日中戦争と戦時体制

日中戦争は、中国や朝鮮、日本人の生活にどのような影響を与えたのだろうか。

<日中戦争の開始と長期化>
日本
中国北部に侵入。

中国
国民政府(国民党)VS共産党の内戦が行われる
→1936年 内戦を停止。-毛沢東率いる共産党が、蒋介石を指導者とする国民党に協力を呼び掛けた。

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蒋介石。

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毛沢東。
1937年7月 日中戦争が起こる。―盧溝橋事件(盧溝橋付近で起こった日中両国軍の武力衝突)。
・抗日民族統一戦線の結成
・1937年末 南京事件(南京を占領する過程で、一般の人々や捕虜をふくむ多数の中国人を殺害する事件)

<強まる戦時体制>
日本
・戦時体制を整える。
・1938年 国家総動員法の制定←近衛文麿内閣の下
→政府は議会の承認なしに、労働力や物資を動員できるようになった。
・1940年 近衛が「挙国一致」の体制を作る運動を始める⇒労働組合と解散する。
大政翼賛会に参加。
・国民生活への統制
米、砂糖、マッチ、衣料品などが配給制や切符制になった。-軍需品の生産が優先され、農村でも労働力や肥料が不足したため、生活必需品の供給が減った結果。
・町内会などの下に隣組が作られた。-政府の統制と動員を支え、住民を相互に監視させる目的で。
・言論や文化への統制の強化
①自由主義的な思想や学問に厳しい弾圧が掛けられた。
②1941年 国民学校に変えられ、軍国主義的な教育が強められた。
・朝鮮
皇民化政策・・・日本語の使用、神社への参拝、姓名の表し方を日本式に改めさせる
志願兵制度 戦争に動員


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