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【エリア予選ベスト4】赤ルフィ備忘録

はらやまと申します。

エリア予選広島で赤ルフィを使用し、運良くベスト4という成績を勝ち取ることができました。自分でも驚いてます。
初のエリア予選で結果を残せた思い出として、赤ルフィを使うに至った経緯をまとめておきます。(投げ銭方式ですので全文無料でお読みいただけます。)

お時間あればぜひ最後まで読んでください。

エリア予選広島を選んだ理由

店舗予選を抜けてエリア予選をどこに応募しよう思案。関東在住なので移動距離を考えたら横浜、愛知、宮城辺りがいいかなと考えましたが、せっかくチャレンジするなら少しでも自分が勝てそうな選択をしようと思いました。

2弾環境では環境初期に錦えもんで勝てたこと、3弾環境では発売2週間後の公式3on3でエースを使い、チーム準優勝できたことから環境初期の方が勝てそうな気がしたので、エリア予選1発目の広島を選択しました。

(学生時代、広島にいたこともちょっと影響)

無事広島に当選し、4弾環境へ挑みます。

デッキ選択経緯
〜カードリスト発表から大会1週間前〜

4弾が発表されプロキシ段階で最初に組んだのがクイーンでした。

ノリで組んだ割には意外と好評で、調整メンバーが遊んでくれました。素直に嬉しかったです笑

(作った本人は仕事が忙しくほとんど触れず仕舞いでした笑)

そうこうしている間に4弾が発売。

発売直後の非公認大会で、麦わら型白ひげや、ぼべるぼぶるさんが基盤を作られたクイーンが結果を残し、3.5弾環境で猛威をふるったゾロは減少。日が経つにつれ、純正白ひげや混色ドフラ、10カイドウ入りの青クロコ、アグロゾロなるデッキが台頭。

この時点で、どのデッキを選択すべきか全く分かりませんでした。

とりあえず、西の初陣戦で優勝されたクイーンを使って非公認大会へ。

2日間で6-3の戦績

混ドフラ 3-0
レベッカ 1-1
ゾロ 1-0
ロー 1-0
ナミ 0-1
クイーン 時間切れ

チーム戦かつ座り順の関係で白ひげとは当たらず。

とりあえず、
・混色ドフラにはかなり有利
・ゾロやローは相手の構築や理解度次第
・時間切れの心配はあまりなさそう

という感覚を掴みました。

また、非公認大会後に、チームメイトで麦わら白ひげを使っている人から、

「麦ひげは純正白ひげ以外には勝てます」

と言われ、麦ひげも一瞬考えましたが、トップシェアであろう白ひげに勝てないのはダメだという結論に。

4弾環境についてチームメイトと

・レッドロック強すぎん?
・ひげに対しては勝てるデッキ何?
・速攻って強いよな

なんてことを話しているとふと思い付きます。

「赤ルフィ行けるくね!?」

2人で盛り上がりました。笑

速攻札で有象無象を蹴散らせつつ、リーダー効果で白ひげにも殴り勝てる!行ける!去年夏の1弾環境東京予選でオープンアッシュ選手が見せた赤ルフィ再来や!(ちゃみ選手対オープンアッシュ選手の試合が1番好き)

テンション上がった男2人で直近のチーム戦で赤ルフィ入りチームのツイートを探す。


レッドロック嫌い過ぎて、9ひげをシャンクスにしたい!ウソップはよく分からん!

(後々から考えたら混色ドフラに対して強く出れそうだということで納得しました)

意気揚々と使うか分からないシャンクスを4枚買って家に帰りました。

とりあえず赤ルフィの構築だけ組んでラスト1週間へ

赤ルフィ構築 第一弾

これはこれで強かった


当時の環境読み

環境読みは悪くない

この対戦相手予想で、クイーン使えば
対ひげ 2-1
対混色ドフラ 2-0
その他 2-0

これで予選6-1!エリア予選突破!という目論見でした

赤ルフィ構築第一弾を紹介したついでに、

STゾロの採用理由(速攻ゾロとの比較)

対ひげ
・どちらも1ドン付与しないとリーダーには殴れない
・どうせ1ドンつけるなら7000になるSTゾロの方が優秀
・STゾロは相手ターン中も6000なので7エースからのイゾウ2000で処理されない
・ひげ相手も先行取りたいので、先行2ターン目にプレイする前提なら速攻である意味なし
・後攻2ターン目だけを考えると速攻ゾロの方が強い(リーダー効果で6000×2が出来る)

