逆転の英雄伝説
~おに太郎の新たな使命~
昔むかし、平和な村に突然、鬼が現れて
村人たちを大きな声でこわがらせていました。
「グオオオーッ」「ゴオオオッ」
そして、そんなある時、村に不思議な大きな桃が流れ着きました。
ぷかぷかぷか
どでかい桃は、
ぱかっと
開き、中から光り輝く少年が現れたのです。
「おぎゃーーーーーー」
そして、おに太郎という名前をつけてもらいました。
「この子はきっと、我が村の守り神になる!」
村人たちは、おに太郎を祝い、喜びで溢れていました。
「わあ----」
村人の期待を一身に受けたおに太郎
村のつよい人たちから剣の使い方をまなび、
彼はとってもつよくなりました。
「この剣で村をまもるよ。鬼が来ても、ぼくはまけない。」
ある日、おに太郎は村の長老の元へ毎日通い
賢くなることと、心を強くすることを学びました。
「おに太郎、ほんとうにつよいのは、剣じょうずなことよりも、こころをしっかり持つことだ」
長老の言葉に一瞬、戸惑う おに太郎。
「でも、どうすれば…?」
犬、猫
「僕らも一緒だよ。🥹🥹こんな素敵な仲間がいてるのに😊」
「嬉しい事いうじゃん🥹」
「わかった。僕がこの争いをとめる!!」
おに太郎一行は、高い山や深い森を迷いながらも歩きました。
「この試練も、ぼくたちの友情をためすためにある」
シ――-----ン 静まりかえる深い森の中
「鬼の国には、この森と山をこえなきゃいけない」
「みんな、頑張ろう。この山を越えれば!!」
「こっちだ!高い木から見たら、出口が見えたぞ!」
「あの橋を渡ればもうすぐ!!」
「ようやくここまできた」
鬼の国にきたおに太郎一行
ガルルルル――
大きな鬼が現れた
「ぼくたちは戦いたくない。話を聞いてほしい。」
ゴゴゴゴゴゴゴ-------------
大地の揺れる音
「鬼の王に会いたいんだ」
おに太郎は村人たちの思いを受けて
鬼の王と会い、長老の教えのとおり
心をしっかり持って話をしました。
「ケンカはもうやめて、みんなでへいわなせかいをつくろうよ!」
「おに太郎、おまえの言いたい事はわかった。我々も人間も手を取り合って、いっしょにがんばろう。」
村に平和が戻り、無事に帰ってきたおに太郎一行
「これで鬼たちに苦しめられる事から解放されるね」
「本当の英雄とは、戦う者ではなく、和解をもたらす者だ。」
おしまい🥰
注意書き
✅見つけた場合は処罰させて頂きます。
✅記事の無断使用もお断りさせて頂きます
。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?