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YouTube 投稿1本目は伸びやすいのか?アナリティクス分析

こんにちは、はらけんです。
今回は、YouTubeの1本目の動画投稿について、検証していきます。
どんなTikTokなんかも1本目の動画は伸びやすいと言われますが、YouTubeではどうなのか。実際のアナリティクスのデータをお見せして、解説していきます!(私のYouTubeチャンネルは、15~20分の旅系動画です)

1本目の動画の動向

まずは、1本目のアナリティクスデータを見ていきましょう。

1本目の動画の視聴回数_日別推移

YouTubeチャンネルを作成後、本当に初めて投稿した動画(テストで公開などもしていない)の、視聴回数の数値が上記です。公開から約3ヶ月で、およそ2,000回の視聴を獲得することができました。どんなジャンルの動画を投稿するかによって、目安は変わってきますが、1本目にしては意外と伸びているなという印象です。
現時点で、チャンネル登録者数は28人(内10人は関係者)。
後ほど、お見せしますが、他のSNSからYouTubeへ誘導しているということもないため、YouTubeプラットフォーム上からの視聴のみで獲得できた視聴ということになります。
(見て頂いた方々、本当にありがとうございます!)

2本目の動画の動向

さて、続いては2本目の動画を見てみましょう。

1本目(水色)と2本目(紫)の視聴回数比較

もちろん、単純比較できないとは思いますが、大きく差が出たということが分かります。このグラフでは、公開日を起点としていますが、動画投稿後78日の数値を見ると、1本目の動画は1,591回、2本目は405回と、約1,200回もの差が生まれています。
最初の4日での視聴回数でも、1本目は60回視聴、2本目は10回視聴であったため、”初動”ですでに差が出ていたということになります。上記の比較から、1本目の動画が優遇されるという傾向は、概ね間違いないのかなと思います。

なぜ1本目の動画は伸び続けているのか?

さて、ここからは、1本目の動画についてもう少し詳細に分析していきます。みなさんもお気づきになったかと思いますが、公開後20日あたりから、視聴回数の伸び方、グラフの傾きが大きくなっているのが、見て分かると思います。こちらは、何が起こったのでしょうか?

動画のトラフィックソース(流入元)分析

上記グラフは、視聴者の方々が、”どこで”私のチャンネルの動画を見つけ、視聴したかを、表したものとなります。見慣れない方からすると、少し難しいかもしれませんが、トラフィックソースと書かれた縦列は、「YouTube検索=YouTube内の検索結果から」「ブラウジング機能=YouTubeのTOPページに表示されるおすすめ動画から」「外部=外部のSNSから」と理解ください。
また、横軸は「インプレッション数=動画がYou Tube上で表示された回数(表示されクリックをすると視聴が始まります)」となります。

YouTubeのTOPページ(ログインしていないアカウント)

さて、1本目の動画が伸びている理由ここでお伝えするポイントは3つあります。

  1. 初動では、「YouTube検索」からの流入が多かった

  2. 公開後20日付近から、「ブラウジング機能」からの流入が激増

それぞれ、解説していきます。
1つ目について、検索からの流入が多い点については、動画の種類、ジャンルが大きく影響してきます。私が投稿している動画は、北海道の旅行に関しての動画ということで、YouTube内で「北海道 旅行」や「札幌 旅行」といった検索をするユーザーが多数います。(ちなみにYouTubeは、Googleに次ぐ第2の検索プラットフォームです)

You Tube内検索

今でこそ、検索からの流入の影響は小さくなってはいますが、初動においてしっかりと検索から流入に繋がっていた点が、後々の視聴回数の伸びにも繋がったと見ています。

2つ目。なぜ、ブラウジング機能が急増してるのでしょうか?ここからは、あくまで推測ですが、「YouTube側から、”良い動画”として評価された」と言えそうです。
どういうことかと言うと、みなさんのYouTubeのTOPページに表示される動画は、「みなさんが過去見ていた動画に似ており&一定のクオリティを満たしている動画」が表示されるためです。
例えば、みなさんがゲーム実況の動画をよく見ている場合、TOPページにはおそらくゲーム実況系の動画を多く並ぶはずです。
では、”一定のクオリティ”とはどういった定義でしょう?YouTube側が、明確に開示しているわけではないのですが、

  • 動画の視聴回数

  • 動画の平均視聴維持率(視聴者がどれだけ長く、動画を見てくれるか)

  • 動画のいいね、コメント、フォロワー登録があるかどうか

  • サムネのクリック率が高いかどうか

といった指標が加味され、クオリティが判断されます。動画の視聴回数は、多ければ良いという意味ではなく、そもそもの視聴回数が一定基準を超えてこないと、視聴維持率の評価が正常に行えないという点で、上記に記載しました。視聴回数が10回で、視聴維持率が100%のものが評価されるかというとそうではないですよね?

まとめ

さて、これらを踏まえると、私が投稿した動画について示唆が生まれます。
「初動では、検索から一定の流入(視聴)を確保することができた。そこで、動画のクオリティが一定水準を超えているとYou Tube側に判断されたことで、ブラウジング機能というものによって、多くのユーザーへ表示→視聴されるようになった」
ということになります。このあたりは、これからYou Tubeを始める方にとっても、重要な視点にもなるかなと思いますので、参考になれば幸いです。

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