見出し画像

出よう! ManaTraders Series!

MTG競技プレイを嗜む皆様。こんにちは。はけと申します。
今回はMOのカードレンタルサブスクサービス、ManaTradersが開催する月例の大会ManaTraders Seriesについて紹介します。

1.そもそもManaTradersって何?

冒頭で紹介したとおりになりますが、ManaTradersはMagic Online(以下、MO)でカードをレンタルできる月額課金・定額制で契約するサービス(いわゆるサブスク)です。

上記画像のとおり、支払額に応じたグレードが設定されており、最安プランのBASEでは月額およそ$15の支払いで125tixs(=$125)までのカードが借りられます。最も人気があるプランは月額$35で400tixsまでのカードが借りられるプランで、私も利用しているものになります。
BASEであれば、Pauperフォーマットのほとんどのデッキ、他フォーマットでも比較的金額の低いデッキ(パイオニアの白人間、モダンのバーン等)であれば組めます。
母性樹等の各フォーマットで使いがちな高額汎用パーツは自身で揃え、他の雑多なカードはレンタルする等、使い方を一工夫することで、MO上の様々なフォーマットを遊ぶことのできる良いサービスだと思います。
詳細についてはhttps://www.manatraders.com/をご参照ください。

2.ManaTraders Seriesとは?

(1)概要


そのサブスクサービスを行うManaTradersが毎月開催する大会がManaTraders Seriesになります。ちなみに本大会の参加資格・参加費は特段無く、だれでも参加可能(もちろんMOをインストール、アカウント登録する必要がありますが)です。フォーマットは毎月変更になり、2022年11月現在のフォーマットはモダンとなっております。その前はパイオニア、その前はスタン、その前はパイオニアと順序も特段決まっておらず、どのフォーマットになるかは月の初めにしかわかりません。

大会賞金は以下のとおり。

参加資格は誰でもあると記載しましたが、ManaTradersの利用者とそれ以外では賞金が異なり、優勝者には$300、これがManaTraders利用者だと$3,000となります。なお、下部に記載のあるcreditはManaTradersのサービスを利用するためだけのクーポンのようなものになるようです。

※2023年より賞金が以下のように変更されています。

大会は①予選リーグラウンド、②スイスラウンド、③スイスTOP8によるトーナメント(SE)にて構成されています。

(2)予選リーグラウンドの参加方法


①予選リーグラウンドでは以下のようなManaTradersのWebページ内にあるマッチング画面から対戦の準備を行います。

同じように対戦を希望する任意の相手とオンデマンド方式でマッチングします(国内大会で言えば、セカコロの予選マッチングシステムに近いです)。
画面上には大会フォーマット、予選リーグラウンドの期間、START YOUR ENGINE以下の欄では勝率、試合数、勝利数、予選リーグラウンド突破に必要な残りの勝数が表示されます。
予選リーグラウンドの突破条件は10~19戦して勝率70%以上、20~29戦して勝率65%以上、30戦以上からは勝率60%以上を求められます。

早速Play Match Nowからマッチングしてみましょう。ちなみにマッチングができる時間帯が日本人泣かせで深夜1時から翌昼13時までとなかなか辛い時間帯(特に社会人には)となっています…笑

マッチングに成功すると上図のような画面へ更新されます。マッチング後はMO上のTournament Practice(通称:トナプラ)を利用し、相手と対戦を行います。部屋を作るか、入るかは上図の画面のとおり指示がありますので、それに従います。今回は相手にwaiting for haqe(はけ、私)とコメントを付けて部屋を作ってもらう方になります。

私を待ってくれている人がいますね。右側の再生ボタンのようなPLAYをクリックして対戦を始めます。なお、自身が部屋を作るように指示された場合、下のCreateから部屋を作り、コメントにwaiting for (相手の名前)と入力します。一応、入力忘れても相手が気を利かして入ってくれたりします。なお、誤って別の人が入ってきた場合、即投了して部屋を作り直しましょう。もちろんこの投了により敗戦になることはありません。あくまでマッチングした人との対戦結果が反映されます(そらそうですが、念のため)。

対戦が終わると、上図画面のようにマッチング画面が更新されています。これを繰り返し、予選リーグラウンドの突破を目指します。

画像は9月に私が予選突破したものになります。一度予選突破ラインの勝率を達成するとその後何回負けても予選を突破したことになります。
そもそも予選突破した後に続ける意味があるのか?あるんです。予選リーグラウンドにて最低20戦までで勝率が高いものから順にリーダーボートとして掲示され、予選リーグラウンド終了時に成績が良かったものから後述するスイスラウンド以降の成績とは別でPrizeが与えられます。

最も成績が良かったものには、$1,000(ManaTraders非利用者は$100)となかなかのハイバリュー。改めて言いますが、これ無料なんです。
※2023年からリーダーボードの賞金も以下のように変更されています。

