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守りと攻め。
若い頃は怖いもの知らずに攻め込んで、年老いると守りに入る。
生命の全盛期と衰退を思えば、それが摂理なのかもしれません。
しかし、あえて逆の考え方もあります。
若い命は大切に守り、年老いてこそ攻めに転じる。
若い命は貴重です、本人にとっても人類の存続にとっても。理想論を承知で申し上げれば、周囲が若者を守り、若い本人もまた自分を大切にしたほうがいい。
自分の若い頃を振り返ると、潰されそうになったり追い討ちをかけられたこともあれば、助けを差し伸べてもらったこともあります。
今の私はもう若者ではないけれど、守りに入ったところで寿命による死は避けられません(特に大きな病気はありませんが)。将棋のプロが戦うのを見ていても、守り切れないと判断したら攻め合いを選んでいます。
これまで幸運にも生き残ってきましたが、寿命が尽きるのをただ待つのではなく、生きのびた命を有意義に使い切りたいものです。
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