「おふえん」に寄せて
こんばんは、初めてnoteってやつ書きます。
MacGuffinsという劇団に所属している私ですが、コロナの影響を受け2度の公演中止を経て久しぶりに舞台に立たせて頂くことになり、その宣伝をさせて頂きたく。
miunaプロデュース公演vol.3
「女の子と振り返る『どうして演劇なんだっけ』」
という作品です。略して #おふえん 。←Twitterでタグ検索すると色々出てくるよ
あらすじ(微ネタバレ)書いてみました。
---時は現代、
人々はコロナとかいう最悪ウィルスのせいでなんかめっちゃ大変な事になっていた…(語彙力)
始まりは、とある駅のホーム。
電車に飛び込もうとする女の子(30〜40代)たち。
なんとその全員が、(元)演劇人だった!
しかも自殺未遂の理由も、演劇絡みのアレやコレ。
そんなことある!?これが運命じゃないってんなら一体何!?
そんなウルトラCから始まるお話。
それから彼女達はなんやかんやで
私らをこんな目に遭わせた演劇に復讐しようぜぶっ潰しちゃおうぜってんで、試行錯誤するんだけれど
やる事なす事裏目に出ちゃったりして。
その過程で愉快な仲間が増えたりして。
方向性の違いで揉めたりして。
満を辞して、世界が一巡したりなんかして。
あるよね〜世界が一巡すること。あるある。
で結局これから私たち、どうなっちゃうのーーー!??
…ざっくり言うとこんな感じです。
これを約2時間かけてやります♪イェーイ⭐︎
脚本/演出の佐藤辰海くんも書いてくれています。土橋end、通常endって??についても。↓
https://note.com/shirunashittm/n/ncd9141733d7b
演劇人あるあるとか、小劇場の闇()とか、田舎の残酷さとか、見ないフリしてる適齢期とか、
身に覚えのある人にはザックザク刺さるシーンもあると思う。演劇界隈にいる/いた人は特に。
そんでねえ、Wキャスト制なんですがAチームもBチームもほんっと魅力的な俳優さんばかりなのですよ。
キャスト紹介はまだ…書けてない…書き…たい、、
で、どうして演劇なんだっけ
題材が題材なだけあって、我々は今回「そういやじゃあ自分はどうして演劇なんだっけ」を思い出したり向き合ったりなぞしておりまして、
何人かの演劇はじめたキッカケを知れて私は凄く興味深かった。
今回、稽古後の飲み会なんかは当然一切できず、話せる時間が限られてて。そもそも飲みの場でもそこまで深く掘り下げないじゃないですか。
だから今こうやってnoteでお互い補完し合ってる、なうです(「○○なう」ってもう古いね)
だからまあ自分達の自己満足かも知れないけれど。
聞けば聞くほど「演劇やってくれてありがとう、出会ってくれてありがとう」って思って読んでます。
こんな機会なかなか無いから私も書こうと思います、なるべく端折るね。興味ない方はそっ閉じで大丈夫です!