こちらがそのリーダーボード。良くも悪くも20戦以上したプレイヤーから掲示されます。画像のリーダーボードは、11/2から始まった予選リーグラウンドで、11/6正午時点の成績になります。
現在の最優秀成績者は16-4と勝率80%。個人的な体感ですが、18-2勝率90%レベルが最優秀成績者になっているイメージがあります。
ちなみに良くも「悪くも」掲示されると言いましたが、ご覧のとおり悪い人は勝率30%と予選突破していない勝率にも関わらず掲示されちゃいます(※ManaTradersのホームページでいくらでも見れるので名前は隠してません)。

予選リーグラウンド後のスイスラウンドを経て、TOP8ラウンド(SE)にて優勝者・準優勝者になると先述した賞金とは別で12月の最終大会への参加資格が得られます。実は先ほど説明した予選リーグラウンドのリーダーボードでも1位、2位には同大会の参加資格が得られるので、勝率が良ければ20戦までやってみてもいいかもしれません。もちろんリーダーボードは常に掲示されていますので、相手の成績を見て20戦以上やるのも良し。ぜひともしのぎを削ってください。

(3)スイスラウンドの参加方法

予選リーグラウンドが終了し、スイスラウンドへの出場が決まると、これまでマッチングで利用してきた画面の表示が以下の画像のように変わり、Manatradersのdiscordチャンネルへ参加するように促されます。

参加したdiscordのチャンネルで認証コードを入力するように促されます。


入力前
入力後


指示に従いdiscordのチャンネルで/vertify *******と個別の認証番号を入力すると、今度はManaTradersのアプリをインストールするように求められます。

アプリをインストールすると画面が次のようなデッキサブミット画面へと更新されます。

デッキリスト登録については、ManaTradersウェブ上のMyDecks機能(画面上部のバーにリンク有り)を使って登録されたデッキから選択することになります。

My Deck機能画面

デッキリストの登録期限もスイスラウンド開始前に別途定められていますので、登録漏れが無いようにご注意ください。

スイスラウンドの開催時刻になると、いつものマッチング画面から対戦相手が発表されます。このスイスラウンドは公開制になりますので、相手のデッキリストを事前に確認することができます。

マッチングをしたら、予選リーグラウンドと同じく対戦者のどちらかに部屋を作るよう指示がありますので、同じ要領でトナプラにて対戦します。結果についても予選リーグラウンドと同じく、自動で更新されます。

スイスラウンドの試合数は参加人数に拠ります。9月に私が参加したスタンの時の人数は77名で7回戦により行われました。ちなみに10月のパイオニアで行われたスイスラウンドは160名参加の8回戦により行われたようです。

(4)TOP8トーナメントラウンド

スイスラウンドの翌日(ただし同時間ではないので注意)、スイスTOP8による決勝トーナメントが行われます。

開始前に事前に組み合わせ、相手のデッキリストが確認できます(他のTOP8進出者もチェックできます)。なお、組み合わせはテニス等のスポーツの大会でもお馴染みの、1-8、2-7、3-6、4-5の順位で組まれます。対戦の要領は予選リーグラウンド、スイスラウンドと全く同じトナプラを利用する方式です。残念ながら先手後手は(MOのシステムの都合上?)選ぶことがてきないため、ランダムになります。

ちなみに私はTOP8トーナメント開始までの間、ManaTradersのTwitchチャンネルにてスイスラウンドの配信ログを見て、事前に対戦相手のプレイングを確認してました。
結構プレイに時間を使う相手だから時間切れワンチャンありそうとか思っていたのに、実際の試合はほぼ勝てそうな状況で私が時間切れで負けてしまいました。

この後、勝者はもちろん、敗者も敗者同士で逆トーナメントを行っていきます。というのも5位、6位は若干賞金が違う($100)からです。ちなみに私はその後仕事があったので、負け側トーナメントは全て辞退しました(勝ち進めば会社休むつもりだった)。

3.出よう!ManaTraders Series!

以上が簡単にはなりますが、ManaTraders Seriesの概要及び参加方法の紹介になります。ManaTradersの利用者であれば、無料参加にしてかなりのハイバリューな大会になっていることがよくわかります。

個人的にはPrize以上に魅力を感じているものがあります。それは大会のレベルです。予選リーグラウンドからJMMと対戦したり、スイスラウンドの順位表にはLuis Salvattoの名前があり、私自身もスイスラウンドでMatias Leverattoと対戦したりと、旧MPL/MRLプレイヤーも大勢参加しています。

加えてMO強者と言われる、MOイベント内でその名を多く見かけるプレイヤーも多数参加しており、大会のレベルは非常に高いものと言えます。

競技プレイヤーとしてレベルの高い大会に出られることは最も喜ばしいことの1つであり、本当にありがたい機会を提供してもらえてると言えます。

さぁ皆さんもManaTraders Seriesに参加してみませんか?せっかくなのでアリーナだけの人もMOも始めてみませんか?

~今後、気が向いたら賞金の換金方法(PayPalへの送金)を追記します~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?