心配症

昨日帰宅すると、夫が熱を計っていた。
どうしたの?と聞くと、数日前から喉がイガラっぽかったが、熱が出てきた気がして、計っている、と。
結果、37.4℃。
平熱が高い私からすれば、微熱も微熱。
でも、彼は、「インフルエンザだったらどうしよう。」と言い出した。
いや、多分大丈夫だよ、と言っても、心配は止まらず。
夕食後、さっさとお風呂に入り、9時には床についた。しかも、私にうつさないようにと、別の部屋に布団を移動させて寝る徹底ぶり。
そこまでされると、楽観視していた私も、え?ホントにインフルエンザだったらどうしよ、とちょっと不安になった。

しかし、今朝は熱が36℃台まで下がっていたようで、普通に出勤した。あー、良かった、と思う私をよそに、夫は「昼間具合悪くなってきたら、夕方病院行ってみるわ。」と、まだ心配中。
そして、夕方、気になって連絡してみると、会社の保健室で再度熱を計ると36.4℃だったらしく、病院もやめておくとのこと。
口では良かったね、と言いつつも、ほらみろ!と思った。やはり、杞憂だった。

心配症の夫は、風邪かな、と思った瞬間から、風邪をひく方向へ向かっていく。
逆に私は、風邪かな、と思っても、すぐその疑念を打ち消す。風邪じゃない、と思い込むことで、早めに治す方向へ向かおうとするのだ。
大きな病気だった場合、きっと夫の方が有益だ。心配ですぐ病院にかかるからだ。思い込む戦法の私は無理しがちだ。だから、夫の心配症をもっと尊重してもいいかもしれない。

たださぁ、風邪くらいなら、病は気から、でいいんじゃないかなぁ。

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