対ドフラ
・速攻ゾロは相手ターン中の5000が相手のナミやブルックの的になり、美味しくない
・7ルフィの7000にもSTゾロなら1ドンで対抗できる

対青系統(クイーンやクロコダイル)
・アタック回数が重要なので速攻の方が強い

環境2トップが白ひげ、ドフラ予想だったのでSTゾロ優先かなと思って直前までSTゾロを採用してました。


デッキ選択 〜ラスト1週間〜

この時点ではクイーンで行く心づもり。回し方や時間配分にも慣れてきて、あとは白ひげに勝つだけ。

仕事終わりに知り合いにお願いしてクイーン対白ひげを練習。この対面は比較的クイーンが有利だと思って実践すると、

クイーンがひげに全く勝てない!

絶望しました。クイーンで1番苦手な対面なんじゃないのかってぐらい勝てませんでした。(自分の練度や理解度不足のせいです)

クイーンでひげに2-1するどころか0-3して終わる。そんな未来が見えました。

さらには調整メンバーの青クロコやゾロにも負け始める始末。このリーダー相手は殴る殴らない問題も発生してクイーンが益々分からなくなりました。

ばべるぼぶるさんにはひたすらDMしてプレイの相談しました。本当にありがとうございました。雑な質問にも丁寧に返してくださる優しい方です。

クイーンを諦めて、ひげに乗り換えても猛者相手にミラーで勝ち越せるほどの経験も知識もない、ゾロは今まで触ったことがない。残された道は赤ルフィで一か八か駆け抜けることでした。

赤ルフィを考える上で脳内で1番勝てないのが混色ドフラ

・ナミやテゾーロの処理
・7ルフィや8キッドの壁を越える

この2点が相当に厳しく、ナミやテゾーロにジェッピを打つとこちらの盤面が弱くその後の7ルフィや8キッドを越えられない。

なんとか盤面を作りつつ、ナミとテゾーロを処理できないか。その答えはまたしてもTwitterから転がってきました。

アラバスタゾロ!

5/6000のスタッツで、登場時相手のキャラ一体マイナス2000!カウンター1000つき!ナミでサーチ可能!

求めていたものが全て詰まっていました。
赤ルフィならコスト通りに動いてもレストドンが使えるので、

先2 ロビン
先3 アラバスタゾロでfilmナミをマイナス
  →レストドンをロビンにつけてナミKO!

これなら自分の面を強くしながら、相手にリソースを与えない。練習段階で強すぎたゴードンも増やして、ゴードン+マルコの可能性を少しでもあげようと思ってできたのが、

エリア予選広島で使用したレシピ

この構築です。(この時点で6/7夜中)

時間なさすぎて、1人回しを繰り返す。
感触は悪くない。

懸念点は赤ルフィ使って混ドフラと試合できていないこと。
赤ルフィ、クイーン、不安の3つを抱えていざ広島へ。

新幹線の中やカプセルホテルで悩み続けた結果、勝ちに行く選択として赤ルフィをtcg+へ登録しました。(理由は後述)

簡単なデッキ解説

解説と言いましたが、あまりにも対面練習ができておらず、ほとんど語れません。申し訳ないです。何種類か採用理由や組む時に想定していた動きだけやこのデッキでエリア予選に挑むにあたって考えていたことを述べていきます。

採用理由

・チョッパー

このデッキの理想は5ターン目以降にシャンクスを投げ続ける+1アクティブでラディカルビームを構えることです。問題は先5でシャンクスを投げるとドンが構えられず、守りが手薄になることでした。そこで7ドンのターンに5コスキャラと合わせて先に守り札として場に置いておけるチョッパーを採用しています。今の環境的にも1コスブロッカーが強く、青対面や混色ドフラ相手(シュガーはダメ)は確実にブロッカーとして機能してくれます。ひげ対面もデッキのコンセプト的に9ひげを安着させない状況を作ることなので、ブロッカーとして使命を全うしてくれます。速攻札が多い関係上、相手の7エースが直撃するので、エース登場前に合わせて出す動きも強力です。

・2000カウンターサンジ

レベッカやクイーン、ナミなどあまりこちらライフを詰めてこない相手に対して7000でアタックしつつライフを回収できる点が環境に合っていました。

・アラバスタゾロ

先述した通りロビンと合わせて相手の5000以下キャラをKOすることができます。

仮想敵 filmナミ、戦闘丸、黄色やクイーンの4コス5000ブロッカー

・アンチマナーキックコース

チョッパーと採用理由は似ています。カウンター値がないカードの採用が多い点、先5でシャンクスを投げてアクティブドン無しの状況でも使えるため、デッキとの噛み合わせが良かったです。

