分かったつもり、知っているつもり

認知症の人のことを、どれだけ理解をしているのだろう?

分かったつもりでいるのではないか?知っているつもりなだけではないか?

認知症は他人事。認知症の人は手に負えなくなったら施設にいればよくて、自分は関わらないからそれでいい。それって自分が認知症になった時もそうするしかなくなっちゃうけど、それでいいのか・・・(だから認知症を怖れて生きていく)

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人を理解するのは難しい。でも、認知症の人だから特別に難しいというわけではない。人生は、前からも、今も、これからも、つながっていて続いていく。

この本からは、当事者の声が、考えが、願いが、よく聞こえます。「(特別に何かを)してほしい」だなんて、全然思っていない。

多分、福祉って「自分たちが欲しい福祉を、自分たちが作っていく」ものだと思う。

認知症を自分事と捉えるきっかけになるであろう良い本。


職員には読んでいてほしいなと思います。認知症の家族介護で悩んでいるひとにも。