤に不利がつくルッチの持ち込みは正しいのか?
本番一週間前にチーム内に疑問が生まれたまま、ラスト1週間へ。

第三章 追い込み

大会まで残り一週間。フラッグシップも優勝し、実力・勢いともに◎のうぃんだ白ひげ、2弾環境からの経験値、前日のカートン争奪でも白ひげに対して勝ち越している猫まる式赤ゾロ。この二人の持ち込みはほぼ確定でした。

残る自分が何を握るのか。どこまで勝率だせるかがチームとして優勝できるかにかかっている空気感をびんびんに感じていました。

平日仕事終わりに都内で練習行くぞ!と意気込んでいた矢先、数年ぶりに体調崩して寝込んでしまうという、まさかの落とし穴。

恐る恐る病院に行くと、流行りのウイルス系ではなかったので日曜日の大会には体調戻せば間に合う。大量のポカリを両手に抱えてひたすら睡眠。その間も3人のDMでは

「今日どこで練習してます?」
「昼から193」
寝込むはらやま内心 働け富裕層!(二人ともきちんと働かれています笑)

というメッセージが毎日飛び交い、内心焦る焦る。自分がデッキ構築も含めて一番練習しないといけないのに。焦る気持ちを抑えて、お宝争奪戦のアーカイブやバズーカのメンバーが対戦している様子を観戦して、大局観を忘れないように。あとはひたすらエースのデッキ構築や動きを頭の中でイメトレ。

体調が戻った大会前日に、ようやく対面練習。3人でデッキ選択を色々議論した結果、速度で他デッキに勝てるように前よせのエースに決定。エースのデッキリストも猫まるさんが作成。数回回した感じ、悪くない、思ったよりも強いぞという感触を得て、明日に備える。

3on3にて使用したエース

第4章 大会当日

早起きして海浜幕張駅へ。
駅でメンバーと待ち合わせて幕張メッセへいざ出陣。
デッキ提出は前日に行っていたが、改めて受付前に3人で確認し合う。
チーム戦ならでは感があってよき。

受付を済ませて、1回戦までのアナウンスを待つ。決勝トーナメントに残れるのはたったの16組。説明聞く限りでは約330チームのエントリーがあったため、5-1してもオポお祈りになってしまう。

猫まる 「ま、全勝しましょう」

鼻から優勝しか目指してないが、改めてチーム内での予選目標が決まる。

いざ、予選開始!

予選通過!

見事全勝で予選抜け!1位通過のおまけつき!

2回戦目はみんな大好きローtvのあいさんチームと。
試合前、うぃんだ白ひげ対カタクリのマッチアップ席にて、こんな会話を。

ユーモア

はらやまの脳裏に蘇るお宝3on3の

うぃんだ 「カイドウには負けないです。余裕です。」

大フラグ回収にならないことを祈ってましたが無事勝ったみたいで一安心。


一つ目の山場は予選3回戦。ぱぴ君率いる強豪チームとの対戦。
猫まるさんが白ひげ対面を引いたため、まず自分がエースミラーを制さないといけないマッチアップに。

試合始まった数十分、隣から

猫まる「通った、勝ち」

当たり前のようにゾロで白ひげから勝ち星取ってくるチームメイトに安堵しつつ、奥に目をやると、うぃんだ白ひげは、相手のゾロに押されていそうな展開。どんな結果であれ、自分は元から勝たないといけないマッチアップだったため自分の試合へ集中。ゲームは終盤、終始こちらが押している状況。

お互いライフ1枚か、2枚で残り時間も6分を切った所。詰めるのか、キャラ処理するのか、といった難しい時間が続き、お互い一手ごとに思考が長引く。時間切れは両敗北ルールのため、それだけはお互いのチームのためにも避けないといけない。ただあまり強く急かすこともできなかったので、悩んだ挙句に自分が発した言葉は、

「お互い持ち時間1分ぐらいでいきましょう」

将棋か!笑

お相手の協力もあって何とか時間内の決着。チームの白ひげが負けたが、他二人がカバーするチームとして素晴らしい展開。お宝争奪1-4していたのもあり、ようやくチームの勝ちに貢献できたことが心から嬉しかった。

次なる山場は4回戦。
またしても猫まるさんが白ひげ対面。自分はカタクリ。事前エアプ予想では黄色対エースは黄色が有利という印象だったため、かなり覚悟をもって試合に臨んだ記憶あり。10リンリン連打が鬼きつい。じゃんけん勝って後攻を選択。相手の最速10リンリンを避けつつ、後1からどんどんキャラを展開したかった。

試合展開としては、こちらは理想通り1,2ターン目に小粒展開から5マルコ着地でライフプッシュ。7エースで圧をかける。お相手は5,7ドンあたりで2ドン残るなど展開が遅れながらの8カタクリや10リンリンの着地。終盤なんとか押し込んで勝ち。

隣二人のデッキが白ひげと爆速ゾロデッキのため、大体試合終わるの自分が最後になるのがこのチームの辛いところ。横二人からの視線はできる限りシャットアウトして試合に臨んでました笑

5回戦、6回戦は自分がルッチに1度負けたものの、他二人が爆速で勝利宣言してくれたおかげで、予選突破。デッキ提出を終えて決勝トーナメントに備える。

決勝トーナメント開始!

