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野党国対委員長会談ぶら下がり 2021/05/19

野党国対委員長ぶら下がり(9:30~野国連後) 20210519

安住国対委員長
防衛省のこの朝日新聞と毎日新聞に抗議をした件についてですけども、今日、防衛省の官房長こちらに来ていただきまして、事情を聞くことにいたしました。大規模接種を急ぐ防衛省にとっては、大変な宿題を政治決断で鶴の一声でバンとやられて、大変なことだったと思うし、本来業務から離れてこの大規模接種に特化するようにということで、大慌てでこのシステムをつくったんだと思います。しかしですね、現実には65歳以上という網をきちっとかけたネット予約をすべきところを、そうでないアクセスができることが可能になったと。それについて朝日新聞と毎日新聞は、それぞれ独自のやり方で、一言で言えばその穴を見つけて指摘したわけですね。一部政府高官は、これに対して不正アクセスは非常に問題だと。また安倍前首相もですね、これは愉快犯だというごときなことを話していたと。そんなことから昨日、防衛省が何かこの毎日、朝日両社に、両新聞社について抗議をしたという話を聞きましたので、抗議よりも穴を見つけていただいてありがとうございますじゃないのかなと私は思っておりますが、ちょっと防衛省側がどういうふうにお考えになっておられるのか、3党でお話をまず聞きましょうということになりました。私、それぞれ党の中で考えは違いますが、私個人のことを言わせてもらえば、個人の考えを言えば、毎日、朝日に抗議した防衛省に対して抗議をしたいという気持ちでおります。早急に今、アポ取って、皆さんにもわかる形で芹澤官房長から経緯について抗議をした、なぜ抗議をしたかということについても聞かせていただきたいと思います。いずれですね、この本当に今この抜け道というか、穴を塞げるのかどうか、ちゃんとやった方がルールを守った65歳以上からのスタートはちゃんとできるわけですから、前向きにこの記事を捉えるべきだと私どもは思っておりますので、防衛省の対応についてはちょっとそういう点では引っかかるので、早急に対応したいということを思っております。
また、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が、この先さらに広がる可能性があるということで意見を交換しました。沖縄を含めてそういう事態に至れば、また毎週のことでありますが、金曜日ということになるのかなとは思っておりますけども、やはり一部の意見では、特定の地域だけ緊急事態、特定の地域だけまん延防止をやると、それ以外の地域に連休なんかはもうわっと出ていって、それが原因でこうした状況になっているのではないかという意見も出されました。やはり政府の小出しで限定的なやり方が、逆にコップの水が溢れかえって外に出るような感じで全国に拡散しているのは問題であると。こうしたことについては、議運はもとより、当該委員会で追及していこうということになったということをお伝え申し上げます。私から以上です。防衛省につきましては、こちらに来て官房長から話が聞ける段階になりましたら皆さんにお伝えします。オープンでやりたいと思っています。

記者
一昨年の参議院選挙で、河井案里氏に自民党本部から1億5000万のお金が渡っていた件について、二階幹事長も林幹事長代理も関与していないだとか、根掘り葉掘り聞くなというような発言をしているが、それについての考えは。

安住国対委員長
二階幹事長も関与してないし、当時の甘利選対委員長は1ミクロンも関与してないんでしょ。1ミリどころか1ミクロンもって言ってるんだから、これは誰が関与したんですかね。総裁だった当時の安倍総理ですかね。今の総理の官房長官になるんですかね。これね、公金ですからね、政党交付金。いずれ1億5000万は、岸田さんは県連会長としてこの実態解明を強く要求してると聞きました。自民党の内部からもこういう話が出てるわけですから、決裁をした経緯について、もうその党の問題だでは済まないと思いますので、きちっとですね、説明責任を果たしてもらいたいし、こういうことは国会でどういうふうに追及していいかわかりませんが、しかし、1億5000万もの金を特定の候補者につぎ込んで、いわば仲間の議員を落とすために徹底的な資金援助をしたというですね、それが違反に繋がったわけですから、2人の議員がそれで失職をしてるわけですよね。そういう点ではですね、誰もその関わってないなんてことはありえないわけですから、特に幹事長と選対委員長が責任をなすりつけている姿は、僕は政権政党としてもあり得ないと私どもは思っていますので、追及していきたいと思っています。

記者
安倍前首相がTwitterで愉快犯だとツイートしたことについて、前首相としてワクチン接種等々に携わっていた立場で、あのようなツイートをしたことについてどうお考えか。

安住国対委員長
弟さんが防衛大臣だったから、感情的なことは言ったのかもしれませんが、総理大臣まで経験した人が、愉快犯なんていう言葉を新聞社に向かって言うっていうのは、適切だとは全く思ってません。もうちょっとご自身の立場をお考えになって対応した方がいいと思います。これはむしろ国民からみたって、システムに不備があることはもう明らかなわけで、それを証明したわけですから、だから見つけてもらってありがとうですよ。むしろ、これからそれをどう対応するかということを教えてもらいたいけども、時間がないからこれ対応できない可能性もありますよね。だからシステムの不備を指摘されて、指摘した側に対して愉快犯なんていう言葉を、一国の総理をやった人が使うべきだとは私は思ってません。

記者
入管法に関して、ビデオの開示は引き続き求めていくと思うが、そういった話は今日の野国で出たか。また、今後どのようにビデオの開示に迫っていくのか。

安住国対委員長
話は出ました。我々3党で結束して一つ成果は出せたと。この法案の成立は阻止はできたと。ただビデオの開示の問題が残っているので、これをこれからどうしていくか、参議院の質疑も含めて、残された期間の中で3党でよく作戦を立てながらやっていこうと。あくまでやっぱり被害者の側に寄り添って、共産党、国民民主党、立憲民主党、3党で社民党を入れてですね、対応していくということは確認をいたしました。

以上

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