見出し画像

4thフルアルバム「機械上位時代 - this year's loid」リリースのお知らせ

このアルバムはバーチャルシンガーソフトウェア及びキャラクター「初音ミク」をモチーフにした二次創作の同人作品であり、公式とは一切関係のない作品です。
This album is a fan-fiction doujin work based on the virtual singer software and its character "Hatsune Miku" and has no affiliation with the rights holder.


Lyrics english translations is here.

来たる2024年8月31日に、我々ex. happyender girlは4枚目のフルアルバム「機械上位時代 - this year's loid」をリリースいたします。

ex. happyender girl
4th album
"機械上位時代 - this year's loid"
2024.08.31

01. リトルガールイズデッド [don't say goodbye]
02. アウトサイド迷走談
03. スティル・ドリーミング・アワー
04. 2007 [to be connected]
05. 2008→
06. 停波
07. 八月落下
08. Miku Append Dark
09. アウトサイドより愛を込めて
10. ろーふぁいかでんつぁ
11. 五月通過
12. ジェミニ
13. 初と春
14. インスタントミュージック
15. カメラ・オブスクラ

72:21

ex. happyender girl is 蝉暮せせせ / cicada_sss
starring 初音ミク / Hatsune Miku

jacket artwork by yuinoid (https://yuinoid.neocities.org/)

概要

  1. 来たる2024年8月31日(土曜日)に、我々ex. happyender girlは4枚目(happyender girl時代を含めれば9枚目)のフルアルバムをBandcamp上にてリリースいたします。

  2. 曲目は上記をご参照下さい。

  3. 曲目には下記のEP/アルバム/ライブ等にて既に発表済の楽曲が含まれます。
    ----
    EP「girl gone home e.p.」(2022)より
    Tr.1 リトルガールイズデッド
    アルバム「dreaming hour」/コンピレーション・アルバム「liquider」(2016)より
    Tr.3 スティル・ドリーミング・アワー
    EP「laughing 2007」(2017)より
    Tr.4 2007
    アルバム「ex. pop music」(2020)より
    Tr.6 停波
    EP「cityscapes #3」(2022)より
    Tr.10 ろーふぁいかでんつぁ
    EP「春のハッピーエンダーガール - girls back teen」(2016)より
    Tr.13 初と春
    コンピレーション・アルバム「さよならのハッピーエンダーガール - end of the beginning」(2019)より
    Tr.14 インスタントミュージック
    その他、ライブまたは単独で発表済の楽曲
    Tr.5 2008→
    Tr.8 Miku Append Dark
    Tr.9 アウトサイドより愛を込めて
    Tr.12 ジェミニ
    ----
    「Miku Append Dark」「ろーふぁいかでんつぁ」を除き、全て別ミックスまたは別バージョンでの収録となります。
    また、発表済バージョンをコンパイルしたコンピレーション・アルバム「機械上位時代 [予告編] - the trailer of "this year's loid"」を2024年8月24日付けで公開いたします。こちらは8月31日以降にDL可能となります。

  4. 2024年8月30日夜23時(JST)より、こちらのURLにてYouTube上でアルバムのフルバージョンをプレミア公開いたします。

  5. 2024年8月31日0時(JST)にBandcampでアルバムがリリースされます。また、同時にニコニコ動画でフルバージョンが公開されます。Spotify/Apple Music/YouTube Musicでは9月1日(GMT)中に公開されます(配信時差考慮のため)。

  6. 期待していてください。

この場をお借りして素晴らしいジャケットアートを提供してくださったyuinoidさんに感謝申し上げます。イカれたスケジュールかつ不躾な注文の多さにも関わらずとても素晴らしいものに仕上げていただき感無量です。
ジャケットはプレミア公開当日に公開されます。


「機械上位時代 - this year's loid」のリリースによせて

単刀直入に言いますと、ex. happyender girlは未だ正当な評価を得ておりません。
自分で言うなよ、という話かもしれませんね。ただ9年間もこの名前でやってきていて(最初の5年間はhappyender girlでしたが)一度も正当な評価を受けた実感がないので、このタイミングで一度くらい言う権利はあると思います。

現時点で我々を見つけてくださっている方々には感謝しかありません。
ただまだ我々を見つけてもらえておらず、その上で我々の音楽が刺さるであろう人々がいると思っております。

