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九月姫とウグイス
昨日、「惹かれるもの」について少し書きましたが
週末に行うArt Based Educationの今回のテーマ「根源のドラマ」を担当する羽地さんから
「子どもの頃好きだった話を持ってきてください」
とのオーダーがありました
子どもの頃好きだった本といえば
覚えていないけれど、小さい頃は「ちびくろさんぼ」が大好きだったようです
必ず最後まで読んでもらわないと気が済まなかったらしく
読んでる途中で寝てるのでやめると、目を覚まして最後まで読むことを要求したようです
その次に覚えているのは小学校6年生の時に読んだ「アンクルトムの小屋」
これは、世の中にこんな悲しいことがあっていいのか、と読み終わって本を投げて泣いたことを覚えています
もう一冊、覚えているのは「九月姫とウグイス」
これは小学校低学年だったと思いますが
ある日父が買ってきてくれました
絵が大好きで今でも大切に持っています
この本を出してきて、気づきました
昨日のイランの石版画家「ホヘ」の絵と少し似ています
昨日はなぜか惹かれると書きましたが
案外惹かれる理由はこんなところにあるのかもしれません
「九月姫とウグイス」の話は今読み返してみてもとてもおもしろいお話でした
作者はサマセット.モームが書いた唯一の童話の一節と
武井武雄さんの絵がとても素敵です
「お姫さまは、わっと、なきだしました。じぶんのしあわせよりも、じぶんのすきなひとのしあわせを、だいいちにかんがえるのは、とても、むずかしいことだからです。」