専属のGKコーチの必要性

どーも、ハラトシです。

今回は、専属のGKコーチの必要性について考えたいと思います。

定期的に開催される、GKスクールや単発のGKクリニック(以下スクール等)のメリットとして、基本的な技術の向上やその確認、プレーのクセの見直しができること。

また、様々なGKとトレーニングができ、良い刺激が受けられることが挙げられます。

ではなぜ、チームに専属GKコーチが必要であるというと、

上記で書いたスクール等ではあくまでGKで求められる基本的なことしか提供することができません。

例えば、クロス対応に課題のある選手がいたとします。スクール等でもトレーニングは行いますが、ゲームから直接的な落とし込みはなかなか難しいです。

ゲームで出た課題はなるべく早く改善に取り組む方がもちろん良いです。

課題については、クロスが来る前に、しなければいけない事の確認を、その状況を思い出しながら改善することができます。

現象が起きた際、すぐに改善に取り組むか後々取り組むかでは改善が見られるのはもちろん前者です。

そのように基礎基本を抑えながらも、ゲームでの課題にも同時に取り組むことがGKトレーニングでは必要なことです。

GKに限ったことでもないのですが、ゲーム→トレーニングで改善→ゲーム

このサイクルは選手のパフォーマンスを向上させるために有効です。

特に人間とは、いろんなことをどんどん忘れてしまう生き物です。

起きた現象のほとんどの場合、その現象の前に原因があり、その原因を本人も自覚してない場合が多いです。

なので、プレーを思い出しながら、その前に何を考えていたか、何をしていたか、何を見ていたかを一緒に確認する必要があります。

そうしながらプレーを一緒に深掘りしていくことで、次に似たような場面でのプレーのミスは格段に減っていきます。

なので、そのような個別なプレーの確認を、選手と一緒することができる専属GKコーチの役割は大きいです。

大切なことは、現象が起きた際、その原因を深掘りできる反省力が必要であるということです。

例えば、先程のクロスの話でいうと、


→相手チームからクロスを上げられた

→客観的にはGKボール

→GKクロスに出らずに次のプレーに備えて対応。

この一連のプレーの中で選手の判断は間違っていません。

なぜなら、クロスに出ても届かない→出らずに次に対応は正常な判断です。

プレーを反省する際、現象を順序立てて、別の視点で考える必要があります。

クロスが上がる前に、ゴール前の選手の情報は入れていたのか、自分のポジショニングはどうだったかなど、

育成年代でこの力を身につけられたら、究極的な話でいうと、例えGKコーチがいなくても選手のみで改善可能ということになります。(私の立場が・・・泣)

とはいえ客観的にプレーの評価をしてくれるGKコーチの存在は貴重です。(自らフォロー。笑)

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日本をGK大国に・・・



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