天才

EテレのSWITCHインタビューの、ロンブー淳+猪子寿之の回を観た。
二週に渡って、話題はメディア論から、モテ、コミュニケーション術、会社、組織など尽きることなく、非常に面白かった。

ロンブーの淳は、テレビでの天才的なMC能力があって、周囲への気遣いも細かく、すごくモテるイメージ。それなのに、運動神経ゼロな姿を惜しげもなく自分の番組でさらし、いじられまくってる。それって、どういう考えでやってるんだろう、と思っていた。
その答えが自分なりに分かった気がしたのは、彼の
「番組では、皆が楽しんでくれてれば、それが一番楽しい。」
という発言。
自分のモテイメージなんかどうでもよくて、いや、そのイメージがあるからこそ、変な走り方で超遅い、っていうギャップがいっそう面白い。それを、ふだん淳に仕切られている出演者たちが遠慮なく笑えてる、その状況が楽しい、面白いから、やってる。皆が楽しめるなら、自分が笑われてもいい。
確かに、いつも番組を仕切りつつ、一番笑っているのは、彼かもしれない。

チームラボ代表の猪子さんは、一度テレビで観た時の印象が強烈すぎて、覚えていた。「この人、変わってるー!」ていう。
今回もそのキャラの強さは変わらなかったけど、チームラボの組織の在り方や、猪子さんのリーダーとしてのカリスマ性は、自分の環境に落としこんで、真面目に考えちゃう内容だった。
テクノロジーがこれだけ進んでも、従来のやり方に固執して、型に当てはめるから、全然自由じゃない、私の会社はまさにその旧来の組織だなと思った。それはそれで良さもあるだろうけど、将来的には、チームラボみたいな柔軟で新しいタイプの同業者が出てきたら負けるだろうな。柔軟性は強みだ。

個性的な二人の天才。異業種にあっても、今後コラボレーションが見てみたいなと思った。

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