【完全攻略】これで論文試験は差をつけろ〜消防・警察合格への道〜

◯なぜ記事を発行に至ったのか

 まずは、この記事の発行することとなった経緯からお話しします。私自身はYouTubeをはじめ、各SNSの発信をこの3年近く続けて参りました。その際にご相談いただく項目として多かったのが、、、

・教養試験対策に関すること
・体力試験に関すること
論文試験対策に関すること
・その他消防に関する事(こちらは割愛します)

 以上の項目が非常に多くありました。
この中で、教養試験に関しては、解き方を指導すると言うことはなく、「45点中25点は取れた方が、合格への確実性を増すよ」っとか。「数的処理・判断推理を中心に解いた方が点数は稼げるよ。」、「過去問を5週ぐらい解いて解き方や問題の傾向を知れば、類似問題もあるよ。」っと言ったコーチングみたいな事しかできませんでした。体力試験に関しても同じような事で、そもそもが体力に自信がある方が大半なので、頂戴していた質問は、「握力が50kgぐらいあればいけますか。」、「腕立てはどれくらい出来ればいけますか。」っと言った合格ラインの確認の質問が多く、このトレーニングをやればいいです。と言うようなコーチングや具体的なアドバイスというのは、非常に少数でした。この2項目に関しては、対策すればなんとかなる問題でしたが。。。

 そんな中、論文試験については、対策しても考え方が間違っていれば、いつまで経っても点数は取れないと言った問題が待ち受けています。そこで頂いていた質問は、「論文どのような対策をすればいいのか。」、「添削をしてくれる人もいない。」、「情報収集していれば、論文が大切と聴きました。」、「はらさんは、どのように対策をしていましたか。」と言った論文対策に四苦八苦している質問が100件以上も頂きました。
 そもそもですが、論文は過去問を解いて対策をするにしても、論文の参考書の解説は、正直なにを書いているのかよくわからない。というのが、私の率直な意見です。私自身も購入してやりましたが、全く参考になりませんでした。更に言えば、論文には答えなんてものはなく、自分の考え方や表現力・論理的思考力などを評価する試験っというのが、問題をより難解にしています。

なので、こう言った問題に対して、相談や質問のDMを100件以上受けており、論文や面接分の添削もさせて頂いた結果多くの方から、合格を頂きましたと、感謝や喜びのDMを頂きましたので、それなりの価値があり、誰かの為に貢献できている、価値を提供できていると実感したという経緯があり、こちらに私自身のノウハウと今までの受験生の添削内容を公開させて頂く運びとなりました。

下記に、受験生から寄せられた感謝の声を一部掲載します。

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◯こんな方におすすめ

・まだ論文対策できていない
・論文に自信がない
・なにから手をつけていいかわからない
・論文の構成がわからない
・自分もnoteを出版してみたい(参考になる)
・はらちゃん応援隊

 主に、消防や警察を受験する人向けに書いた記事となります。
自分自身も消防試験を受験する頃は、あなたと同じようにどうしていいのか分からず、とりあえずGoogleで検索するなど、手当たり次第に情報収集していましたが、最適な解は出てきませんでした。それから、当時は学生ということもあり、論文の参考書を購入したり、大学の教授に相談したり、自分で試行錯誤を繰り返す中で、合格に至った論文の構成や論文作成時の思考法(着眼点)について、今回は公開していきます。この記事を手に取った方が、最幸な結果を手に入れることを心から願っています。それでは下記をご覧ください。

※ ある程度中身は公開させて頂きますので、読み進めて頂き、これなら論文が書けそうな気がしてきた。論文の構成が解ってきた。これは、価値があると判断してから、ご購入いただければ幸いです。また、はらちゃんの挑戦を応援したと言う方もご購入大歓迎です。通常の論文テキスト購入だと1000円以上するものが大半ですが、再現性高いものをより多くの受験生の手元へ届け、価値を提供したいと感じたので、この記事へたどり着いたあなたへはテキスト代としては異例の最安値でお届けします。あなたの受験にお役立ていただければ幸いです。

◯ 初心者必見 論文対策について3つの視点

 まずは論文の基本構成についてお話してから、NG表現について解説します。最後に、自分自身が受験時に活用していた論文の思考法である『3つの考える視点』についてお話します。最後まで見ると、試験時や対策時の考える視点が、割と簡単にイメージしやすくなっているはずです。

◯論文課題

北九州市が求める人材像 の一つとして 『 豊かなコミュニケーション 力を有する人 』を掲げています。消防士という立場を踏まえた『豊かなコミュニケーション 』とはどのようなものか、あなたの考えを述べなさい。また、あなたの過去の経験を挙げ、コミュニケーションをより豊かにするために、その経験をどのように 活かすのか、考えを述べなさい。

