意外

Facebookを利用しているが、最近投稿する回数は激減している。
自分の考えを言うことや文章を書くのが好きだから、FBもその手段として使っていた。でも、公開範囲は限定し、友達の中でも、あまり付き合いのない人は外す。
また、公開してもいいと思った人たちに対しても、言葉や話題そのものを配慮して選ばなくてはならない。そういうのが、だんだん面倒くさくなってきた。
そうなると、もう全体公開はせずとも、まぁ友達になってる人なら全員に見られてもいいか、と思える、当たり障りない投稿しかしなくなる。
それが私の場合、ネイルの写真。
月に1度くらいの頻度で新しい柄に変えるので、自分の記録として、短いコメントと共に投稿している。

昨日、この写真を投稿した。
「お受験ママが着てそうな、スーツっぽくなりました。私が着ることは……一生ない。」
という、コメントを添えて。

ネイリストさんと施術中に話したことを書いただけ。たいした意味はない。でも、少し、こういうコンサバスーツを着ている女性への皮肉も入っている。私は子どももいないし、たとえいたとしても、田舎だからお受験ママになる可能性も低いし。

すると、この投稿に対して、何人かにコメントをいただいた。私をよく分かっている人からは、概ね賛同の意が得られた。だが、高校卒業以来会ってもいない友人(もう友達だと思ってない、そもそも高校時代からそんなに好きじゃない同学年の女性)から、
「入学式できたよ
ピンクじゃないけど
きれるよ 意外と」
とコメントが。

は?まず、句読点うとうか。読みにくいし。
漢字変換もお願いしまーす。
あと、あなたがこういうものを着るかどうかは、私にとって本当にどうでもいいのです。
私は、こういう服は買わないし、試着すらしたことがないから、似合うかどうかは分からない。でも、ここで、一生着ない、と言ったのは、「着たくないから」で、「着たいけど私にはどうせ似合わないから着られないなぁ、着こなせる人が羨ましいなぁ」とは思っていないのです。
だから、意外と(お前でも)着れるよ?と勝手に判断しないでほしいわけです。

以上が、このコメントへの本音の返信。
もちろん、実際には、大人になって、
「春の入学式にはぴったりだね。黒とか紺だと重すぎだしー。」
とだけ返信。

意外、って人に対して言うの、ちょっと危険かもしれない。
「あなた、意外と少食ね」(太ってるのに)
「意外と歌上手いんですね」(他の事は不器用なのに)
そうやって、その相手に対して抱いてる勝手なイメージをさらけ出してしまうから。

それと、嫌いなものを表明しているのに、食べてみなよとか着てみなよとか言うアドバイス、これは本当にお節介。自分もやらないように気をつけなきゃ。

結果、FBのとんちんかんなコメントから、学ぶこと、多かりし。

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