駅伝

箱根駅伝が好きだ。

毎年、お正月の二日間は駅伝を観て終わる。
父親の影響で家族の恒例となって、もう何年もたつ。子どもの頃は、面白さが分からず、別の番組観たいよ、と思っていた。
でも、いつ頃からか、夢中になっていた。

一人一人の区間が20㎞前後と長く、参加は選抜チームを入れても21チームしかないから、実況中にアナウンサーによってもたらされる個人情報がものすごく充実している。例えば、今年のある選手の紹介。
「彼は七人兄弟の長男で、一番下の妹さんが小学二年生ということです。兄弟たちも今日は応援してくれているでしょう。」
え、今どき七人?まだ末っ子小2??
これが駅伝という競技に関係あるのか不明。でも、そのランナーの人となりが分かると、不思議と応援したくなるのだ。

今日行われた、全国都道府県対抗男子駅伝は、全七区48㎞と短く、もちろん参加は47チーム。となると、個々のランナーの情報は薄くなり、映像もトップか二位集団、中継所のものばかり。
箱根駅伝を見慣れている私には物足りない駅伝中継だった。
今日は、箱根駅伝で最も注目を浴びた選手、私がミーハー心総動員でフォローしている、神野大地くんの走りを楽しみにしていた。彼は愛知県チームのアンカー。
それなりの位置でタスキをもらえれば、ノッてる彼なら優勝も!と期待していた。
しかし、愛知県チームは2区で失格。その後の順位も20位以下とかなり遅れてしまった。そのせいで、アンカー神野くんの姿も、中継所でタスキを受け取り走り出すところと、ゴールシーンのみだった。


それでも、15位まで12人抜きした(失格だからチーム順位はついてないが)上に、個人では区間3位のタイム。
すばらしい!でも、おばちゃん、もっと走る姿を見てたかったよ!!
レース終了後のヤフーニュースでも、優勝した埼玉県チームのことより、神野の走りについての記事があがっていた。
箱根以来の注目度を考えれば当然だろう。
NHKも、その辺りのニーズを踏まえて、中継してほしいものだ。

そうして気づいたことは、やはり、駅伝は箱根駅伝だ!
ランナーやその家族の人間ドラマが見える、そんな箱根駅伝が大好きだ!ってこと。
今後も、熱く勝手に応援し続ける所存でありマス。

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