◯論文の基本構成

基本的には、序論・本論・結論の三部構成

⒈ 序論(論点と意見を書く)

 「何を意図しているか」「どのような問題意識を持っているか」「どのように議論していくか」ということを簡単に紹介する。  
※割合;10〜20% 120〜240字/1200字
例;
 コミュニケーションの本質は、相手の話に耳を傾けて、話を聴くことが第一前提として考えられる。次に相手へ自分の意見をわかりやすく伝えること。消防職員間での連携や地域・自治体、時には、社会全体へ影響力を与えるSNSでの発信も必要不可欠となる。よって、以下に私のコミュニケーション能力を消防官として活かす方法を3つ述べる。

2. 本論(意見の根拠を述べる)

具体的な例を挙げて、自分自身の論点や意見を深掘りして説明する。意見や対策案を3つの視点で論述していくと組み立てやすい(はらちゃん 流)
※割合;60〜80% 720〜960字/1200字

①聴き力がある
 話の途中で横槍を入れことなく、話を最後まで聴いた後に、自分自身の意見を述べる。もしくは、聴き役に徹する事を意識している。
例えば、エピソードや経験

②積極的に話しかけることができる 
 防災訓練や消火器取り扱い訓練時に、積極的に子どもたちに話しかけることができる。
例えば、エピソードや経験

③SNS運用ができる
 自分自身がSNS(ソーシャルメディア)を使用していることから、SNSの発信により、防災対策や家具落下防止対策等の情報を発信することにより、周知することも可能である。しかし、課題となるのが、一方的な発信になりがちであるからこそ、コメント欄等を公開してコミュニケーションをする必要もあると考察する。
例えば、Facebookグループで、消防飯を配信して、少しでも地元消防の事を知ってもらおうと取り組んでいる消防局もある。

本論は、自助・共助・公助の視点で考える

3. 結論(本論で述べたことに対しての意見と将来像を述べる)

テーマ(課題)に対しての最終的な自分の意見を完結にまとめて述べる。
※割合;10〜20%  120〜240字/1200字
例;
消防官として、自分自身のコミュニケーション能力を活かし、市民一人一人が安全意識を持って、連携協力を得られやすい風土づくりの醸成に力を注ぐと共に、地域への溶け込みを主眼とする。市民や行政がスクラムを組む上で、上記で述べたコミュニケーションが重要な役割を果たすと考えている。

◯NG表現

・〜です。〜ます。〜しました。
〜思います。(OK;〜と考える。〜と考察する)
・政治や他人の批判する発言
〜は間違っている。
・評論家的な表現(他人任せな表現)
例;〜するべきである。
→ 〜に関して、主体的に取り組みたいと考えている

この後には実際に受験生から相談を受けて、論文添削した事例と私自身が実践し、合格を勝ち取った思考法並びに、試験前に対策していた論文テーマ別のメモ書きについて記載しています。

◯論文添削事例

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◯警察官受験生の事例

まずは受験生が取り組んだ課題から記載します。

 住民への声かけやパトロールを徹底して行うことて地城住民と見知りになり、信頼され、頼れる警察官となり、安心安全を守りたいと思う。近年は犯罪件数が減少しているものの、社会では様々な事件・事故が発生している。例えば、最近では、高齢者を狙った特殊詐欺が多発している。特殊詐欺の被害に遭わないようにするためには、警察官が個別に取り組むだけでは解決が難しい。ATMを設置する銀行、振込用紙などき取り扱うコンビニなど、民間企業との連携は欠かすことはできない。最近のATMでは、振り込みをしようとすると、振り込め詐欺ではないか確認をうながす表示が画面に出るようになっている。これは、ATMの利用者が特殊詐欺被害にあわないようにするための試みであり、一定の効果があると思う。しかし、民間企業の水際作戦だけては限界がある。特殊詐欺を行う組織やグループを検挙しなければ、根源を絶つことは難しいだろう。そのためには、「だまされた振り作戦」なとを行うことが必要になる。「だまされだ振り作戦」とは、被害者が振り込め詐欺などの特殊詐に気づき、だまされだふりをして、警察の逮捕につなげる方法である。この作戦を実行するには、住民が警察を信頼しているという前提が欠かせない。いくら交番の中に座り警察官の制服を着ていたとしても、実際に面と向かって言葉を交わした経験がなければ、本当の意味で信頼を築くことは難しいと思う。警察官は怖い、なるぺく関わりたくない、という印象を持っている人も中にはいるので、普段から気さくに声をかけ、作戦に参加してもらいやすい関係を築くことが欠がせないと思う。もしも私が警察官となったら、交番や駐在所を拠点として頻繁にパトロールを行い、小さな相談事に対しても積極的に受けるようにしたい。住民の相談の中には、遺失物の相談や、不審者の情報、ご近所トラプルなと小さなことも含め、様々だと思う。こうした小さな困り事に可能な限り丁寧に対応することを通じて、地域住民からの信頼を得ていきだいと考えている。