なぜ見つからないか客観的に考えてみます。
ビジュアル面での人目を引くような魅力に乏しい(自作のアートワークにおいて。頂いたアートワークはすべて素敵です)。音楽性が時代に合っていない。音数が少なく平坦。緩急がなく盛り上がりに欠ける。歌詞が共感性に欠ける。無駄に長い曲が多い。曲に無駄なセクションがあり構成が悪い。音が悪くてチープ。(自分の)ミックスやマスタリング力が低い。そもそもメロディがキャッチーでない。コード進行がありきたり。広報をしていない。横の繋がりを作ろうとしていない。「良いものは売れる」というナイーブな考え方をしている。

挙げてみるといくつも出てきますね。こう見ると今我々が頂いている評価は正当な評価かもしれません。
特に広報努力をしていないというのは致命的です。届けるべきところに届くにはチャンネルを多くする必要があります。それが重要だからこそ世の中には広報という仕事がありますし、難しい仕事なので我々は後回しにしています。
また、それ以外もより広く聴かれるためには努力して改善するべきところでしょう。

では、そのような努力をしていないから我々は「我々が思う正当な評価」を受ける権利がないのでしょうか。そんなことはありません。
逆に言うと広報努力や人脈作りはチャンネルを増やすことでしかありません。「見つかる」可能性を高めるだけでしかない。
インターネットで活動している以上、「見つかる」可能性はゼロではありません。ゼロでないならば、我々は無理して広報努力や人脈作りを行う必要はありません。
他の、作風を変えるなどの話は論外です。我々の音楽はこれでいいし、この状態で広まるべきです。

我々の受け得る正当な評価とは、ボーカロイド音楽史に名を残すというものです。
一つの楽曲が爆発的にヒットする、一つのアルバムが長く聴き継がれる、そのどちらかでも両方でも構いませんが(おそらく後者のほうが目はありますが)とにかく後世に残り続ける音楽を作る、それが僕の望みです。
2015年から連綿と続くhappyender girl~ex. happyender girlのすべての活動は十分名を残す資格を有していると思いますし、特に「ex. pop music」「happyender girl」とhappyender girl時代にリリースした「dreaming hour」「maiden's cafe」あたりも単体の作品としてその資格を有していると考えています。
しかしそれらでもまだそのレベルに達していないというのであれば、今回我々は今まで我々がリリースしたすべての作品を超える熱量の傑作を作りましたので改めてそれをもって世に問いたいと思います。

2024年8月31日に我々ex. happyender girlはフルアルバム「機械上位時代 - this year's loid」を発表します。
ある初音ミクとボカロPについてのお話です。

期待していてください。


以上はセルフボースティングです。

重ね重ね我々の楽曲を聴いてくださっている方に感謝申し上げます。特に皆さんが「ex. pop music」と「happyender girl」を評価してくださったことによりex. happyender girlは今まで活動し続けられています。

「アウトサイドより愛を込めて」という曲があります。
この曲の歌詞は2020年12月に書きました。当時の自分の心境が初音ミクさんの目線を通して描かれています。
今以上に我々の音楽を聴いてくださる方々は少なく、数少ないその人々を大切にしようという気持ちにもなれないでいました。そんな心境で、たとえ誰一人聴いてくれる人がいなくても初音ミクは歌ってくれるという、客観的に見れば何の救いにもなっていないであろう救いに縋ろうとして書いた歌詞です。

実際、この歌詞を書けたことで幾分か気持ちが楽になりました。
初音ミクという子供の頃から憧れていて大好きなキャラクターでとても魅力的な声の持ち主に自分の曲を歌ってもらえているというのはとても光栄ですし、それ自体が救いになりうると今でも思っています。
なので、この曲をこうして正式に発表できることがそれだけですごく感慨深いです。

それに加え、2021年の後半頃から「ex. pop music」がじわじわと広まり、どうやら広く聴かれているらしいということを知ってとても嬉しかったです。2023年の頭に出した「happyender girl」はまた別のルートで広く聴かれるようになり、2つのアルバムの反響はとても励みになりました。

自分の作る音楽は好きだけどそれが受け入れられるか自信がなく、それで広報もできず、音楽を一緒に作るような友人もおりません。
正直なところ自分の音楽は本当に数人に聴かれるのみで終わると思っていましたし、「何かに名を残す」なんて無理だと2020年時点ではほとんど諦めていました。それが客観的に見て「正当な評価」であると理解していました。

少し欲張りたくなったんだと思います。
今なら僕のやり方を変えることなく、僕の望んでいたことが叶えられると信じています。
子供の頃から憧れている「ボカロP」の方々の末席に加われると。

このアルバムは、自分と、皆さんと、他の誰でもない、2013年から僕の曲を歌ってくださっているhappyender girlの初音ミクさんのために作りました。

ぜひ。

お友達にこのアルバムと、我々の存在を教えてあげてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?