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大阪・京都の旅③

どーもトンチキです。

前回に続き、旅の話。
泉涌寺の本堂にご挨拶をして、向かうは特別公開の仏牙舎利殿。

仏牙舎利殿とは、名前の通り、お釈迦様の骨、特に顎周りの骨が納められている場所。

この仏牙が捷疾鬼(しょうしつき)という足の早い鬼に盗まれた際、鬼から仏牙を取り返しに猛ダッシュしたのが、かの有名な韋駄天。その最も古い韋駄天の像が、この仏牙舎利殿にはありまして。

ここまで言うと、彼=韋駄天になりそうだけど。彼は別の神様なので、ご安心を。

でも、実は韋駄天と彼、ルーツが同じと言いますか。元を辿れば、同じ出身地と言いますか。
とにかく、ちょっと関係がある神様ではありまして。

先程の韋駄天猛ダッシュの話も、いわゆる俗信。神話の世界の話なので、正解だと断定できるものがないんですよ。なんで、ある研究者の方が「実はこの仏牙は韋駄天ではなく、彼が捷疾鬼から奪い返してきたのでは」という考察を立てていらっしゃいまして。

私は韋駄天様も、習合前の神様も大好きなので、あくまでも信じているのはお寺さんが語り継いできたお話なのですが。

でも、もしかしたら彼が触れたことのある物かもしれないし、少なくとも彼が生きていた時代に存在していたかもしれない物を、拝める機会ってそうそう無いのでは!?と思って、今回は突撃してきた次第です。

中は撮影NGなのですが、天井には鳴き龍と呼ばれる龍の天井画。そして仏牙舎利と、仏牙をお守りしている韋駄天様と、月蓋長者という方の像が、仏牙をお守りしていました。

鳴き龍と呼ばれる天井画の所以は、ある位置で手を叩くと、反響した音が龍の鳴き声に聞こえるというところから。墨だけじゃなくて、赤色の塗料も使われているから、赤龍とも呼ばれているらしいんだけど。

仏牙舎利にご挨拶をして、解説を聞いたあとで、言われた場所に立って手を叩いてみると、確かに不思議な音が聞こえました。

ギロのような音色なんだけど、アコースティックギターみたいな響き方で。赤龍と言われて想像するような鳴き声ではなかったけど、実際こんな鳴き声ですよって言われたら納得するかも。マーモットとかもビジュアルと鳴き声のギャップあるもんね。

はてさて、そんな貴重な体験をした後で、向かうは楊貴妃観音堂。ってとこで今日はここまで。

ではでは、はい乾杯🍻

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