以下が、私からのフィードバック(論文添削)です。

論文作成お疲れ様です。

一つ目の課題に関して、添削しましたので、改善点を挙げます。

論文の構成が分かりづらい。
序論→本論→結論
この構成が、読み手に明確にわかるように、段落と改行、言葉の言い回しを使い分けましょう。

課題と考え方が求められている。お題に関しては、序論で課題を明確にする必要があります。恐らくですが、課題として提示してるのが、犯罪件数が減少しているが、特殊詐欺などの事件事故が発生している。という事を言いたいのだとは思いますが、非常に分かりづらいです。
課題と聞かれたら、「課題として挙げられるのは、・・・である。」と表現するといいです。
そして、その課題に対する解決策についても論述しないといけないので、ここでも、「解決策としては、・・・が挙げられる。」

因みに、原稿用紙で実際に書いてますか?誤字脱字も多いので、気をつけましょう。

1番大事なのが、論文構成なので、慣れなくて大変かもしれませんが、構成は1番意識して改善しましょう。

以上から下の結論部分はgoodです。

こんな感じで何度も課題を抽出して、改善を繰り返すやり取りをしていました。

どんどん形となり、最近はこんな感じの完成度です。

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お疲れ様です。
添削しました。
結論から言うと、非常に纏まっており、読みやすかったです。構成も整っていますし、論理や考え方も大きく外れた方向には行ってないと感じます。

以下は細かい修正点です。
①序論と本論間の段落分け
〜大きく分けて二つあると考察する。
ここで序論は終了なので、段落を付けて
 まずは、一つ目は犯罪変化の一つとして〜
の文章に繋げましょう。

因みに、考察する。の後にある文章で、一つ目は〜。二つ目は〜と考える。というのは省きましょう。同じことの繰り返しになります。

②本論二つ目は改行する。
二つ目に挙げた警察官になるためには〜

③1,300万人→一三00万人or千三百万人
縦書きは漢数字を使いましょう。

以上3点です。
再度見直してみて下さい。
お疲れ様でした。

まだまだ、伸び代はあります。初めは誰もがうまくいかない事ばかりですが、行動して、実際に文章に書き起こしてみて、改善する箇所が抽出されて、どのように対策すればいいか分かってきます。とにかく、やって見る事、書いて見ることを強くお勧めします。
 因みに自分は、試験までに3回は論文を書いて、添削をしてもらっていました。

◯私自身が実践し、合格を勝ち取った思考法

 もし、難しい論文テーマが出た時の考え方として、参考にしてみてください。以下の三つの視点で、考えると論文を書き進めやすく、文章がまとまります。

①自助【個人に与える影響】
 自助の視点での消防職員として、自分自身の体調管理を徹底する為に熱中症の知識をつける。これにより、周囲へ及ぼす影響も応じる。例えば、こまめな水分補給、大きい血管部分の冷却、、、これらを知っていることで、普段からも道端で倒れている人がいれば、応急処置が可能になる。

②共助【短な仲間や地域に与える影響】
 共助の視点での消防職員として、高齢者の健康増進を推進するための取り組みが必要である。

③公助【社会全体への影響】
 公助の視点での消防職員として、地域および自治体管内での広報活動が重要である。
 
 以上の三要素は、防災対策の三要素としても取り上げられるほどなので、行政機関で働く人材としては、知っておいた方がいい考え方だと思うので、参考にしてみてください。ただ、この考え方がすべての論文課題に使用できるとは限らないので、ご注意ください。
 社会問題に対しては、大概が対応できますが、概念的なリーダーシップとは?やコミュニケーションとは?みたいなのが来ると、少し当てはめにくくなる傾向があります。先ほどはコミュニケーションについてを無理やり当てはめて考えたら、できたのでできないこともないです。良かったら、使ってみてください。

◯試験前はメモ書きを暗記

 メモはあくまでも要点をまとめた項目となりますので、完全な文章でないことを認識してください。なので、気になる言葉があり、理解できていない内容に関しては、用語の検索をして理解を深めることをお勧めします。

【テーマ:感染症について】

序論
今年流行した新型コロナウイルスは、世界的流行であるパンデミックである。結核、マラリア、コレラでインフルエンザも一種、、、
1度緊急事態宣言解除されてから、今月の東京都での100人超えの感染者にも触れる。。。

本論
自助→マスクの着用と手洗いうがいを徹底する。
例。。。。
共助→家族や友人に感染症の正しい知識を伝えること。
例。。。。
公助→消防職員として、SNS
を活用して情報配信すること
例。。。

