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英語の授業 どんな生徒も思わず黙ってすらすら取り組むのは!

筆記体で自分の名前を書く練習です。

生徒指導困難校でも落ち着いている学校でも、全く学習意欲のない生徒、いつのころからか勉強をあきらめてしまったように見える子供たちがいます。

(妨害したりする生徒もいます。)家庭教師ではないので授業は進めなければなりません。いつも英語のゲームをしたり、日本語で世界のニュースについて自分の意見を話したり、全員参加できるような活動をするわけにはいきません。個別指導もできません。授業妨害しなければよいと割り切って見えない、気づかないふりをするわけにもいきません。で考えたのが筆記体で自分の名前を書くこと。

一斉授業をしながらも個別活動をするには

1 一人で集静かにできる活動はなに?

2 取り組む方もすることに意味を見出せるものはなんだろう?

3 練習すればできるようになることでなければならない。

4 プライドをつぶさずに、そしていつか役に立つ!

この4つをクリアするのが筆記体で名前を書く練習です。

ゆとり教育が叫ばれるころから筆記体を教えない学校が増えました。私は退職まで25年間教えました。1時間ちょっとでできます。完全に覚える必要なありません。自分で書きたいと思えば自宅で練習するでしょう。

もうアメリカでも高齢者だけが筆記体で手紙を書く程度です。でも書く人がいる限り読めた方がいい! アメリカ人でも私が筆記体を書くと美しいとちょっと感動しています。「わ~ Cursive 書けるの❣」

習ったことない、よりちょっと習ったことがある。英語っぽい!かっこいいです。

生徒はみんな自分の名前を筆記体で書くのが好きです。まさに Beautiful Name!


自分の名前というの特別です。だまって紙にその生徒の名前をブロック体と合わせて書いて、比べながら1-2回教えてあげれば、一人で練習できます。そして、その子の名前の由来を聞いたりするチャンスも生まれます。

これなら練習用紙を用意してなくても紙を渡してすぐできます。(4線の神を用意しておいてもいいですが。)

名前を書ける以上のプラス効果もあります。

いつもは褒めたり、落ち着いて話をすることもない生徒に「上手に書けたね!」とか「いい名前だね~!」と声をかけることもできるので、生徒の対応で頭を悩ませている英語の先生。お試しになってみてください。

生徒はみんな自分を認めてほしいと思っています。先生も一人一人を大事にしたいと思っていますよね。

P.S. 

他の生徒も書きたくなることがあります。そうなったら少しくらい授業が遅れても、取り戻せます。一人一人とコミュニケーションするチャンスです。


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