・速攻ゾロ

STゾロと最後まで悩みました。

どちらを採用するか、何枚採用すべきかに関して考えていたことは

枚数に関して

・赤ルフィの3コスキャラはゲームを決着させる程のパワーはない(赤ゾロが使う速攻ゾロとは、同じカードとは思えないぐらい強くない)

・カウンター無しの枚数を3コスキャラに充てるよりは5コス以上やゴードン、チョッパーなど試合の勝敗に大きく関与するカードに割きたい

採用種類に関して

・STゾロは先2以降出すタイミングがない
→先2にプレイするために4投必須

・青やクイーンに対して速攻の枚数大事

以上の観点から、そもそも3コスカウンター無しカードを減らすのであれば速攻ゾロ一択という判断に至りました。

基本的な動きとして考えていたこと

・どの対面にも先行を取る想定

・ひげ以外には先2ロビンを置いて、相手が展開しにくい状況をつくる

・相手のレストキャラに対してマイナス札(ゴードンやアラバスタゾロ)を使い、有利な盤面を維持し続ける

・手札から出す速攻札と元から場にいたキャラのアタックターンは合わせたい

・カウンター値が薄いデッキなので、ライフで貰うターン(自キャラがアクティブ)とキャラに構ってもらうターン(自キャラがレスト)を意識する

後半の2点は、ワンピカードの全てのデッキに対しても言えることではあると思うのですが、カウンター値スカスカのこのデッキではより重要だと思います。

おまけ(大会に向けて考えていたことなど)

○なぜLゾロじゃないのか

なぜ同じ色で、より環境で使われているLゾロではなかったのか。疑問に持つ方もいる思います。

1弾の頃からずっと赤ルフィを使ってきた訳ではなく、決して赤ルフィへの理解度が高くない私なりの個人的な答えは

自分自身のプレイスキルが追いついておらず、Lゾロを使いこなせないから

冗談の様な本音です。

私自身が4弾環境までに使ってきたリーダーが、キッド、カイドウ、錦えもん、白ひげ、エースと比較的序盤はコスト通りに動くリーダーが多く、無数の選択肢から最善択を選ぶ必要があるゾロで勝てるビジョンが見えませんでした。

それならば、カード単体のパワーで勝負しにいく赤ルフィで行こうと決めました。環境トップデッキではないため、分からん殺し要素があるのも大きな要素です。1ミスが致命傷になり得るワンピースカードにおいて、相手が何をしてくるか分からないというのは、大きなアドバンテージだったように思います。

ただ完全にLゾロの劣化でもありません。特に対白ひげに対してはコスト通り動きつつ、6000でアタックできる点や、

先行時の
・ロビン+アラバスタゾロで相手の5000以下KO

・ロビン+5マルコで3000以下を2対KO

というゾロにはできない動きがルフィならできます。

○そもそもこのデッキは強いのか

大会への心構えに当たる部分です。

リストや配信卓での様子を見て、

「引きがいいだけじゃない?」

そう思われた方も多いと思います。自分もそう思います。

現にデッキの再現性を高めるサーチ札はナミの4枚だけ、ゴードンやシャンクス、5マルコなど素引き前提のカードも多く採用しています。

同じデッキを使ってもう一度予選8回戦しても恐らく7-1なんて出来ない気がしています。それぐらいエリア予選当日、自分の引きが強かったです。

なぜそのようなデッキを選択したのかと言われれば、エリア予選突破のために

構築と引きで相手を凌駕する

必要があったからです。

環境初期の雑多環境(デッキ間の相性差も強い)、初のエリア予選で対戦相手のレベル感も分からない中で、安定感に振ったデッキと自分のプレイスキルで7-1はできないと判断しました。

0-3するのも6-2するのも予選敗退で同じなら博打を打とうと決心できたのが、今回はとてもいい結果に転がりました(マッチ運や引き運も含めて)。

8月の決勝大会?への出場権は得ることができたので、それまでにはもっとプレイを磨いておきます。

調整に付き合ってくれた知り合いはもちろん、当日の対戦相手の方も良い方ばかりで、多くの方に支えられてエリア予選を終えることができました。本当にありがとうありがとうございました。

つらつらと語ってしまいました。エリア予選を控えている方や、赤ルフィ使われている方にとって何か少しでも参考になれば幸いです。

最後に、今回のnoteは投げ銭方式を採用しています。いただいたお金は調整メンバーとの宴代に充てようと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。コメントや質問などあればTwitterのDMにお願いします。

はらやま
Twitter
@harayama147

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