結論
上記を踏まえて、消防職員として、今後も新しい感染症に対応して、ウイルスともに共存していく環境の醸成に努めなければならない。

 って感じのメモです。
これを試験前に見て、用意してました。そうすると、感染症のトピックが出題された時は、メモのキーワード部分となるところを思い出して、言葉を繋ぎ合わせるって感じです。

◯その他のメモ

【テーマ:災害に強い街づくり】

序論
人的・物的被害をもたらし、改めて自身の恐ろしさを思い知らされた。1995年阪神淡路大震災では、死者6433人であり、約90%が家屋の倒壊による圧死、窒息死が特徴的なものであった。

東日本大震災地震は、国内観測史上最大、また、 M7.0 以上の余震が6回発生するとともに、静岡県東部でM6.4、長野県北部でもM6.7など本地震により 誘発されたと考えられる地震が発生した。 強い揺れであったにもかかわらず、日本海側に比較して、 太平洋側に被害が集中しており、津 波による 被害が甚大であったことが分かる。内閣府は、本震災の被害額を16 兆 9,000 億円と推計している程の大規模災害となっている。以上のような状況を踏まえ、以下では災害に強い街づくりとして3点について、私の考えを論述していく。

本論
まずは、災害の発生を防ぎ、次に災害発生した際の被害を最小限に食い止める為に災害に強い街づくりを構築する必要がある。
①防災の観点に立った土地利用の工夫・避難場所の整備
具体的には、、、
・住民同士が密着した大都市での被害拡大の防止
・河川領域や高台近辺などの立地規制
・避難場所としての公園や学校などの広場の確保

②電気・ガス・水道といったライフラインの確保
例えば、防災用品を常備しておくこと
行政の取り組みとして、オール電化の推奨なども例として取り上げる。

③緊急時の情報・交通・医療体制の整備
被害状況の繰り返し報道よりも、被害住民にとって必要なものは救援物資の配布・避難施設・医療施設・各種疼痛期間の状況に関する情報など

結論
消防館として、市民一人一人が安全意識を持って連携協力を得られやすい風土づくりの醸成に力を注ぐとともに、地域への「溶け込み」を主眼とし、市民と行政がスクラムを組むことが重要な役割を果たすものと考察した。

【テーマ:環境問題】

①地域環境(身近な生活)
②地球環境(国境を越えて国際的)

序論
現代の環境問題の要因は、経済面における成長や利便性を優先し、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした社会生活が営まれてきたこと。人間中心主義ではないか。その結果として、大量のゴミが発生し、ゴミの最終処理場である埋め立て用地もゴミを受け入れる容量不足が危惧されるようになっている。
※ 京都議定書やパリ協定について述べるのも吉

本論
①3R・・・リデュース(廃棄物の抑制)製品省資源化・長寿化

②行政・企業・消費者である個人はそれぞれの循環型社会の形成するにあたって、どのような行動が求められるか。以下で3つ提唱する。
第一に、行政が率先して循環型社会の形成に取り組む
第二に、CSR(企業の社会的責任)
第三に、消費者である個人

結論
全ての人が自己利益よりも地球環境の保全を考えるような社会が形成されることを私は望みたい。

【テーマ:警察官・消防官になって活かせること】
学生生活で一番力を入れたこと

序論
私は、学生時代にボランティアサークルで会長職を経験した。今までの取り組んできたこと3点について述べる。

本論
①社会との繋がり
サークルでは、自らのコミュニケーション能力を生かし、各施設への訪問や協力企業様との連絡調整能力が身についた。これが、消防士として仕事に従事する上での防災訓練等の外部活動に役立つ。

②自己の存在を確立すること
学生時代の会長職をきっかけに、リーダーとして、組織の構造化を生み出すことが好きから得意となった。

③人間関係のネットワークを形成すること
一人で問題解決するのではなく、仲間と協調して共に歩むことを学んだ。

結論
私は大学生活において、誰よりも誠実・勤勉に過ごし、多様な経験をしていると自負している。

◯最後に

 この度は、最後まで拝読いただきありがとうございました。
今後の発信にも役立てたいと考えておりますので、いいね❤️コメント等をいただければ幸いです。今後の記事発行の参考にさせて頂きます。
 この度は、誠にありがとうございました。
また、YouTubeやその他SNSでお会いしましょう。


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消防士→経営者→旅人 ⭐️同期成績No.1〜手術する程の怪我で後遺症が残り,心も身体もドン底〜消防を退職→半年後、年商3,000万店舗経営者〜事業拡大に失敗【倒産&吸収】→2店舗で年商4億企業のNo.2→旅人⭐️Blog &YouTubeやってます!