Nコン東海北陸が終わりました
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変わっただけだよヘンじゃない【Nコン挑戦の物語】
Nコン東海北陸ダイジェスト
【Nコン東海北陸が終わりました】
結果は、健闘及ばず、銀賞でした。
しかし、7校合同、しかもさまざまな学年、初心者も含む29名の今のメンバーの子どもたちの(最高の歌声)だったことは確かです。
【最高の演奏】
子どもたちとのステージは、最高でした。
ステージの上で、僕は子どもたちと一体になり、今のメンバーの最高の演奏ができと思います。ステージで子どもたちと音で遊び、思いを伝えました。もう、その場で死んでしまっても悔いはない、と思ったくらいです。会場のたくさんの人に、子どもたちの思いは伝わったと思います。
【審査結果】
「先生、金賞とれるかな?」という子どもたちに、こう話しました。
「審査結果は運」審査員次第です。
僕たちは、音楽の楽しさや思いを伝えたいと思っていました。
しかし、審査員の講評を聞くと、主に発声面を中心に話されていました。
この時点でアウトだと思いました。
ここを中心に審査されると、7校合同で初心者や小さな学年が混じった29人のメンバーでは、不利です。
【結果は銀賞】
子どもたちは泣いていました。
「僕は思いっきり泣きなさい!」と言いました。
頑張った悔し涙は、勲章です。そして、心の中に深く刻み込まれます。それは、後の財産になります。
【バスの中】
帰りのバスの中では、コンクールに触れず、雰囲気をガラリと変えるため、保護者が持ってきたディズニーのアニメを流しました。
泣き声が消え、やがていつもの笑い声が車内にひろがりました。少しほっとしました。
【振り返り】
さて、到着30分前、僕はいつもやっていることがあります。
それは、今回の経験で「学んだこと・成長したこと」を語ってもらうのです。
・発声がよくなりました。
・歌がうまくなりました。
そんな中、
・今回の経験を通して、自分の目的に近づけたように思います。
という意見。
自分の目的は何?と問うと、
「人を笑顔にすること」
「感謝することを学びました。」という意見も。
「じゃ、感謝したいことを見つけて発表してください」と切り替えました。
すると…
【感謝したいこと】
・いつも送迎してくれたおうちの人に感謝したいです。
・練習場をつかわせてくれている校長先生に感謝したいです。
・いつも一生懸命教えてくれる太田先生や松本先生に感謝したいです。
思わず泣きそうになりました。
でも、この振り返りが何よりも大切なことだと思っています。単に金だ!銀だ!という結果よりも、そこに至る過程から何を学んだか、気づけたか。今まで気づかなかったことに気づくこと。それを成長だと思っています。
【最後に】
最後に僕は言いました。
今まで、一生懸命頑張ってくれたみんな、本当にありがとう。
そして、今の挫折や涙は、必ず未来の宝になります。
コンクールはあくまでも成長するための手段。
だから、その手段を未来の成長のためにも、使い倒します。
最後に、おうちに人に言うことがあります。わかる?
「ありがとう」
そうやって、バスの中で解散しました。
保護者の方をはじめ、たくさんの応援をしてくださったみなさんに、心から感謝します。ありがとうございました。
PS.地域移行した団体が全国で活躍する姿を、同じような立場の人たちに見せたかったです。それだけが残念。