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外猫 ミニーとしろ


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ミニーは二年前によく来ていたミケちゃん(三毛猫雑種)が産んだ子で三びき産まれた中で1番小さかった。ほかの二匹は親離れしていなくなったがミニーだけはいつまでもミケのおっパイを吸っていた。カリカリを食べられるようになってもおっパイを求めて甘えん坊だった。
あまりにもしつこくおっパイを吸いたがる我が子にミケは親離れをさせようと近づけないようにし始めた。ミニーはたくさん母猫に甘えられて躾もきちんとされたので、噛み付くことはしない。
ミケに拒否されてからわたしが親代わりになった。
飼えないけれど家に来る時はたくさん甘えさせてあげたら段々懐いて、冬の夜は家の中で泊まっていくようになった。
 我が家にはあずきと言う猫が2020年7月まで居た。あずきも外猫だったがまだ小さな時にテラスに置いてあるタイヤの中から出られなくなっていたのを息子が助け、それから家の子になった。
あずきもキジトラだった。猫を飼うのは始めてで餌やゲージ、トイレと砂を先ずは買って、猫タワーは友人からいただいたりして。
外に出さないように飼い始めたが何度も脱走しては何故か捕まえに行くたびに噛まれ血だらけになり救急搬送が幾度かあったけれど憎めなかった。
2020年5月に息継ぎが変だなと動物病院へ、最初は肝臓だと言われお薬をいただいてきたけれど息苦しそうにしているのでまた動物病院へ、レントゲン撮ってみたら末期の肺がんだとわかった。
亡くなる一ヶ月前に酸素ハウスをレンタルして様子をみていったが、7月18日の夜にかなり苦しがり見ていられないほどで…2時間苦しんで虹の橋を渡ってしまった。
あずきが亡くなった後は毎日悲しくてたまらない日々が続いた。
 ミケはみーちゃんが連れてきた猫で後から親子だったことを知った。
いつの間にかミケは子を産んでいた、近くの物置の下にかながありそこで子育てをしていた、ミケはおっパイをあげるために家に一日に何回も餌を食べに来ていた。
子猫達が成長してカリカリを食べられるようになると親子で毎日家に食べに来ていた。
ミニーの他にもう1匹もキジトラでもう1匹はお父さん似の茶と白の混じりの子。
ミニーと名付けてミニーはあずきの生まれ変わりのように感じて可愛くて仕方なくでももう飼うことは出来ないと決めたので、自分も若くないし。
 しろはミニーが産まれた年の秋頃にやって来た、真っ白な綺麗な猫で飼われていのかと思うくらいに。
しろはミケを追いかけ回しミケは怖がって来なくなりミニーも初めはしろを怖がっていたけれどミニーには意地悪をしない。
二匹は仲良くなりいつも一緒に居るようになったけれどミニー1歳半頃から放浪始めて何日も来ない日もあるようになった、しろは家の近くやテラスに居る。
今はミニーはうちの周りにいたりどこかへ行って来ない日もあるけれど来ればちゅうるを欲しがる。
前は餌を食べたあとも部屋の中にずっといたけれど今は食べ終わると帰るとせがみ戸を開けてあげると走って行ってしまう。
寂しいなとは思うけれど自由が好きなミニー、あずきも自由が良かったのだろうと後悔もしたので、飼うと言う選択も外の猫ちゃんにとっては幸せなことなのか疑問になる。家に来てくれているまでは餌はあげていきたい。餌だけあげるのは無責任と言われる人もいるけれどお腹空かせている猫を見て見ぬふりはできない。



#外猫との暮らし

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