1回戦は
うぃんだ 白ひげ vsゾロ
猫まる ゾロvsエース
はらやま エースvs白ひげ

自分の中で白ひげに対する勝ちビジョンがあまりなかったが、予選1回戦目で白ひげとやった試合を思い出しながら何とか勝ち筋を摸索する。

試合中盤から火拳やジェッピで4マルコをKOして場のバギーとリーダーで4マルコ叩いてひたすら相手の手札を使わせる。
幸い2000カウンターも引けたので、ライフを維持しながら終盤戦を迎えることができた。相手の9ゲートも何とか耐え抜き、返しで全力リーサル。
この試合はかなり自分のハンドも強く、集中力も高かった。自分の中では、この日のベストバウトだったように思います。

チーム2-1でベスト8へ進出!まずはクイーンゲット!
試合終わって隣の猫まるさんとグータッチ。
チームとして勝った喜びを心から味わいました。

決勝トーナメント2回戦!自分はカタクリとマッチアップ。
じゃんけん勝って後攻選択。ダダンや1コスの展開には成功するが、5マルコは引き込めず。こちらの面が弱いまま終盤戦へ。
必死に場のキャラにドン振って相手のライフを詰める。お相手がこちらのキャラに構ってくれたので何とか時間を作って、お願い全力リーサルまでもっていく。これが奇跡的に通って勝ち。

お宝で足を引っ張り続けた借りを何とか本番で返し続ける。

このあたりから明らかにチームとして勢いに乗っていたのを確信。
優勝できる!3人で準決勝の相手が決まるのを待った。

準決勝!vs菊池大学!

関東屈指の強豪チームである菊池大学。自分は遊戯王を触れてこなかったため全く分からないが、遊戯王勢から強い人たちが組んでいる印象。自分も自主大会でこの界隈の方々と何回か試合したが、しっかり負け続き。個人的なトラウマを払拭すべく試合に臨む。


素朴な疑問なんですが、菊池大学って実在するんでしょうか?笑


自分の対面はルッチ。じゃんけん勝って後攻選択。
この試合は相手の引きにも助けられ、7エースや炎帝で圧をかけていく。こちらの手札はほとんど枯らされたが、ライフレースで優位に立っていたのでそのまま押し込んで勝ち。チームメイトも勝って全勝で決勝へ!
ついにここまで来た。

決勝戦!vs清水村!

ついに始まった決勝戦。一般のギャラリーはいないが、その代わりに公式の白や赤のジャージ着た大人たちに囲まれながらの試合。きっとバンダイの人もいるんだろうなとか、何メモしてるんだろうとか考えつつ試合準備へ。

うぃんだ 白ひげ vs エース
猫まる ゾロ vs ゾロ
はらやま エース vs 白ひげ

ゾロミラーが事実上の決勝戦なような気もしたが、自分が勝てばまず優勝できる。無難に動いていても恐らく勝てないので、上振れに期待して試合開始。

試合序盤にこちらの6000アタックを2000カウンターで守られる。しかもマスクドデュース。9ゲート入ってますやん、ていうかマリガンキープやったしもう持ってますやん。暗雲が立ち込める立ち上がり。

しかもこちらの手札に2000カウンターがなく、相手からの6000アタックが止まらない。3T,4Tと連続で5マルコが置かれてなお苦しい。
返しのゴードン+5マルコや炎帝でハンドを切らせるものの、どんどんイベントきられて守られる。

相手のライフが1の状況で最速9ゲート着地。お相手の手札は4ぐらい?
こちらもラディカルを構えていたのでライフ1残すことはできたが、それをしても多分次は絶対に耐え切れない。もう後5で8000リーダー×ライフ1を削りに行くしかないと判断し、相手の攻撃を受ける。こちらの盤面には5マルコ一体のみ。

10ドン+手札のイベント合わせて、12000アタック、13000アタックが通るかどうか。この択しかないことを確認して12000リーダー宣言。あっけなく手札から1000,2000,2000で守られる。
まぁあるよなぁと思いつつ、返し20000ダイレクトアタックを受けてゲームエンド。

チーム適当の3on3は準優勝で幕を閉じました。

第5章 宴

インタビューや物販購入を終えて一段落。バズーカ海賊弾の宴に向かって出口目指して一人歩いているとワンピースカードの大御所、あーる。さんが立っていた。自主大会で戦ったり、今回も大会に向けて練習会に混ぜてもらったりと本当に素敵なお方である。あーる。さんから熱く労を労っていただきつつ、本選に出場されていた選手の方や一緒に練習した方々と談笑。ワンピースカードを始めてから本当にたくさんの方と知り合って、仲良くしてもらってありがたい限りである。

宴会場ではいつもの調整メンバー11人と大宴!
人の準優勝トロフィーを中華テーブルに乗せて回す非道集団!
最高に楽しみました。

お店に迷惑は一切かけておりません。

終わりに

結果は準優勝と、勝ちきれなかった悔しさはあるものの、強い二人の横で何とかメンバーの一員として仕事することができて安心しています。来シーズンは3on3も本格化しそうなので、頑張っていきます。

応援してくださった方々、練習に付き合っていただいた方々、組んでくれたうぃんださん、猫まるさん、本当にありがとうございました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
少しでも3on3当日の緊張感や楽しさが伝わっていただければ幸いです。
投げ銭方式にしていますので、ちょっとぐらいならいいよって方は支援いただけると幸いです。

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