参議院選挙と能力主義

参議院選挙で最低賃金の話題が出るたびに、
「社会全体としては良いことだと思うけど、最低賃金で生活しているような人は投票に足を運ぶ割合は少ないのではないか。」
と考えてしまう。

そんなことを考えていたら、「この考え方って、最低賃金で生活している人に対しての偏見であり、ある意味差別的ではないか」とふと思った。

これって、マイケル・サンデルの「実力も運のうち 能力主義は正義か?」に記載されていた
「大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。」※1
まさにこのことだ。

自分は人種差別や性差別はしない(しないように努めている)が、能力的な差別は悪いと思うことなくしているんだと自覚してしまった。

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