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「反知性主義」「新自由主義」の昏く暗く冷たい政治をどう終わらせるか? 考察メモ Twitter2020/11/01から

新自由主義、自己責任論と「反知性主義」にどう立ち向かうか


自助、自己責任社会は、暗く冷たい。生産性の高低で人間の価値にまでも序列をつける生産性至上主義。「首を切れないから非正規雇用を増やさざるを得なくなった」という竹中平蔵氏の言葉は、実に象徴的だ。新自由主義が剥き出しになった菅政権。生産性至上主義政権こそ最低の生産性というirony。


対立軸は、とても簡単。
これまで日本を衰退に導いた新自由主義者と真逆の事をすれば良い。

「強い者にひたすら媚びへつらい弱い者を徹底的に虐める」
#新自由主義者 たちのこの性向は、#傀儡保守
にも同様に見られる。
#戦争屋 #規制緩和ハイエナ
卑怯であり腐敗している。公も私物化し、暗く冷たい。

「正規社員は、ほとんど首を切れないんですよ。それで非正規社員というものをだんだんだんだん増やしていかざるを得なかった。」菅内閣参与でありパソナグループ会長の竹中平蔵氏の言葉だ。
🅰️労働者は、その権利が保障されている。だから簡単に解雇できない。
🅱️簡単に解雇できないと非正規を増やす事は、してはいけないし、許されない。

🆎何故なら、権利の保障されない労働者を増やすことと同義だからだ。

一人ひとりの人間の尊厳を強く守れずして社会の安定も経済の発展もない。 

「人口増を「国家プロジェクト」に指定し、第2子を出産した母親を対象に、25万ルーブル(当時のレートで約110万円)を住宅取得・修繕費、教育費、母親の退職後の年金加算などの形で国家が支払う方針を発表。児童手当の増額、母親の産休中の賃金保証なども含め、2007年から実行させた。」(時事)

「母親資本制度」というロシアのV字回復政策の中身をみると「母親資本制度」というより「母親保障制度」と言った方が適切かもしれない。
 第二子、第三子…と子育ての費用は、増えていく。それらを母親に負わすのではなく年金などにまで国家が保障していく制度ではないかと思う。

日本は、「母親保障制度」がないばかりか不当に女性が男女格差に苦しまされている。社会も経済も衰退していく大きな原因の一つがこの格差にあると言って良いだろう。「女性は、これまで不当に低く抑えられていた賃金を弁済され、その権利を保障されるべきだ。」と友人。

gender.go.jp/public/kyodosa…


「大学は、広く大衆の文化的向上のためにある。」
そして教養とは、「学問・芸術などにより人間性・知性を磨き高める」ことを言う。
 単に知識があるか否かで教養を測れはしない。教養を得るとは、人間性や知性を高める事を意味するからだ。

 大学は、広く全ての人に開かれていなければならない。


「勘違いインテリ野郎絶許主義」は、何故、日本で盛り上がっているのか?

 彼らは、特権的であり他罰的かつ傲慢。教養を単なる知識と勘違いし学歴という記号を階級化に使うインチキ野郎だ。

社会的格差拡大→余計に憎悪の的となる

 知や芸術の大切さは、彼らによって何ら影響を受けない。

https://mainichi.jp/sunday/articles/20201027/org/00m/010/002000d

読売新聞の「検証戦争責任」で私は、亡国の淵に至った戦争のポイント・オブ・ノーリターンを論じた。
山本宣治暗殺1929年、滝川事件1933年。

「反知性主義情念」は、己の歪んだ様を呪い「最も気高く尊いもの」を憎む。

 日本にとっても世界にとっても大切な知性を排除した「亡国の徒」だと言っても良い。

ただここでも注意が必要だ。
 「反知性主義」の意味さえ今は歪んで伝わりかねないので、私は、別の言葉を探している。


「BULL SHIT JOBS」
 経済格差が文化的資本格差を生む大きな原因となっている。
 乗り越え難い格差が固定化した社会において人々は、復讐、ルサンチマンに走る。
 そしてその対象は、経済格差を生んだ為政者に向かうのではなく、越え難い壁を越えた人々に向かう。
憎悪は、常に身近で、弱き人に。

「大衆は運よく大金持ちになることはあり得ても、文化的エリートになることはできないという呪い」から解放されよう。
 国立大も独法化で高等教育の壁が更に高くなった。亡国政策だ。
師、松下幸之助は、学校で学べなかった事を努力で補い高い教養を身につけた。だからこそ教育を何よりも大切にした。

「…道徳的にいかがわしいにもかかわらず支持されるのではなくいかがわしい(道徳的特権者ではない)がゆえに支持される。」白井さんの視点は、示唆的だ。
右翼ポピュリストの無礼、いかがわしさに道徳的非特権性を重ね合わせている点で大衆は、鋭く賢い。他方、贅沢な暮らし、経済的特権性には親和性

「計算された無作法」は、弁証法的プロセスにおいて確かに有効かもしれない。
 しかしそれが「無作法」であることには変わりはない。
「無作法」を嗜める日本の文化や伝統にもそぐわない。
暴力を内在される醜い言葉は、どんなに計算しても暴力だ。不道徳はどこまで言っても不道徳だ。

「こうした情念の噴出はグローバル化とネオリベ化によって分断の広がった社会の荒廃に由来する。この荒廃を前にして絶望することは、知性の敗北にほかならない。」
政治は、絶望との闘いでもある。荒廃を前に絶望することは、知性の敗北であり、私たち人類そのものの敗北である。


五野井先生、初めまして。
衆議院議員の原口一博と申します。
白井聡さんの論説を私も興味深く拝見しました。政治学的ご考察、本当にありがとうございます。
「反知性主義」(私は #学問ヘイト と便宜的に名付けています。〕ポイント・オブ・ノーリターン。山宣暗殺、滝川事件の時代に重なります。

人生で一番大事な時期、社会に羽ばたく時期に「蟻地獄」を経験させられた若者は、どんな世界観や人生観を持つでしょうか。代議士として申し訳なさでいっぱいです。
 奨学金徳政令、高等教育無償化と共に手厚くかつ治療的なサポート、そして学び直しの機会の提供が急務だと考えます。

非暴力の抵抗運動で私が想起するのは、イギリスのトライデント・プラウシェア運動です。彼らは、非暴力を貫きました。彼らは「最小限度」の「非武器化行動」で核兵器の廃絶を実現しました。

tridentploughshares.org/wp-content/upl…
「計算された無作法」をも超えた「非武器化行動」でした。


私こそ、ありがとうございます。
「日本国憲法23条の学問の自由は「反知性主義」への安全装置」
 例え民主的に選ばれた政権でも間違えることがある。だから予め憲法という「安全装置」を作っておく。この安全装置の破壊を企てる者は民主主義の敵です。破壊の手口は、恐怖と監視、加罰と疑心暗鬼。


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