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TSUTAYA DISCAS 備忘録

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毎月4枚のDVD・BDが届くツタヤの宅配レンタルサービス利用中。その4作品について、感想を気ままに綴る。ネタバレあり。
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2016年6月の記事一覧

6月④バクマン。

気付いたら、6月に借りた4本すべての映画が、漫画が原作の作品だった。
その漫画制作の現場を舞台にしたのが、今回のバクマン。

今クールでハマって観ていたドラマ「重版出来」で、漫画週刊誌の編集者や漫画家の仕事については、予習できていた。
新人漫画家が出版社に作品を持ち込み、ネームを練り上げ、連載を勝ち取る、そのプロセスが分かりやすく描かれていた。それは、決して、漫画家だけでも、編集者だけでも、成し遂

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6月③orange-オレンジ-

未来の自分から手紙が届いて、後悔しないように、指示通り行動してくれ、と言われたら。
疑り深い私なら、まず信じない。たとえ、未来の自分からのものとはいえ、指示通り動くなんて、まっぴらごめんだ。

そこは、素直な主人公、土屋太鳳ちゃん。
好きな男の子を自殺するという運命から救うために、手紙の通り、勇気を出して自らの行動を変えていく。

映画序盤は、まさに青春ラブストーリー。
初々しく、瑞々しく、うまく

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6月②ピース オブ ケイク

どうせ甘ったるいラブコメだろう。
原作の漫画を読んだことがなかったし、全く期待していなかった。

それでも選んだのは、フォローしている2丁目で知り合った若いゲイの子が、今作の綾野剛が良かった!とツイートしていたからだ。
ゲイの子がどんな綾野剛を気に入ったのか、単純に知りたかったのだ。

果たして、綾野剛は確かに、ノンケ女子にも充分魅力的であった。
しかし、実は、主人公の多部未華子にチョッカイを出し

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6月①HK/変態仮面

真剣にバカをやる大人が好きだ。
この変態仮面の映画化に関わった人間の多くは、恐らくそんな種類の大人だ。

バカをやるなら、思い切りやらないといけない。変態仮面を演じるのは、鈴木亮平。惜しげもなく己の肉体美をさらしつつ、顔にはパンティーを被る。必殺技は、自分の股間を相手の顔に密着させること。
決めゼリフは、
「それは、私のおいなりさんだ。」

なんというアホさ!

なぜおいなりさんを顔に押し付けられ

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5月④わたしに会うまでの1600キロ

邦題が悪い。
いきなり文句で申し訳ないが、この映画の原題は「WILD」シンプルで力強い。それなのに、この邦題じゃ、出来の悪い自己啓発本のタイトルみたいだ。

特に、わたしに会うまで、が悪い。自分探しを声高に宣言するのって、もうダサくないか?
私は常々思っていた。インドに行ったり、お遍路さんに行ったり、富士山に登ったり、そのくらいのことで、人生観変わるとか新たな自分を見つけるって、ホントかよ?なんか

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