深夜ラジオ

最近、YouTubeにアップされた深夜ラジオを聴くのにハマっている。

中高生の頃、勉強で起きていた夜には、オンタイムで聴けていたが、社会人になってからはラジオから遠ざかっていた。翌日の仕事に支障をきたすようなことはできないからだ。

当時は、ナイナイと福山雅治のオールナイトニッポンが好きだった。
特にナイナイは、布団の中にラジオを持ち込んで、何度も寝落ちしかけても聴きたかった。
彼らは、テレビのバラエティー番組では見せない、本音を話しているように思えた。特に、岡村さんが、自分を好きだと言う女性タレントへの不信感を語ったり、嫌いなタレントを名指しで怒ったりする様子は生々しく、とても面白かった。

岡村さんもそうなのだが、私が好きなラジオのパーソナリティーの共通項は、こじらせていること、な気がしている。
昨夜も、朝井リョウ加藤千恵のオールナイトニッポン0、オードリーのオールナイトニッポン、を聴いていた。どちらの番組も本当に面白い。声をだして笑うくらいだ。

なぜか。それは、朝井リョウも、若林さんも、相当めんどくさい人たちだから、だと思う。
めんどくさい、というのは、考えすぎてこじらせてる、ということに他ならない。

普通なら考えなくてもよいことを考え、悩み、勝手に疲れはてる。だから、自分の中で敵も作りやすく、他人に対してなかなか心を開くことができない。
それは誰にでもあることかもしれないけれど、プロの作家や芸人である彼らの、そのこじらせレベルは群を抜いている。

私も考えすぎ!とか言われる方ではあって、だからこそ、そのアウトプットのために、このnoteを始めたくらいだ。

でも、こじらせのプロたちには到底かなわない。この人よりは、私は生きてて楽だわ、と思うと、笑えてくる。
大丈夫、私はこんなにめんどくさくない!と。
だから、彼らの本音が聞けるラジオが好きなのだろう。

ただ、彼らは小説や芸を産み出すのに、そのめんどくさい自意識が大いに役立っているに違いない。むしろ、それがなければ産まれていない、と思うと、決して悪いことではない。才能の一部とも言えるかもしれない。

私の場合、何か産み出せてるわけじゃない。一人でもんどりうつ、だけだ。

なんで、この人は恥ずかしげもなくこんなこと言えるんだろう。
なんで、私はカッコつけてあんなこと言っちゃったんだろう。
なんで?なんで??
うぉー、もー、考えるのめんどくせーーっ!!

それでも、何も考えないで生きるのなんて、やっぱり嫌だから。
めんどくさいけど、疑問をちゃんと持って、考えて、考えて、答えを出して、また考えて、考えて、そうやって生きてく。
そうしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?