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学生のころ、英語が得意でした。
大学行って就活始めるまでは、ツアコンとか、ホテルマンとか、そういう仕事をやるつもりでした。
でもエントリーシートと向き合ったりインターン参加したりしてもなんかピンとこなくて。
得意な事より好きな事したいのかなーって。魔がさしたというんでしょうかね。
既にズブズブのオタクではあったので、そっち系の仕事を色々調べて行き着いたのが何故か声優でした。
親はなんて言ってたっけな…
母上は「けーちゃんならなれるよ、可愛いから(?)」とかそんな感じだった気がする。
父親には言わなかったかな、あんまり関わらないようにしてるので。(急な闇)
大学を卒業後に専門学校に3年通いました。
専門卒業時にオーディションがあり、何かの間違いで、最大手の事務所に受かりました。この時25歳です。お母さん、なれたよ。
余談ですがこの青二プロダクションという事務所の同期の1人に笹井雄吾くんという人がいて、後にguizillenに入団します。
さて事務所に入ったものの、なかなかうまくいきませんでした。
ひとえに自分の努力とガッツが足りなかったのだと思います。
自分からアピールしないと生き残れない世界でしたから、元々引っ込み思案な上、己の武器すらよくわかっていない愚か者の私は完全に萎縮していました。
目をかけて下さるマネージャーさんもいて、レギュラーのお仕事を頂いたりオーディションもいくつか受けさせて貰ったけれど、結果がついてこなくて
「人の期待に応えられない」これが本当に苦しかった。
「商品としての価値が自分にはない」という事実、それをナニクソ!と打破しようというだけの気概が持てないこと…
ずっと「申し訳ない」みたいな気持ちで過ごしてしまいました。
勿論悪い事ばかりじゃくて、貴重な経験や自慢の友人がたくさんできたのはすごく幸せだなあと思います。
同期は売れっ子ばかりです。
NEWS ZEROのナレーション読んでる子、あんスタの人気キャラのCVやってる子、ウマ娘のたづなさんのCVやってる子などなど…めっちゃ自慢です。しかも皆いいやつ。
私は4年目の査定で落ちて、退所しました。
私には難しかった、お芝居の世界は。…母上も「仕事なかったら熊本帰ってきなっせ」とも言ってたしスッパリ諦めます……
とはならなかった
何故かと言いますと「舞台」というものに未練があって。
一度もやったことないまま終わるのがどうしても嫌で、専門学校の先輩、黒岩拓朗さんが出ているMacGuffins、何度か観たけど面白かった!やってみたい!となった訳です。
懲りないというか、切り替え早いですね…いや端折ってるからね!あったよ!葛藤とか!
とにかくオーディション受けて2015年から何度か客演させて頂いて、多分人生で一番怒られて、落ち込んだりもしたけれど、なんやかんやで劇団員になりました。
私に価値をくれた場所です。
辰海とも何度も共演したね。
そんな感じ。
ぶっちゃけ舞台も、ツライことの方が多いです。
どんなに楽しい座組でも、向き合わなくちゃいけないから…
そう、相変わらず自分の「お芝居」にはちゃんと自信が持ててないのです。私の良くないところ。
実際、頂いた舞台の感想概ね「可愛かった!」ですし。いやめっっっちゃ嬉しいです!!!!率直に、言われて一番嬉しい言葉。言われなくなったらもう、お終いです。
しょうがないよね…最初に「可愛さ」が来てしまうよね…。クソッ…!ちょっと顔が可愛いばっかりに…!
冗談はさておき。
自信はないけどでも今なら「自分の価値」はなんとなくわかる。
それをお芝居にどれだけ乗っけられるか、を目標にしてて、それならちょっとずつだけど出来る様になってきた気がする…今更だけど……。
あとやっぱりお客様の拍手が、笑い声が、感想が、すべてを「良かった」と思わせてくれるので。
そういう魔力があるんですよね、演劇人なら誰もがわかると思う。
いつまで続けるか?はわかりません。むしろ毎公演「これが最後でも問題ない」とは思ってます。
と言いつつまたきっとやりたくなってしまうから(笑)
今はまだ一緒にやりたい人、「私が必要」と言ってくれる人がいるから、それに全力で応えたい。
…わかりやすく、承認欲求満たす為にやってる感じしますね。色々語弊もありそう。くだらない事ばっか気にしてんなあと思われるかもしれない。
まあでもこういう人間もいるんだな〜と。自己肯定感激低人間標本だと思って優しく(重要)接してください!!
まだまだコロナの脅威に怯えている日々、演劇なんて…って思われる方も多いでしょう。
でも今だからこそ観てほしい。今しか観られない作品です。
思っきり感情移入して、演劇に人生狂わされた女とズタボロになりながら「演劇の借りは演劇で返したる!」と奮起するも良し、
頭空っっっぽにして、女達が苦悩して高見の見物よろしく「貴族の遊び」スタンスで眺めるも良し。
演劇は楽しい、を思い出せるきっかけに、なれたらいいな。
なれる予感がしてるよ、私もあなたも!
ご予約はこちらから。前売りご予約可能なのは7/7(水)までとなっておりますのでお早めにどうぞ。
橋本(Bチーム)扱い予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/offenn?m=0rhheie
ご予約に関するご注意、感染症対策に関するお願いをお読みの上ご予約くださいませ。
読んでくれてありがとうございました。
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