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「遠く、遠く」

さて。毎日できるかどうかは別として。

自分のために作る「お気に入り」の曲のCD??いやもうそんな時代じゃないか。苦笑。

とにかく自分の好きな曲たちを可視化したくてこれを始めようと思いました。

一曲目は、4月になると、空を見上げると、耳にかすめる曲。

槇原敬之「遠く、遠く」

1992年発売のアルバム「君は僕の宝物」の収録曲の一つ。

2006年版の「遠く、遠く’06ヴァージョン」はNTT東日本のCMソングに採用された。(以上ウィキペディアより)

この曲を初めて聞いたのかは、もう覚えていないけれど、聞いた時の思いは今でも覚えているし、そしてどこにいても何をしていても、空を見上げると、この曲が耳をかすめるのだ。

18歳で親元を離れて、いろんな町で暮らしてきた。

新しい街に引っ越すたびに、「がんばれー」と応援してくれる友人たち。私にはかけがえのない存在であり、前を向いて歩いていく糧でもある。

残念ながら、この中の歌詞にあるように、

力いっぱい輝ける日をこの町で迎えたい

という瞬間は迎えることはできないまま、50という年齢を越してしまったけれど、いいのだ。輝くことが何なのか、にもよるけれど、輝いていた時もあった。自分の毎日が。それでいいのだ。そして「元気で生きている今」があれば。

この歌で大好きなフレーズは

「大事なのは、変わってくこと、変わらずにいること」

そう、人間は変わっていくもの=成長し学ぶものだと信じている。

しかし、変わらずにいること=昔のままの友達とふざけていた自分

を持ち続けることも大切なのだ。

これはずっと持ち続けていくだろうな、とぼんやり思う。

以前は、今住んでいる小さな港町で自分の人生の最後を迎えると思っていた。

でも、そうもいかないようだ。だからと言ってどこに行くのか?それはわからない。それは人生の流れに任せようと、最近思えるようになった。

私には外国から家族で20年ほど前にこの国に移民してきた友人がいる。

そしてその友人は「終の棲家」としてメキシコを選び始めた。

そう、人生は先はわからない。この友人だってまさかメキシコで生涯を終えてみようかなあ、なんて思う日がくると昔は思えただろうか??

ただ、一つ言えることは、どの国にいても、どの町にいても、「変わりつつ、変わらずに、自分の幸せを得ながら生きていること」だと思う。

来年の今頃はどこで「遠く、遠く」を歌っているのだろう。やっと春らしい陽気を迎えたこの港町でそんなことを考えながら、部屋の片づけをしています。


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