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TSUTAYA DISCAS 備忘録

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毎月4枚のDVD・BDが届くツタヤの宅配レンタルサービス利用中。その4作品について、感想を気ままに綴る。ネタバレあり。
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2017年3月の記事一覧

3月⑥シング・ストリート 未来へのうた

舞台は1985年アイルランド、ダブリン。
冴えない男子高校生が、好きな女の子のためにバンドやろーぜ、ていう話。

ただそれだけなんだけど、80年代の音楽とファッションが今またオシャレに見えるし、演じる若い役者たちの個性が瑞々しくて、とても良かった。

1985年に7歳だった私にとって、アーハーもデビット・ボウイもデュラン・デュランも聴いたことあるけど、熱狂した音楽ではない。それでも、作中で主人公た

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3月⑤団地

え?え?えええ???

今作を見終わった直後の感想だ。ラストがキテレツというか、「ホンマにこれで終わりなん?」と作中の藤山直美ばりの関西弁で言いたくなる。

藤山直美と岸部一徳の夫婦が、息子を事故で亡くし、営んでいた漢方薬店をたたんで引っ越した団地で巻き起こるアレコレ。

噂好きばかりの住人と、団地ならではのゴミ問題や自治会長選挙、児童虐待問題もあり、泥くさい人間ドラマかと思わせておいて、いきなり

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3月④ハドソン川の奇跡

ニューヨーク、ラガーディア空港を離陸後すぐにバードストライクにより両エンジンを損傷したが、パイロットの判断によりハドソン川に緊急着水。乗客乗員155名は全員生還した。
2009年、現実に起きた「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる飛行機事故だ。

パイロットは世界中から賞賛され、英雄としてもてはやされた。しかし、事故の事後調査の中で、彼の判断は本当に正しかったのか?が疑問視される。
パイロット本人も事故後

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3月③ヤング・アダルト・ニューヨーク

無理して若者に合わせるのとか、ダサいよね。
40代後半になる旦那はよくそう言う。30代後半の私は、正直まだあんまりピンときていなかった。

40代前半の子ナシ夫婦が、25歳の夫婦と出会う。同世代の友人たちの子育て自慢にうんざりしていた彼らは、個性的で自由な感性を持った若者たちに夢中になる。夫婦はともに、若い夫婦の趣味や活動、オシャレなんかに影響を受けマネするのだ。

こういうおっさんおばさんって痛

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3月②高台家の人々

人の考えを読めてしまうテレパスな男と、コミュ障のせいで妄想が激しい女子のラブストーリー。
いかにも漫画って感じだ。

それでも、心情描写が上手いせいなのか、わりと感情移入して観られた。綾瀬はるかがモサくてモテない、という設定は無理があると思うが、彼女のようになかなかのレベルの不思議妄想をしていたら、どんだけかわいくてもモテは厳しいのかもしれない。
しかし、そんな不思議妄想のおかげで、テレパスな斎藤

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3月①ブルックリン

2月は、資格試験の勉強があって、映画鑑賞はお休み。
やっと、思う存分映画観られるぞ~!!
で、復帰(?)一作目が今作「ブルックリン」

1950年代にアイルランドからニューヨークに移住した女性が、ホームシックになりながらも、仕事も恋も成功させたが、故郷に残してきた姉が急死し、母のために里帰りする。帰国前に密かに恋人と結婚していたが、故郷で条件のいい男に想いを寄せられ、心が揺れる。
予告編で観ていた

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