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まだアプデしてないアナが藤原丈一郎さんの回について語る

テレビ朝日系列「まだアプデしてないの?」で
なにわ男子の藤原丈一郎さんが
「プロ野球の実況をしてみたい」と
研修を受けておられた企画に
感銘を受けてこのnoteを書いています。

と、冷静に書いていますが実は番組を拝見して号泣しました。

アナウンサーになりたくて頑張っていた若かりし頃と
なれたものの仕事をこなせず辛かった日々を思い出すと共に
今大した努力もせずにただ年齢を重ねてしまった自分が情けなくて。

ちなみに私は
・元テレビ朝日系列の地方局アナ
・過去には情報番組や夕方のニュース、記者、ディレクターを担当。
・現在はフリーでラジオのニュースやテレビのナレーター
・野球中継についてはほぼ素人

一人の野良のアナの箇条書き感想だと思って頂ければ幸いです。

前編の感想についてはツイッターで呟かせて頂きました。


後編について。まず。藤原さんの努力に感服しました。
私は今も幸運に恵まれてラジオやテレビで主に読みの仕事を頂いていますが
フリートークは藤原さんの足元にも及びません。

ロングトーンも、藤原さんが30秒を目指す中
(と前編の時ノートに書いておられた通りアナの研修でもその設定です)
私は最近で24秒でした。ちなみに私も発声指導することがありますが
初心者の方ですと大体15秒程度です。

「共感を得られる言葉」について。
これは私も系列の研修で何度も指摘されました。
老若男女誰が聞いても理解出来て不快にならない言葉をを伝える難しさ。
「たくさん」という表現。そう、どう「たくさん」なのか。
その中にどんな描写が出来るのか。

「結論まできちんと話す」て部分も中々難しい。

間を埋めたいがための言葉って恐らくそれぞれあって。
藤原さんは「なにやら」。私は「本当に」です。
無意識にその言葉が出てるんですよね、なにやら本当に。

即時描写、キャップのところは唸りました、
初めての描写「コップの中の水」の時は
見た目と存在でしか話せなかったのが
手触りや気温、熱中症まで話を広げていらして。
本当にお上手だったと思います。私あんなに出来ないわ。

実況については何度も指摘されていたように
ついデータに引っ張られてしまって
「投げた(球種)」「打った(どちらへ?)」という
必要な情報が遅れてしまう場面が。
用意したデータは全て「困った時用」なので
使わないのなら使わないでラッキーなのです。

ロッテ先制した辺りからホームランの部分はリズム感も良く
プロ野球では無理でも地方の高校野球なら
このくらいのレベルで話しているアナいるような???

とはいえそれはそれで各局のアナ自身がデータを集めて話しているので
簡単に申し上げてはいけないのでした。ごめんなさい。

番組内では指導の田畑アナもとても悔しそうに見えました。
時間さえあればもっと伝えたいこと
教えたいことがお有りになったのだと思います。

点数は、もともとのルールで「一回の表裏」だけの点数で60点でしたが
全体を含めるともう少し高くてもいいのでは!

藤原さんはもともとフリートークがお上手なので
当初はご自身でも自信があったのではと思います。
ただ、「自分自身に起きたこと、わかっていることを話す」のと
「目の前で起きていることを伝える」のとはまた違う技術なので
それが出来ていないという自覚を持たれたのでしょう、
はじめの頃と後半では藤原さんの表情がぐっと変化があって
真摯にこの挑戦に取り組んでおられたのが伝わりました。
その表情でのスーツ姿がお似合いで
「こんなに恰好いいアナいたら内容入ってこないわ」て
画面にツッコミ入れてました笑。

藤原さんにはぜひこの取り組みを続けて頂いて
いつか副音声でフル実況などいかがでしょうか。

そして。
今回は「プロ野球の実況」でしたがこれをきっかけに
それ以外のアナの仕事も興味を持って頂けたら。

ニュース読みの仕事もそれはそれで奥深く面白い仕事なのです。
原稿を理解しないと読めませんし
突然入ってきた原稿をパッと見て大体の秒数を計算し
手元の原稿とのバランスを考えて差し替える、こともあります

ほんの数秒で自分だけで判断が必要なことも多く。
スタッフの方々に助けて頂きながらも
最後の数秒、マイクの前で判断して話す、
それがアナの恐ろしさであり醍醐味なのかなあと。

その面白さについてもいつか知って頂きたいなと思いました。

今回はツイッターに収まり切れなくてnoteを開設してしまいましたが
このnoteというものも面白いことを知ったので
アナウンスについてなど、業務に差しさわりのない程度で
書いて行けたらと思います。

(実はこのnoteを公開したことで
ちょっとトラブルがありましたので
少し後半は編集させて頂きました。
その件についてはまた後日
まとめる機会があればまとめたいと思います)

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