物理学1.2[法政大学通信、2023]

物理学1.2について

前提として私は高校時代、大学受験で物理を選択した理系です。
どちらもレポートはそこまで難しくなく、テストも内容を理解していれば合格できます。教養課程としてはこんなもんかな、という感じです。ですが、理系アレルギーがある人にとって、特に物理1は教科書を読み解くのに苦労しそうだとは思います。

物理学1 について

教科書が難解!
物理学1はニュートン力学を基礎から学びます。が数式が多く図解も最低限という感じですのでわかりにくい人は高校の物理の教科書や参考書を読むのがいいかもしれません。微分に関する説明も一応なされますがさっと流されますので、高校生レベルで良いので微分とは何?という(数式としてパターン処理をするのではなく理屈としての)理解が欲しいです。微分がわからなければ微分とは?というyoutube動画が多くありますのでそちらでじっくりと理解することを進めます。

全体として数式が多く淡々とした説明で記載されています。この内容を初心者が独学で理解するのは大変難しいのではないかな?と思います。レポート範囲である等速直線や等加速度運動のみであれば高校レベルですが、特に教科書後半の単振動や回転運動はなかなかの難しいでしょう。

これで2単位というのは割に合わないという人が大半かもしれません

物理学2

こちらはより具体的なテーマをもった科目です。教科書である「文系人のためのエネルギー入門」は普通に書物として面白いです。近頃宇都宮の路面電車(LRT)がニュースになりましたが、それとの相関や、宇都宮(大学)がこの手の研究が盛んな土地であるという知識もあると面白いでしょう。
ただし、こちらの教科の内容を理解するには物理学1の教科書の前半部分については理解していることが望ましいでしょう。また筆者がLRT推しでありやや偏見があるということと、10年前の書籍であり昨今のEV進化が記載されていない点を割り引いて読むべきです。

ワットとはなにか?仕事量とはなにか?という部分は繰り返し読み理解することを進めます。
教科書の内容としては物理学1よりも軽いですが、前提として物理学1の知識が欲しいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?